昨今のメタバースの世界は急速に広がり続けており、その中でも特に「Spatial(スペーシャル)」に興味を持っている方は多いのではないでしょうか。
しかし、「Spatialで実際に何ができるのか?」「ビジネスや教育でどう活用できるのか?」といった疑問や、「アカウントの作り方は?」「空間の作成方法は?」など、始め方についての不明点があるかもしれません。
安心してください。この記事を読めば、Spatialに関するこれらの疑問が解決します。
なぜなら、この記事ではSpatialの基本から応用まで、その特徴、利用方法、活用事例、そして始め方についてわかりやすく解説しているからです。
具体的には、ビジネスでの利用例から教育分野での活用法、エンターテイメントとしての事例まで、Spatialを使いこなすための情報が満載です。
これからメタバースSpatialを始めたい、と考えている方にとって、基本的な内容がまるっと分かる内容となっています。
ぜひ最後までお読みいただき、Spatialで新たなバーチャル空間の可能性を探求してください!
佐藤 旭:起業家Vtuber / メタバースプロジェクト「Worweld」リーダー
2022年に初めてメタバースの世界に触れたことをキッカケに魅了され、「次世代のビジネスモデルをクリエイターと創り、他事業のマーケティングに貢献する」をコンセプトにメタバースプロジェクトを発足。
地方創生のメタバースプロジェクト参画や、世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」内のイベント登壇などの経験があります。
この記事の目次
Spatialとはどんなメタバース?
Spatialは、バーチャル空間(メタバース)の中で、ユーザーが新しい形のコミュニケーションやコラボレーションを行うことができるプラットフォームです。
例えば、ビジネスミーティング、教育、イベント開催、あるいは友人や家族との交流の場として、リアルな体験をバーチャル世界で実現することが可能です。
このセクションでは、そんなメタバースであるSpatialがどのようにしてこれらの体験を提供しているのか、その仕組みや特徴について解説します。
また、メタバースがそもそも何なのか。と言うことについても触れますので、メタバース自体が初めての方もご安心ください。
そもそもメタバースとは?
メタバースとは、仮想空間(バーチャルスペース)を通じてユーザーが交流したり、活動できるデジタル世界のことを指します。
ユーザーはアバター、つまり仮想世界内での自己表現のためのキャラクターを通じて、様々な活動を楽しむことができます。
例えば、メタバース内では、ビジネス会議から教育、エンターテイメントまで、幅広い活用が可能です。
また、企業は仮想空間内で製品展示会を開催したり、オンラインでの社内研修を行ったりすることができます。
更には、個人ユーザーはゲームやコンサート、展示など、多様なエンターテイメントを楽しんだり、他のユーザーと交流することができます。
この他にも、NFT(非代替性トークン)のような新たな技術と組み合わせることで、仮想世界での所有権の表現や貨幣の取引も実現しています。
Spatialを含むメタバースは、私たちの生活や働き方に革新をもたらす可能性を秘めていることから、近年急速に注目を浴び始めています。
メタバースSpatialの特徴と料金体系
Spatialは、仮想空間内での交流やイベント開催などを可能にするメタバースプラットフォームの一つです。
その最大の特徴は、利用者が自分の3Dアバターを通じて、バーチャル空間内での会議、プレゼンテーション、教育、あるいはアートの展示など、多岐にわたる活動をリアルタイムで行える点にあります。
Spatialは特にビジネス利用に注力しており、VR(仮想現実)技術を活用した会議やコラボレーションツールとして、世界中の企業や教育機関から注目を集めています。
また、ユーザーは自由に空間をデザインでき、自分だけのメタバースを構築することが可能です。これにより、ユーザーは自分のアイデアや創造性を存分に発揮し、他のユーザーと共有することができます。
加えて、SpatialではNFT(非代替性トークン)を用いたアート作品の展示や販売もサポートしており、アーティストやクリエイターに新たな収益モデルを提供しています。
このように、Spatialは仮想空間内での新しい形のコミュニケーションや表現、ビジネスの可能性を広げるプラットフォームとして、その機能や利用方法が日々進化しています。
Spatialを利用することで、ユーザーは地理的な制約を超えた交流やコラボレーション、さらには教育やエンターテイメントの新しい形を体験することができます。
バーチャル空間でのリアルな体験を通じて、Spatialは私たちの働き方や学び方、さらには遊び方に革新をもたらしているのです。
Spatialの主だった特徴は以下の通りです。
リアルタイム接続
Spatialは、ユーザーがリアルタイムでコミュニケーションし、協働することを可能にします。これにより、遠隔地にいる人々もまるで同じ部屋にいるかのように交流できます。
3Dアバターと空間の制作やカスタマイズが可能
ユーザーは、用意されたパーツだけでなく、自撮り写真から3Dアバターを作成し、自分のバーチャル身体をカスタマイズできます。また、空間のデザインも自由に行えるため、誰でも手軽にメタバース空間を作ることができます。
多様な活動に対応
会議、プレゼンテーション、教育セッション、アートの展示など、さまざまな活動がSpatial内で実施可能です。また、最近はゲームのスペースが流行っており、ビジネスからエンターテイメントまで幅広い用途での活用がされています。
VRとPCのクロスプラットフォーム対応
SpatialはVRデバイスはもちろん、PCやスマートフォンからもアクセス可能です。これにより、より多くのユーザーが簡単にSpatialの世界を体験できます。
「まずは手軽に体験してみたい」と言う方でも、何か新たに購入する必要がないため、利用障壁はかなり低いです。
NFTアートの展示と販売が可能
SpatialはNFT技術を利用したアート作品の展示や販売をサポートしています。アーティストにとって新たな収益源となる可能性を秘めています。
また、独自の専用スペース作成で使える有料テンプレートも仮想通貨で購入できるなど、昨今注目を浴びているブロックチェーンとの親和性の高さが挙げられます。
Spatialの利用料金
Spatialでは、メタバース空間を利用するための様々な料金プランを提供しています。これらのプランは、個人ユーザーから大企業まで、幅広いニーズに応えるために設計されています。料金体系は大きく分けて、無料プランと有料プランにカテゴリ分けされています。
無料プランでは、基本的な機能へのアクセスが可能で、個人ユーザーがSpatialの世界を体験するには十分な内容が含まれています。このプランでは、限られたバーチャル空間の作成や、簡易的なVR会議の実施などが可能です。
一方、有料プランでは、より高度な機能や、商用利用に適したサポートが提供されます。例えば、より大規模なバーチャル空間の作成、ブランドカスタマイズのオプション、進化したコラボレーションツールなどが含まれます。有料プランは複数のレベルが用意されており、ユーザーのニーズに応じて最適なプランを選択することが可能です。
また、企業や教育機関向けには、団体専用のカスタマイズプランも用意されており、専任のサポートチームやセキュリティ機能の強化など、プロフェッショナルな利用に必要な機能を提供しています。
また、Spatialでは一部、Robloxのようにゲームがあり、そのゲームで使えるコインの販売も行っています。コインの課金は必須ではないですが、コインを使うことでソシャゲのようにゲームを有利に進めることができます。
詳しい料金体系は、以下Spatialの公式サイトにてご確認いただけます。
→Coins and Pricing(Spatial公式サイト)
Spatialでできること
Spatialを通じて、私たちはバーチャル空間で何をすることができるのでしょうか。このセクションでは、Spatialが提供する多彩な可能性やできることについて解説します。
Spatialは、プラットフォームが一方的に提供するサービスを利用するのではなく、ユーザー自らイベントの開催をしたり参加したり、独自のメタバース空間の制作、ビジネス会議まで、様々なニーズに応えることができるプラットフォームです。
また、VR技術を活用したリアルタイムコミュニケーションは、遠く離れた人々を瞬時につなげ、共有体験を可能にします。
読むことで、Spatialを使った新しい形の交流や、ビジネス、教育での応用方法についての理解が深まるでしょう。
あなたの目的に合った使い方を見つけるためにも、ぜひ読み進めてみてください。
イベントの開催や参加
Spatialでは、ビジネスミーティング、教育セミナー、アート展示会、エンターテインメントイベントなど、様々なバーチャルイベントの開催が可能です。
この多彩なイベントに対応した柔軟性は、Spatialが提供するメタバース空間の強みの一つであり、ユーザーが制約を設けずに自由に活動しやすくなっています。
開催者は、目的に応じた空間(スペース)を自由に制作したり、カスタマイズすることができ、イベントごとに異なる体験を参加者に提供することが可能となります。
参加者は、Spatialアカウントを通じて、簡単にこれらのイベントに参加できます。VRヘッドセットを使用すれば、よりリアルな没入感を得ることができる一方で、PCやスマートフォンからでもアクセスが可能です。
こうしたことから、世界中どこからでも、誰もがバーチャルイベントに参加する機会を得ることができます。
Spatialを利用したイベントは、従来のリアルイベントにはない新しい形の交流を提供します。バーチャル空間ならではの自由度と柔軟性により、創造的かつ革新的なイベントを実現することが可能です。
自分でイベントを主催するもよし、世界各地で開催されるイベントに参加するもよし、Spatialはユーザーに新たな体験を提供しています。
メタバース空間の制作
Spatialは、独自のスペース(空間)を自由に作ることができます。詳しくは後述しますが、大きく分けて「無料テンプレートから作成」「テンプレートを購入して作成」「Unityでゼロから自作する」の3通りがあります。
これにより、クリエイターやデザイナーだけでなく、初心者も自分のアイデアやビジョンをバーチャル世界で表現・展示できるようになります。
また3Dソフトやプログラミングに詳しくなくても、利用可能なテンプレートやプリセットのオブジェクトを駆使すれば、技術的な知識が乏しい人でも容易に空間を構築できます。
制作をしたスペース(空間)は、教育の場、アートの展示、エンターテインメントイベントの開催など、多岐にわたる用途に応用できます。
自分だけの空間を制作し、それをSpatial内で他のユーザーと共有することで、新しい形のコミュニケーションや表現を実現することができます。
VR会議
Spatialは、バーチャルリアリティ(VR)を活用したリモートワークに適した会議を行うことができ、専用のスペースのテンプレートも公開されています。
このVR会議機能を使えば、ユーザーは3D空間内でアバターを通じて互いにコミュニケーションを取ることができ、まるで同じ部屋にいるかのような感覚で意見交換や議論を行うことが可能です。
VR会議では、参加者はバーチャル空間内でプレゼンテーションを行ったり、ホワイトボードを使ったブレインストーミングを行ったりすることができます。
また、3DCGツールを利用して会議空間をカスタマイズすることも可能で、会議の目的やテーマに応じた環境を作り出すことができます。
この機能を使うことで、時間や場所の制約を受けずに、よりリアルなコミュニケーションを実現することができます。
企業がチームメンバーやクライアントとの打ち合わせに利用することはもちろん、教育機関がオンライン授業やワークショップに使用することで、参加者のエンゲージメントを高めることが期待できます。
Spatialの活用事例
Spatialは、その革新的なプラットフォームを通じて、ビジネス、教育、エンターテインメントなど、さまざまな分野で活用されています。
このセクションでは、そんなSpatialをどのように活用しているのか、当社が関わった実際の事例を交えてご紹介します。
例えばビジネスでは、国境を越えたVR会議やプロジェクトの共有、教育分野ではバーチャルクラスルームの実現、エンターテインメントではバーチャルコンサートや展示会の開催など、Spatialの活用方法は多岐にわたります。
これらの事例からは、Spatialが提供するメタバース空間が、現実世界の制約を超えて、新しい体験や価値を生み出していることがわかります。
これらの事例を知ることで、Spatialがもたらす可能性について理解し、あなた自身のプロジェクトやアイデアにどのように活かせるかのヒントにしていただければと思います。
地方創生・認知拡大を目的とした阿智村メタバース商店街
長野県にある「星空が日本一綺麗な街」で知られる阿智村の商工会が中心となって立ち上がったプロジェクトです。
このメタバース商店街は昭和30年代の賑わった様子を再現しつつ、会員事業所の製品やサービスを紹介。来訪者に村の魅力を伝えつつ、会員事業所の経済効果を狙い現在もアップデートを重ねながら運営されています。
メタバース内に設置された商店は製造業、飲食業、サービス業、小売業、旅館業と多岐にわたり、令和5年5月より制作に入り令和5年10月に完成。11 月には村内でお披露目のイベントも開催され、地元長野県の新聞やTVに取り上げられたり、数多くの大手メディアにも取り上げられ、注目を浴びています。
→メタバースに昭和レトロな商店街!長野県阿智村の新たな挑戦(PR Times)
当社は、チームで世界観の演出ディレクションやワールド設置、BGM提供などで参画させていただきました。
日本最大級のビジネス特化のNFT展示会 Japan NFT expo in メタバース
Japan NFT expo in メタバースは、日本国内のビジネス特化のNFTプロジェクトの展示を行い、これから来るWEB3時代の地方創生に寄与することを目的に開催されたイベントです。
「投機用のデジタル資産」としてのみられがちなNFTが関係人口構築・品質管理・農業・小売り・伝統工芸・医療など様々な分野において今どのように使われているのか。その実例を一挙に公開されました。
メタバース内でのNFTプロジェクトの展示以外にも、『初心者向けのメタバース体験会』や【NFT】×【業種】のユースケースを知る『ビジネス特化のNFTプロジェクト』のウェビナーに加え、スタートバーン株式会社のFUN FUN NFTを活用したメタバース空間での体験イベントなども開催されました。
→【メタバースで開催】日本最大級のビジネス特化のNFT展示会!第一回 Japan NFT expo in メタバース 12月17日より開催!(PR Times)
※記事記載のDAO「BizDAO」は、23年に解散。各々活動を行っています。
当社は、エントランスの3Dモニュメントや入場者用NFTアート作成、会場設営やイベント進行で参画させていただきました。
Spatialの始め方
ここまで読んだら、実際にSpatialを始めてみたいと思われたのではないでしょうか?
このセクションでは、Spatialのアカウント作成から、アバターの選択・作成、そしてバーチャルスペースへのアクセス方法まで、Spatialを始めるための基本的なステップを解説します。
メタバースの探索を始めるために必要なのは、公式サイトにアクセスし、数ステップを踏むだけです。
登録は簡単です。すぐに自分だけのアバターを作成し、Spatialの広大なバーチャル空間を自由に探索したり、楽しむことが可能です。
ここで解説をする操作を参考に、ぜひメタバースSpatialを始めてみてください。
アカウントの作成方法
まずは、Spatialのアカウント作成についてです。Spatialに新規登録する手順はいたってシンプルです。まず、Spatialの公式ウェブサイトにアクセスします。
次に、サイト上で「Log In」のボタンをクリックします。そうすると、図のようなポップアップが表示されますので、お好きな方法でアカウントを作成してください。
新規登録画面では、基本的な個人情報(名前、メールアドレスなど)を入力する必要がありますが、入力項目は多くないのですぐに終わります。
※メールアドレスを使用する場合、登録後に送信される確認メールをチェックし、メール内のリンクをクリックしてアカウントの有効化を完了させる必要があります。
まずは、ここまで終わらせましょう。
アバターの選択・作成方法
次に、アバターの作成方法について解説します。アバター作成は、Spatialアカウントにログインした後、アバター作成セクションにアクセスします。
ここでは、顔の形、肌の色、髪型など、多様なカスタマイズオプションが用意されており、自分だけのアバターを細部まで調整することができます。
より個性的なアバターを作成したい場合は、自分の顔写真をアップロードすることで、リアルな自分の顔を模した3Dアバターを生成する機能も利用できます。写真から顔の特徴を読み取り、それをもとにアバターが作成されるため、非常にリアリスティックなアバターを作ることもできます。
アバターの表現は、Spatial内での自己表現の基本であり、コミュニケーションやインタラクションを行う上で重要な役割を果たします。
アバターパーツは無料のものから有料のものまで、かなりの数がありますが、いつでも変更・カスタムをすることができるので、最初は仮で作ってしまっても良いでしょう。
ワールドを選択し、アクセスする方法
最後に、Spatialに無数にあるスペース(ワールド)にアクセスする方法です。
Spatialアカウントにログインした後、メインメニューまたはダッシュボードから「ワールド探索」または「ワールド選択」のセクションへと進みます。ここには、さまざまなテーマや目的に合わせてデザインされた多数のバーチャルワールドがリストアップされています。
ユーザーは、教育、ビジネス、エンターテイメントなど、特定の用途に合わせたワールドを選択することができます。また、特定のイベントやミーティングに参加するためのワールドへの直接リンクが提供される場合もあります。ワールドを選択したら、そのワールドに「参加」または「アクセス」するボタンをクリックすることで、瞬時にその空間に入ることができます。
バーチャルワールド内では、3Dアバターを通じて他の参加者と交流したり、空間内のオブジェクトや機能を体験することが可能です。一部のワールドでは、特定のアクティビティやイベントが開催されており、参加することで新しい人々と出会ったり、学習や楽しみを深めることができます。
Spatialの操作方法
今回もし、Spatialを始めるのであれば、最初は操作に戸惑うかもしれません。
そうならぬよう、このセクションではSpatialで快適な操作ができるよう、PCでの基本操作から、アバターのカスタマイズ、そして自分だけのワールドの作り方まで解説をします。
操作が簡単で直感的なものから、少し複雑な機能まで、幅広くカバーしているため、Spatialの新規ユーザーでも、すでにある程度使い慣れている方でも、さらに深く理解を深めることができるはずです。
さあ、バーチャル空間での新たな可能性を探り、Spatialを自在に操る旅に出ましょう!
基本操作
Spatialを使いこなすための基本操作は、直感的でユーザーフレンドリーな設計になっており、PCやVRデバイスによって異なる操作体験を提供します。
PCを使用する場合、マウスやキーボードを用いてアバターを動かしたり、空間内でのインタラクションを行うことが可能です。例えば、マウスのクリックやスクロールで視点を変えたり、キーボードの矢印キーまたはWASDキーでアバターを移動させることができます。(下図参照)
Questなど、VRデバイスを使用する場合は、ハンドコントローラーを通じてより没入感のある操作が可能になります。
実際の手の動きを反映してアバターの手を動かしたり、指定した方向へ移動させたりすることができ、空間内のオブジェクトに対して直接インタラクションを行うこともできます。
また、特定のジェスチャーやボタン操作によって、様々なメニューを呼び出したり、コミュニケーションツールを利用したりすることが可能です。
特別難しい操作は出ないので、すぐになれると思いますが、まずはPCもしくはスマホからのアクセスが分かりやすくておすすめです。
アバターのカスタマイズ方法
まず、Spatialのプラットフォームまたはアプリにログインし、ユーザープロファイルまたは設定メニューにアクセスします。ここから、アバターの編集オプションを選択することができます。シンプルな操作で、顔の形や肌の色、目の色などを簡単に調整できます。
さらに詳細なカスタマイズを望む場合は、衣装やアクセサリーの選択が可能です。特定のイベントやミーティングに合わせてアバターのスタイルを変更することで、その場の雰囲気に合わせた自己表現が可能になります。
また、アバターのカスタマイズに3Dモデリングソフトウェアを使用するオプションも提供されており、ユーザーは完全にオリジナルのアバターを作成することができます。
ワールドの作成方法
Spatialでは、自分だけのワールドを作成することが可能で、ユーザーは自由な発想でバーチャル空間を構築し、共有することができます。ワールド作成は、Spatialのプラットフォーム上で直感的に行えるよう設計されています。
先にも解説した通り、Spatialでメタバースを自作する方法は3通りです。
- テンプレートを使う
- 購入する
- Unityなどツールを使い、制作する
この先の関連記事で詳しく解説していますが、まずは1のテンプレートを使ったものが簡単ですぐにできるのでおすすめです。
まず、Spatialのウェブサイトまたはアプリケーションにアクセスし、ログインした後、「ワールド作成」や「新規プロジェクト」のオプションを選択します。ここから、ユーザーはワールドの基本的なテーマや目的を定義できます。
教育用のクラスルーム、ビジネスミーティングのための会議室、アートギャラリー、またはただの交流スペースなど、目的に応じた空間を想像し、設計することが可能です。
次に、空間のレイアウトやデザインを決定します。Spatialでは、ユーザーが空間内にオブジェクトを配置したり、テクスチャーやカラーをカスタマイズすることによって、空間の外観を調整できるツールを提供しています。
また、特定のオブジェクトやインタラクティブな要素を追加することも可能で、これにより空間はより魅力的で機能的なものになります。
ワールドの作成が完了したら、他のユーザーを招待して空間を共有することができます。招待されたユーザーは、特定のリンクを通じて簡単にワールドにアクセスし、作成者と共にその空間を体験することが可能です。
テンプレートを活用して簡単にワールド作成が可能ですが、例えば商業イベントなどの場合は3Dモデリングやプログラミンを行い、独自のワールド制作がおすすめです。
自社で用意することが難しい場合は、当社のように制作を行える会社に依頼をするのが良いでしょう。
Spatialで無料の自分独自スペースを作りたい方は、以下の記事で詳しくまとめてありますので併せてお読みください!
Spatialで本格的にゼロからスペースを作成したい方は、以下の記事で詳しくまとめてありますので併せてお読みください!
メタバースSpatialに関してよくある質問と回答
Q1: Spatialメタバースで日本語はサポートされていますか?
Spatialメタバースは主に英語で提供されていますが、日本語を含む複数の言語でのサポートが段階的に拡大されています。
しかし、現時点では完全に日本語対応をしておらず、マニュアルはすべて英語となります。
Q2: Spatialで商用利用は可能ですか?
はい、Spatialはビジネス目的での使用も可能です。企業はSpatialを利用して仮想オフィスの設置、製品展示会の開催、リモートでのチームミーティングなど、多様な商用活動を行うことができます。
商用利用にあたっては、利用規約を確認し、必要なライセンスやプランを選択することが推奨されます。
Q3: Spatialでアバターは自作できますか?
Spatialでは、ユーザーは顔の特徴、肌の色、髪型など基本的なアバターのカスタマイズを行うことができます。
さらに高度なカスタマイズや自作アバターを希望する場合は、3Dモデリングソフトウェアで作成したモデルをインポートすることも可能ですが、BlenderやUnityの操作が必要になるため、完全自作はハードルが高いです。
まとめ
この記事では、Spatialというメタバースプラットフォームがどのようなものであるか、その特徴、利用方法、活用例などを紹介しました。Spatialを利用することで、バーチャル空間内での新たなコミュニケーションや体験が可能になることを、具体的な事例を交えて解説してきました。
以下、まとめのポイントです。
Spatialは、バーチャル空間内でリアルタイムコラボレーションを実現するメタバースプラットフォームです。
ユーザーは、3Dアバターを通じて交流や活動ができ、個人や企業が自分だけの空間をデザインすることが可能です。
VR会議やイベントの開催、教育用のクラスルームなど、多様な用途でSpatialを活用できます。
Spatialの利用方法には、アカウントの作成、アバターのカスタマイズ、ワールドの選択とアクセス、基本操作などが含まれます。
Spatialは、ビジネス、教育、エンターテインメントなど、様々な分野で新しい体験を提供することが期待されています。あなたもSpatialを探索し、新たなバーチャル体験を楽しんでみてください!
\最後にお知らせです!/
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