
この記事では、ブログの過去記事をリライトして検索順位を上げる方法とタイミング、注意点やコツ。また、どの様な基準で記事を選定すると良いのか。という事について実際に成果の出たやり方を元に解説します。
こんにちは!来客メディアコンサルタントの佐藤旭です。
ブログを書く方であれば一度は「リライト」についてお話を見聞きしたことがあると思います。
リライトとは、検索順位を上げたり維持する為に過去のブログ記事を「より検索ユーザーが求める内容に」加筆・修正する事を指します。
順位が下がった、上がったなど様々な情報がありますが、実際に検証でリライトをしたことにより検索順位が下がった記事はなく、全体の81%は順位が上昇、もしくは1位となりました。
つまり、検索ユーザーが特定のキーワードで検索をする意図・目的を汲み取り、Googleが推奨する形式にする事で公開当初は順位が振るわなくても、後から巻き返しがきく。という事が言える事が分かりました。
では、実際にどのようにしてリライトを行ったのか、ブログのアクセス数を上げるだけでなく、集客力・収益も増やすことのできるリライトの
- 実施する目安
- 実施する記事を見極める3つのポイント
- リライトをする5つのステップ
- 今よりも更に質を高めるためのコツ
これらを順に解説してゆきます!
- ブログの過去記事の検索順位を上げたい
- ブログの過去記事の検索順位を維持したい
- ブログから集客できる母数をさらに増やしたい
- ブログからの収益を更に増やしたい
目次
- ブログのリライトで効果と検索順位に変動のあった検証記事一例
- ブログの過去記事リライトの効果でアクセス4倍以上、収益・集客力もアップする
- リライトのタイミングは公開後3ヶ月をめどに行おう
- リライトをする際に気を付けたい3つの注意点
- 効率よく成果につながる過去記事リライトをする5つの手順
- リライトをする記事の選び方と優先順位の決め方
- リライトする記事のキーワード・クエリを洗い出すまでの流れ
- 競合リサーチでは検索者の意図・目的をくみ取とろう
- これを抑えればバッチリ!
ブログリライト18のコツとチェックポイント
- 記事の検索キーワードが何を把握する事
- 検索されたいキーワードがタイトルに盛り込まれているか
- 検索ユーザーの知りたい答え・目的達成ができるのか
- 冒頭のリード文では端的に結論を述べているのか
- ディスクリプションは正しく設定してあるのか
- 見出しタグは適切に使い、キーワード使っているのか
- 見出しの流し読みで記事の概要が把握できるか
- 検索者が知りたい、理解できる順番に記事が書かれているか
- 記事の情報は古くないか、最新か
- 参照サイトはリンク切れ等古くないか
- ライバル記事にあり、あなたのブログに不足している情報はないか
- 検索ユーザーの欲しい情報として十分か
- 余計な情報はないか
- 分かりやす言葉で丁寧に解説されているのか
- 文字ばかりではなく、画像や動画等も適切に使えているのか
- 内容が重複したページは統合させる
- オリジナリティーは出せているのか
- あなたの体験や意見は書いてあるのか
- リライトをしたら、Googleにいち早く通知しましょう
- まとめ ブログのリライトで検索順位をあげる事、1位にすることが可能!
ブログのリライトで効果と検索順位に変動のあった検証記事一例
まず、一番気になるのは「ブログの過去記事をリライトすると効果があるの?」「あるならどんな効果があるの?」という事ですよね。
ブログのリライトについて調べたところ「Googleのペナルティー対象になり検索順位が落とされてしまう」と言うお話や、「リライトをしたことで検索順位が上がりアクセスが増えた」と言うお話があり実際はどうなのか結局はわかりませんでした。
しかもリライトについて書いてある記事の多くが「この人、受け売りを書いてあるだけで検証していないだろうな」というものが非常に多く参考になりませんでした。
そこで、企画を打ち立て、実際に検証してみました。
その記事数の中で実際にどのような変動があったのか、まずは結果からお見せします。
- リライトした記事数:11記事
- 上昇:9記事
- 変動なし:2記事
- 下降:0記事
なんと、81%の記事は検索上位が上昇。最大で1位になりました。
リライト関係で調べると、検索順位が下がるとかGoogleのペナルティー対象になるとか書いてあるものがありますが、真逆の結果となりました。
もともとの記事のクオリティーが低すぎたから上がった可能性もありますが、それでも上がるという事がこれで証明できたわけです。
実は今回リライトした記事以外にも影響があり、売り上げにつながるキーワードを使い狙って書いた記事が3か月かけて一気に検索順位が上昇したものも出てきました。
リライトはかなり効果があったようです。
ブログの過去記事リライトの効果でアクセス4倍以上、収益・集客力もアップする
次に、これらの記事の順位変動によるアクセス数(PV)とブログ経由の収入の変動についてです。
やはり、検索順位が上がる以上はここも上がってくれないと意味がないですもんね!
では、どうぞ。
アクセス数は4倍に激増
6月:94,051
7月:113,268
8月:112,633
約2万程アクセスが増える結果となりました。
当初の狙いであった月間10万は超えましたし、直近ですと4,000PVあたりで安定するようになりました。
リライトをする年の1月が1,030PVからのスタートなので、実に4倍近いアクセスアップに成功しました。
アフィリエイト報酬やお問い合わせ件数も増えました
6月:64,652円
7月:67,147円
8月:102,077円
この期間、新規のアフィリエイト対象記事は増やしていません。
僕はビジネスにおいて複合的に収入を得る事をお勧めしていますが、ほったらかしで月10万円の自動収入が入るようになったのはかなりうれしいポイントでした。
また、本命のサービスも広告の利用一切なしで毎月安定してお申し込みをいただいています。
ここまでの実践結果で
- アクセス数アップ
- 収益力アップ
- 集客力アップ
この3つの恩恵がある事をお伝えしてきましたが、筆者のみならず、多くのクライアントもリライトでこれらリライトの恩恵を受けているのでまず間違いがないといえます。
リライトのタイミングは公開後3ヶ月をめどに行おう
ここまでの実践結果で、リライトは効果がある。
という事が少しわかっていただけたかと思いますが、「とはいえ、どの記事をどのタイミングで、どの様にリライトすればいいの?」と思われたのではないでしょうか。
まず、ブログ記事のリライトのタイミングですが、公開してGoogleに『インデックスをリクエスト』をしてから、大体3か月後以降を目安にすることをお勧めしています。
何故かというと、Googleに『プライマリ インデックス』『ファスト トラック インデックス』2つのインデックス(特定の語句やフレーズでの検索結果に掲載される事≠検索上位)があり、順位が安定するまでに期間がかかる為です。
また、あまりにも期間を空けすぎてしまうと、もしコンバージョンに繋がっていても、改善が遅れてしまい、集客のチャンスを逃しかねないからです。
では、この次から、具体的なステップとリライトをするコツについて解説してゆきます。

記事公開直後に検索上位にあったはずが、数日で圏外に飛んでしまっている場合は、『ファスト トラック インデックス』という事になります。
また、検索順位は変動しやすい為、短期間での判断は禁物です。
強豪が強いキーワードですと、戦略的に半年~1年かけて攻めるケースもありますからね!
リライトをする際に気を付けたい3つの注意点
具体的なステップに進む前に注意点が3つあります。
必ず保存しておいて下さい
リライトは検索順位を上げる為に実施しますが、場合によっては落ちてしまう事もあります。
その時に、どこを変えた事で落ちてしまったのか。という事が分からないと元に戻す事が出来ません。
ですので、リライトをする記事は必ず保存をしておくようにしましょう。
私の場合は、メモ帳に変更点と共に分かるように保存しています。
一気にリライトをする際は、エクセルシート等でいつどの記事をどのようにリライトしたのかが分かるようにする事をお勧めします。
他者の記事を書き替える事はリライトではありません
一部で他人の記事を自分の言葉に置き換えて記事にすることをリライトだと思われている方もいらっしゃいますが、これはただのパクリ。
もしくは類似したコンテンツを作成するだけになってしまいます。
こうしたコンテンツは、独自性が無く、そもそもあなたの記事でなくてはならない理由が無い為、Googleはもちろんの事、ユーザーにも評価されません。
表面的な文面を書き換えるのではなく、そのキーワードで検索するユーザーが一体何を目的として調べているのか。
という事をリサーチして汲み取ったうえで、それに答えるようにしましょう!
著作権に注意しましょう
場合によっては、他社(もしくは者)のデータなどを引用するケースがあるかもしれません。
特にはエビデンス(根拠)を提示する事で、あなたの記事で書いてある事が信用に足りるのかどうか。
と言う際に引用されるケースがあると思いますが、引用時は
- 引用タグを使う事
- 引用元のページを掲載する事
これらを徹底しましょう。
また、写真や画像には著作権があります。
最近はSNS等で著作権の侵害が問題となり、裁判沙汰になるケースもあります。
ですので、もし他社のサイトに掲載されている画像などを引用したい際は、予め運営者に問い合わせ、許可を得ておくことをお勧めします。
できれば、画像などは著作権フリーですとか、商用利用可能な素材サイトから購入などをして活用するのがベストです。
効率よく成果につながる過去記事リライトをする5つの手順
ここからは、効率よく成果につながる過去記事リライトをする5つの手順について解説してゆきます。
過去記事をリライトするまでの手順は以下の流れとなります。
読んでいただくと分かりますが、実はリライトの方が新規で記事を作成するときに比べて労力がかかることが多いのです。
ただし、先に解説をしたリライトをする価値がある記事であれば、苦労の先に今よりもより安定・拡大した集客や収益が見込めますので、「十分に実施をする価値がある」という事を念頭に入れておきましょう!
- リライトをする記事の選定
- Googleサーチコンソールを使い、リライトをしたい記事の検索クエリを洗い出す
- 洗い出したクエリから、最もアクセスが欲しいキーワードを決め、リサーチを行う
- リサーチ結果をもとに、記事に加筆・修正を行う。同時にこの先で解説してある18のポイントを押さえる様にする。
*リライトを実施する際は、事前に実施前の状態の記事をメモ帳などに保存をしておきましょう。 - Googleサーチコンソールで『インデックス登録をリクエスト』を使い、更新を通知する。
図でまとめると以下のステップになります。
慣れてしまえば、リサーチの段階でおおよそやるべきことがわかる様になります。
初めは慣れない作業かもしれませんが、リライトをすることがあなたのブログの集客力と収益力を上げる近道ですから、ぜひめげずに取り組んでください。

あなたの記事を開きながら、これらが押さえられているのかどうか、しっかりとチェックしましょう!
リライトをする記事の選び方と優先順位の決め方
まず、リライトをする記事を選定する基準ですが
- コンバージョンに繋がっている記事
- アクセスを集めてくれている看板記事
- どうしても検索1位を獲りたい、狙っている記事
この3つ、どれかに当てはまるものにすることをお勧めします。
何故なら、
- ブログはどんどん記事が増えてきますから、順番にやっていたら、らちが明かなない事。
- そして、集客とまったく関係のない記事に労力を割くことは、時間の無駄になってしまう事。
この2つが理由に挙げられるからです。
ブログには明確な目的があるはずですから、最優先は現在集客もしくは売り上げにつながっている記事を探すところから始めましょう。

例えば、Google広告キーワードプランナーで月間平均検索ボリュームだけで判断はしない事。
検索ボリュームは大きくても、コンバージョンに繋がらないケース、最悪クリックされないキーワードも存在します!
リライトする記事のキーワード・クエリを洗い出すまでの流れ
ここからは、先にお伝えしたリライトをする記事を選定し、その記事がどんなキーワードで現状インデックスされているのか。
という事を調べる流れについて解説します。

コンバージョン(集客・売り上げ)に繋がりやすい記事の探し方
まずは、コンバージョンにつながる記事の探し方です。
コンバージョンとは、予めあなたが決めていた『ブログで望む成果』の事を指します。
例えば、
- お問い合わせ
- お申し込み
- 商品購入
等が当てはまりますね。
ブログで集客などの成果に繋げる為には、成果に繋がる記事が何なのかを把握し、それを伸ばす事が何よりも大事です。
そうする事で、例えば月に1件しかなかったお問い合わせ件数を10倍、20倍へと増やすことができます。
コンバージョン設定をもしまだしていなければ、『ブログ集客のキモとなるコンバージョン設定方法まとめ』で詳しく手順を解説しています。
事前に登録をしておきましょう。
設定済みのコンバージョンから、導線となった記事を探す方法は、こちらの『GoogleAnalyticsを使いブログ内コンバージョン率を測定する方法』で詳しく解説しています。
この手順に従い、あなたのブログの集客記事を洗い出してください。
これがまずはリライトの第一歩となります。
アクセスアップに繋がる記事の探し方(Googleアナリティクス)
次に、アクセスを集めてくれる『看板記事』が何なのかを知り、リライト候補を見つけて行きます。
Googleアナリティクスにログインし、『集客』⇒『サマリー』⇒『Organic(検索エンジン経由)』⇒『ランディングページ』でこのような画面が表示されます。
ブログにおいて、大体トップ2割の記事が全体のアクセスの8割を。残りの8割が残りの2割のアクセスを集めてくれています。
ですので、まずはアクセスがさらに集まる可能性の高い記事からリライトをする事で、効率よく成果を狙える事が期待できます。
ここでまずは上位10位くらいの記事のURLをメモしておいてください。
この次のステップで、その記事が
どんなキーワードでインデックスされていて
- 今何位なのか
- という事を調べる事が出来ます。
ここで更に順位が上げられる記事を選んで行きます。
リライトをする記事のキーワード(クエリ)を調べる方法
ここまでで、
- 集客に貢献している記事
- 更にアクセスアップが見込める記事
この2つのリストが出来ているはずです。
『どうしても検索1位を獲りたい、狙っている記事』に関しては、その記事のURLをリストアップしましょう。
これで、3種類の記事のURLリストが出来上がりました。
ここからは、Googleサーチコンソールを使い、『検索アナリティクス』から該当記事のキーワードの抽出を実施をして行きます。
キーワードの調べ方は、『Google Search Consoleで記事の検索キーワードを調べる(抽出する)方法』記事で詳しく手順を解説していますので、あなたがリライトをする記事をどれにするか、そしてどのキーワードに対してリライトをするのか。という事を決めてゆきましょう!
これをする事で、あなたの記事の競合記事をそのキーワードで検索することで調べる事が出来るようになります。
そうする事で、後述する
- 検索ユーザーの意図・目的
- ライバルサイトから評価されているポイント
これらをリサーチする事が出来ますので、漠然と記事をリライトするのではなく、よりあなたの記事が響く検索ユーザーの使うキーワードで検索上に表示させる対策が取りやすくなります。
『番外編』アクセスアップに繋がる記事の探し方(Googleサーチコンソール)
アクセスアップをさせる為には、現状アクセスを集めている記事以外に、『順位こそ振るわないが、表示回数が多いキーワードを狙う』と言うやり方もあります。
これを『お宝キーワード』と呼んでいますが、表示回数が多いという事は、検索順位を上げる事でより多くのアクセスを集められる可能性が高くなります。
ですので、リライトをする際に余裕があればこのお宝キーワード探しも是非実施してみて下さい。
ここで使うのは、Googleサーチコンソールです。
Googleサーチコンソールの登録方法については、『Googleサーチコンソールに登録し、サイトマップを送信するまでの手順』で詳しく解説しています。
未登録の方はこれを機に登録しておきましょう!
Googleサーチコンソールにログインをしたら、『検索アナリティクス』の画面をまずは表示させます。
そうすると、下の図の様なメニューが表示されていますので、図の様にチェックを入れてください。
次に、同じ画面の少し下で図の様に『表示回数』でソート(並び替え)します。
これにより、Googleにインデックスされていて、検索上位表示されればアクセスアップが望めるキーワードと記事が何なのか?を知る事ができます。
尚、Googleにインデックスされている=アクセスがある訳ではありません。
実際に検索していただければわかりますが、検索結果は100件まで。しかも2ページ目以降が開かれることはほぼありません。
要は、検索1ページ目(10位以内)に表示されないとインデックスされても殆ど意味がないという事です。
では、実際に検索上位表示されている記事が何か?調べるには同じ『検索アナリティクス』画面上の4つの項目で『掲載順位』をクリックすると、上位表示されているキーワードとその記事が何かを知る事ができます。
私がリライトをするときに特に力を入れているのは、『表示回数が多い記事』と『クリック数が多い記事』です。
表示回数が多い記事は、表示順位が上がれば更なるアクセスアップが見込めます。
クリック数が多い記事は、ブログにアクセスを集めてくれる看板記事です。
この記事は、順位の維持もしくは更なる順位アップを狙う事で、更なるアクセスアップにつなげる事ができます。
*Googleアナリティクスで調べたアクセスを集めてくれる記事とここは一致するはずです。
ソートができたら、実際に『クエリ』でそのキーワードで検索にインデックスされている記事が何かをまずは知りましょう。
図のように、キーワードの隣のマークをクリックすると実際の検索結果画面が表示されます。
『検索アナリティクス』で表示されていた『順位』と大体同じランキングで自分の記事があるはずです。
ここで重要なのは、自分よりランキングが上の記事が何か?そしてその記事を次にあげることに着目してリサーチをしてゆきます。
インデックスされている記事はチャンスがあるんです!
また、自分の記事より上位表示されている記事には、アクセスアップ・マネタイズに繋がる沢山のヒントが隠れています。
競合リサーチでは検索者の意図・目的をくみ取とろう
ここまでで、
- コンバージョンに繋がっている記事
- アクセスを集めてくれている看板記事
- どうしても検索1位を獲りたい、狙っている記事
この3つの記事それぞれに対して、リライトをするキーワードの抽出までができたはずです。
ここからは、実際にそのキーワードで検索し、『リサーチ』をして行きます。
なぜリサーチが必要かというと、
- 自分が思っているキーワードの意図と、検索ユーザー(読者さん)がそのキーワードで求める答え…つまりは検索意図や目的に答え切れていない事があるから。
- そして、Googleがそのキーワードで上位表示させる基準を見極め、あなたのブログ記事に足りなかったり、不要な情報がないかどうかを知る必要があるから。
この2つの理由が挙げられるからです。
つまり、検索上位に相応しいと評価される為、「あなたの記事」と「実際に評価されている記事」の違いを見つけるのがリサーチだ。という事です。

とは言え、これまでの検索ユーザーの動向を解析した膨大なデータを基にアルゴリズムが決められているので「目に見える情報を正解とするのではなく、それは一体どんな意図・目的でユーザーが求めているのか」と言う所まで考察するようにして下さい。
リサーチの手順
まず、ここまでで抽出をしたキーワードで実際に検索をして、最低でも上位5位。
できれば10位まではランクインされた記事に目を通してください。
そして、その記事に共通する情報を見つけ出します。
その共通することが検索ユーザーが求めている答えであり、何を目的としているのかという事を知る糸口となります。
その上で、自分が書いた記事と事と同じか違うのかを把握して修正して行きます。
検索上位に上がれない一番の原因は、ここです。
リサーチ時にメモしておくと良い事を簡単な図にまとめました。
これらをまずは全て埋めて行きましょう。
これらの要素を揃えることで、単なる情報を網羅記事ではなく、あなただからこそ書けるオリジナルの記事となります。[/voice]
キーワードのリサーチの効率化を図りたい方は、私が使っているこの解析ツールを使うのも手です。
あって損はないので、検討してみるのも手です。
とにかく重要なのは、「自分にとってすごい情報だったからあなたにもいいはず」ではなく、「困っているあなたの解決方法として自分の持っているこの情報があいますよ」という考え方で記事を構成することです。
前者は勧誘と何も変わらず、それでは相手には入っていきません。
しっかりと、ターゲットの目的や悩みを把握し、それに答える事に徹することで記事の質は評価されるようになります。

アフィリエイトをされている方は、関連商品のリサーチを後から行うと良いですね!
記事の書き方やキーワードについて分からなかったらこの記事で解説しています
細かいリライトのポイントはこの次に解説しますが、記事の構成も重要です。
何故なら、検索ユーザーが知りたい事がこの記事にあるという事を伝えた次に必要な事は、知りたいとされる情報を知りたい順番で分かりやすく構成させないと、読まれないからです。
記事の書き方をテンプレートに沿って身につけたいという方は『これで解決!恐ろしく読まれるブログ記事の書き方と構成テンプレート』で詳しく解説していますので、併せてご活用下さい。

逆を言えば、それだけよくできる「伸びしろ」がある。という事なので、ワクワクしますね!
これを抑えればバッチリ!
ブログリライト18のコツとチェックポイント
ここまでで、ブログのリライトをする記事を選定し、キーワードを抽出し、リライトをする記事の競合リサーチまでの流れをお話してきました。
リライトで何よりも大切なのは、検索をするユーザーの意図・目的を汲み取ってそれに答える記事を書き、とにかく分かりやすくする事です。
実際にリサーチをして、相違点を洗い出すと、足りなかったことに多く気がつくと思います。
ここからは、記事の質を高めてゆく為にリライトを実施してゆくわけですが、間違ってもやってはいけないのは、『コピペ』する事です。
コピペをしただけでは、あなたの記事である必要性が無い。事になりますので、くれぐれも注意しましょう。
では、ここまででまとめたデータを元にどのようにしてリライトをしてゆけばいいのか。
大きく分けて18のコツがありますので、それぞれ解説して行きます。
私の実体験で、検索した結果ページで分からないことがあり、さらに調べ・・・そのページで分からなくてさらに調べ・・・と検索難民になってしまう事があります。
ライバル記事がそういった検索に検索を重ねなくては分からないような内容であれば、簡潔に分かりやすくまとめるだけでも一気に差別化を図ることができる様になります。

記事の検索キーワードが何を把握する事
まず大切なのは、『キーワード』です。
ブログは漠然と書いてもアクセスが集まりません。
なぜなら、検索ユーザーはキーワードを使って検索をするからです。
リライトをする際にはまず、あなたの記事がどんなキーワードで検索されるために書かれたのか。
と言う事を把握しましょう。
検索されたいキーワードがタイトルに盛り込まれているか
次に、『狙ったキーワードがタイトルに適切に盛り込まれているか』と言う事を確認してください。
検索ユーザーは、検索結果のタイトルを見てその記事を読むかどうかを判断します。
例えば、新宿駅近くのラーメン屋の特集をした記事があったとします。
この時、検索ユーザーの多くは『新宿 駅近 ラーメン』などのキーワードで検索をしますよね。
この時、検索結果で表示されるタイトルにもこれらのキーワードが盛り込まれていないと、その記事が目的のものかどうかが分かりません。
そうならない為に「この記事では、あなたが検索した事について書いてありますよ!」という事がすぐに分かる様、キーワードは入れる事が好ましいと言えます。
タイトルの案が浮かばない時は、リサーチ結果でどの様なタイトルが検索上位に表示されているかが分かるので、盛り込み方を真似てみましょう!
検索ユーザーの知りたい答え・目的達成ができるのか
次に、『検索キーワードで求められている答えになる記事になっているのか』と言う事を確認してください。
なぜなら検索をするユーザーは、そのキーワードを使い、目的達成をする為の答えや方法を探しているからです。
例えば、以下の様な例ではいくらキーワードを狙っても検索上位に掲載されることはありません。
この例は本当によくあるのですが、実際に検索をしてみるとそのキーワードの検索結果と記事の中身が大きく異なることが分かります。
- 間違い例1の場合:記事の中身は、ブログ記事の書き方。
ターゲットは「ブログ記事の書き方」を知りたい人であり、WordPressブログについて検索をしている人が、求めている答えではない。 - 間違い例2の場合:記事の中身は、腰痛の原因について。
ターゲットは「腰痛の原因」を知りたい人であり、○○駅の整骨院ついて検索をしている人が、求めている答えではない。 - 間違い例3の場合:ママ友は、子連れでランチができる場所を知りたいのであり、オシャレかどうかは実は二の次。
つまり、ママ友たちと子連れでランチが食べられる、新宿近辺(駅近だとなお良い)のお店の情報を記事にすることが大切。
この様に、答えを知ったうえで改めて読み直すと「確かにこれで検索はしない」と思ったのではないでしょうか。
こうしたキーワードと記事の内容のずれが確認できた場合は2通りのリライト方法があります。
- キーワードに合わせた記事の中身に修正をする
- 記事の中身に合わせたキーワードを再度選定し、タイトルに盛り込む
このどちらかで解消させる事が出来ます。
冒頭のリード文では端的に結論を述べているのか
次に『ブログ記事の冒頭のリード文で端的に結論や記事の概要を述べているか』確認をしてください。
なぜなら、読み進める前に「この記事に読む時間を割く事で欲しかった答えが得られるのか」と判断をするからです。
その為、記事の冒頭文章では端的に以下の事を述べるようにまとめてください。
この記事を読む事で○○のキーワードで検索をしたユーザーの求める○○と言う解決方法が分かる(解決する)という事。
例えばですが…。
手順に沿って進める事で△△が出来るようになるので、参考にして下さいね!
後述しますが、リード文が抜粋され、検索結果の記事のディスクリプションに適用されるケースもあります。
ですので、冒頭の120文字はディスクリプションと同じ内容にするのがお勧めです。

『SEO効果もあり、集客に繋がるブログ記事の冒頭文章(リード文)の書き方』で詳しく手順を解説していますので、あなたの記事の読者の属性に最適な文章を書きましょう!
ディスクリプションは正しく設定してあるのか
次に、ディスクリプションと言って記事の概要の設定が正しくされているのかどうかを確認してください。
ディスクリプションは記事内では確認できませんが、
- Googleに記事の概要を伝える為
- 検索結果画面で表示され、検索ユーザーがどの記事を読むか判断をしやすくする為
この2つの為に必ず設定をしておきましょう。
ディスクリプションは検索結果画面に合わせ、120文字以外が理想です。
先にお伝えしたリード文と同じく、端的に「検索ユーザーの目的達成がこの記事ではできるのだ。」という事をまとめましょう。
見出しタグは適切に使い、キーワード使っているのか
次に、『見出しタグを適切に使えているのか』と言う事を確認してください。
よく勘違いしている方いますが、見出しタグは文字を強調する装飾機能ではありません。
見出しタグは原則的に『h2』を使用してください。
『h1』を使う方がいますが、タイトルで一度使われている為、本文中では使用しません。
以下の図のようになるよう、見出しを使ってください。
また、次で説明をしますが、読者は、まずざっと流し読みをする傾向があります。
その際に、読者が知りたかった事の主語であるキーワードが見出しに入ってると、より効果があります。
Google自体、記事全部を精読しているわけではなく、タイトル(h1タグ)や見出し(h2タグ以降)を中心に本当キーワードで検索をするユーザーが欲しい情報が見出しを見ただけでも分かるのかどうかチェックしているようです。
これは、先に述べた流し読みをする読者の行動と照らし合わせても理にかなっていますので、是非やってみましょう!
見出しの流し読みで記事の概要が把握できるか
次に、『見出しだけで記事の概要が把握できるようになっているか』と言う事を確認して下さい。
多くの検索ユーザーは、じっくりと読みこむ前にざっと流し読みをし、自分の欲しかった情報がどこにあるのかを把握しようとする傾向が強くあります。
実際にあなたも日ごろ記事を読むとき、まずは流し読みをする事が無いでしょうか。
あれと同じことを検索ユーザーもする。と言う事です。
ここで重要になるのが『見出し』です。
見出しは流し読みの時に目立つので、「ここに情報があるのか」と拾ってもらいやすくなります。
見出しでは、検索ユーザーが欲しい情報の要点を記述するようにしてください。
検索者が知りたい、理解できる順番に記事が書かれているか
次に、『検索ユーザー知りたい順に記事が構成されているのか』と言う事を確認して下さい。
いくら内容が濃くても、知りたい順番に情報が得られないと検索ユーザーはストレスを抱えてしまいます。
例えば、カレーの作り方の記事があったとします。
最初に煮込むところから始まらないですよね。
具材や道具を揃える所から始まるはずです。
例えがちょっと極端ではありますが、特定のキーワードで検索をするユーザーは答えを知る順番も知りたがっています。
分かりやすい話、『上から順に読み込んで実践すればその通りになるように記事を構成』させてくださいね。
記事の情報は古くないか、最新か
次に『記事情報そのものが古くないか、最新なのか』と言う事を確認してください。
大抵の情報は、半年~1年も経過すると古くなってしまいます。
特にトレンドで移り変わりの激しいジャンルやアプリやツールなどの解説記事は、定期的時情報のアップデートが必要です。
例えば、Facebook一つとっても、半年もたてばレイアウトや仕様の変更が必ずあります。
この様に多くの情報が一度公開されたそのままだからこそ、最新の情報に差し替えるだけでもかなり効果があります。
つまり検索をする際に、情報が古いものが検索上位に掲載されている場合はチャンスとも言えますね!
尚、情報を最新のものに更新した際は、冒頭でその旨を掲載するといいですね!

参照サイトはリンク切れ等古くないか
次に、『リンク先のリンクはまだ有効なのか』と言う事を確認してください。
外部サイトへのリンクをしていた場合、気が付くと記事が無くなっていることがあります。
また、場合によってはあなたのブログ内の記事が削除やリライトなどでリンクが変わっていたり、なくなっているケースもあります。
参照元のサイトとして掲載している場合も、その情報が古いケースもありますので、その場合は最新の情報が掲載された記事のリンクにさせましょう。

記事単体で検索を狙うより、関連記事同士をリンクで繋げるほうが『検索ユーザーに拾われやすい』『ブログ内でユーザーに回遊してもらいやすい』という、効果も見込めます!
ライバル記事にあり、あなたのブログに不足している情報はないか
次に、『ライバル記事にあり、あなたのブログに不足している情報はないか』と言う事を確認して下さい。
- 時間が経過し、読み返してみると情報が不足している事に気付くケース。
- また、実際に検索をしてみるとライバル記事に比べて情報が不足しているケース。
これらがよくあります。
改めて読み込んで、「他に足りていない情報はないのか」と言う事をチェックして下さい。
検索ユーザーの欲しい情報として十分か
次に、『検索ユーザーの欲しい情報として十分なのか』と言う事を確認してください。
情報の不足と一部重複した内容ではありますが、よくよくリサーチをすると実は情報が一部欠けているケースがあります。
これはまさしくチャンス!なのですが、例えば最新の情報が不足しているなども挙げられます。
最初にお伝えしたように、特定のキーワードで検索をするユーザーは、その答えを求めています。
答えとして十分なものなのか、見直してください。
余計な情報はないか
次に、『余計な情報はないか』と言う事を確認してください。
情報は多ければいいわけでなく、求められている答え以上のものは原則不要です。
たまにどうしても伝えたいことがあり、話がそれてしまう記事になってしまう事があります。
しかし、検索ユーザーはあくまで解決策を知りたいだけなので、極力余計な情報は盛り込まないようにしてください。
どうしても伝えたい場合は、あとがきや、まとめで関連記事として紹介をするという手がありますので、本文と切り分けて記述するようにしましょう。
分かりやす言葉で丁寧に解説されているのか
次に、『記事の中身は分かりやすい言葉で丁寧に解説されているのか』と言う事を確認してください。
検索ユーザーは分からなくて検索をしているので、極力かみ砕いた言葉を使ってください。
これは、専門家の方に多く見られる傾向ですが、一般の悩んで検索をしているユーザーは、「言葉の専門性よりも、いかに自分に分かりやすいか」を重要視します。
どうしても専門用語を使わなくてはならい場合は、注釈でそれが何を意味するのかと言う事を入れる事をしてください。
最悪の場合、言葉が分からなくて更に検索をする為に記事が閉じられて(離脱されて)しまいます。
文字ばかりではなく、画像や動画等も適切に使えているのか
次に、『文字ばかりではなく、画像など適切に使えているのか』と言う事を確認してください。
ブログは読み物ですが、画像や動画を使う事でより伝わりやすく、滞在時間を伸ばす効果もあります。
特に日本人の場合、漫画に慣れ親しんでいる方が多いのもある為、画像を使うと「分かりやすい」と喜ばれるケースが多いんですよ。
より記事の中身の理解度を上げる為、画像や場合によっては動画を活用するようにしてください。
内容が重複したページは統合させる
次に、『内容が重複した記事が他にないか』と言う事を確認してください。
記事が増えてくると、実は中身が一緒だった記事が出来てしまうケースがあります。
重複した記事は、Googleでは評価されず検索順位を落とされてしまう原因になります。
重複した記事があった場合は、記事を統合し、削る記事をGoogleに申請をして削除してもらうようにしてください。
また、同時に削除する方の記事もインデックスされている場合は、統合先の記事にURL転送されるように設定をしてください。

オリジナリティーは出せているのか
次に、『オリジナリティが出せているのか』と言う事を確認してください。
情報が似たり寄ったりの記事では、ライバル記事とは差別化が出来ません。
これは、無理に内容を盛り込むという意味ではありません。
例えば、対話形式で解説を分かりやすくしたり、オリジナルの画像を使うというだけでも差別化はできます。
尚、ブログ上でのあなたの「キャラ」や「立ち位置」を決め、その視点で書くとファンがつきやすくなりますよ!
あなたの体験や意見は書いてあるのか
次に、『あなたの体験や意見は書いてあるのか』と言う事を確認してください。
ジャンルにもよりますが、情報が羅列されているだけでは、「あなたのブログから読む」価値を感じてもらえません。
そんな時にお勧めなのが、「あなたの体験や意見を掲載する事」です。
例えば、「実際に検証をした結果こうだったよ」や「こんな意見があるけど、私はこう思う」と言った事です。
一見細かいところなのですが、こうしたところでオリジナリティーがでますし、「この人の意見に賛成だな!」「この人の解説はホント分かりやすい!」といった信用を得られるようになります。
特に集客をしたい方は、この「誰が書いているのか」と言う事を強調することが肝になります。
リライトをしたら、Googleにいち早く通知しましょう
最後に、リライトが終わったら『インデックス登録をリクエスト』機能を使い、Googleにいち早く通知しましょう。
これをする事で、あなたの記事をGoogleにいち早く取りに来てくれ、最新の情報に更新をしてくれます。
やり方は『Googleサーチコンソールでインデックス登録をリクエストする方法と手順』で詳しく解説しています。
まだ使った事が無い方は、この機会に覚えておくと、お得をしますよ!
まとめ ブログのリライトで検索順位をあげる事、1位にすることが可能!
という訳でブログのアクセス数を上げるだけでなく、集客力・収益も増やすことのできるリライトの
- 実施する目安
- 実施する記事を見極める3つのポイント
- リライトをする5つのステップ
- 今よりも更に質を高めるための18のコツ
これらを順にお伝えしてきました。
ブログを書く上で、ライティングスキル不足や書き方がよく分からず、記事の評価をGoogleから思ったよりされないという事は、恐らく大抵の方が経験済みだと思います。
私も洩れずにどれだけ書いてもアクセス数が一切伸びず苦しんだ一人です。
大抵の場合、ここで諦めてしまいますが、重要なのはここからです。
何でも数稽古だという事は言われていますが、ブログも同じです。
やはり定期的に書いている人は文章力が向上しますし、伝える力が強くなります。
ですのでリリース後改めて見直すと、「あれ、この文章おかしいぞ」とか「ここはこの表現の方が伝わりやすいぞ」という事に気が付くことができます。
そしたら、記事の質を上げられるチャンスです。
また、一部の情報をもったいぶって記事にしない方がいますが、それはメルマガでやった方がいいです。
なぜなら、ブログではその場で解決方法が分かるものが評価されるからです。
と、いう訳でリライトは効果があります。
ただし、中途半端なことをすればそれこそペナルティー対象になりかねない事。
そしてなにより中途半端な記事では読者さんに応えられないので、検索上位には入れないという事は念頭に入れておくとよいと思います。
Googleのアルゴリズムは日々変化していて、大きなアップデートがあると一気にアクセスが増えるブログもあればその逆もあります。
ですので、その過程で今まで通用していた方法が通用しなくなり検索順位を落としてしまった。と言う事もあると思います。
しかしこれはどういったことかと言うと「質の高い記事(コンテンツ)が優先的に上位表示されやすくなってきている」という事です。
パンダアップデートやペンギンアップデートは、ブラックSEOと呼ばれた小手先テクニックで量産されたサテライトサイトやコピペサイトを検索結果に表示されなくするのが主な目的ですからね。
ですので、「Googleのアップデートで大変だ!」と騒ぐ人はこれからもそのたびに騒ぐことになると思います。

受け売りで記事を書いても誰の為にもなりません。
自覚をもって取り組むとしんどいところもありますが、その分成果が出るのでとても楽しくなりますよ!
何よりもあなたを必要とする読者さんに記事が届きますように!