
この記事では、ブログやホームページ内で電話番号リンクもしくはボタンのクリックが発生したページを、GoogleタグマネージャーとGoogleアナリティクスを使い測定する方法について解説をします。
こんにちは!来客メディアコンサルタントの佐藤旭です。
店舗などでお問い合わせや予約をメールやフォーム以外に電話でも受けている場合、一体どのページを見て電話をしてくれたのか知りたいですよね。
そんなときに役立つのがGoogleタグマネージャーです。
この方法が分かれば、どの記事・ページ経由でどの電話発信がどれだけされたのかが分かるので、電話問い合わせ数を増やす為の対策を練る際にも役立ちます!
- ブログに設置してる電話発信リンクが機能し、実際に集客につながっているかを知りたい。
- 電話発信に繋がった記事やページを把握し、さらに集客に繋げて行きたい。

目次
電話クリックを測定する為の事前準備と注意点
まず、電話発信の測定ですが、電話番号のリンクもしくはボタンがクリックされた場合しか測定がされません。
ですので、例えば電話番号を見ながら発信した場合は測定対象にはなりません。
つまり、状況としてスマホであなたのブログないしはHPを閲覧した方がリンクやボタンをクリックして電話発信をした場合のみが測定される。と言うことを念頭に入れておいてください。

次に、電話発信の発信測定をするためには事前に準備がいくつか必要です。
まだされていない場合は最初に以下のものを済ませておくようにして下さい。
Googleアナリティクスへの登録
Googleタグマネージャーを使う為には、GoogleアナリティクスでのトラッキングID取得などを済ませ、設定完了後にデータを測定できるようにする必要があります。
登録自体は非常にシンプルなので、必ず済ませておきましょう。
⇒初心者でも簡単!Google AnalyticsにWordPressブログを登録する方法
Googleタグマネージャーの設定
Googleタグマネージャーを使い、トラッキング測定を行う為には、アナリティクス同様に設定が必要です。
WordPressの場合、プラグインで簡単に設定が出来ます。
また、テーマによっては予め設定が可能になっているものもありますので、チェックしてみてください。
(尚、本ブログのテーマEmanon Proはその機能が備わっていますよ!)
⇒WordPressにGoogleタグマネジャーをプラグインで設定する方法
ブログ内の電話発信ボタンの設置
文字リンクやバナーを設置して電話発信を出来るようにする方法以外にも、固定フッターと言って画面下部に固定でボタンを表示させることも可能です。
特に電話問い合わせを中心にしている場合は、いかに電話発信しやすくするのかが大事ですので、この設定も併せてしておくことをお勧めします。
⇒WordPressでスマホ画面下に『お問い合わせ』を固定表示させるプラグイン『Really Simple Click To Call』の使い方

では早速、Googleタグマネージャーを使い、電話発信のコンバージョン測定をする設定をしましょう!
Googleタグマネージャーで電話コンバージョン測定の設定をする手順
事前準備ができたら、早速電話コンバージョン測定の設定を進めてゆきましょう。
尚、本設定は大きく分けて
- 変数の設定
- トリガー設定
- タグ設定
の3ステップで測定ができるようになります。

変数の設定
まずは、Googleタグマネージャーの管理画面を開き、左側メニューにある『変数』をクリックします。
『組み込み変数』と表記されたページが開くので、次に『設定』をクリックします。
そうすると、画面右側に『組み込み変数の設定』画面が表示されますので、『クリック』の項目すべてにチェックを入れてください。
これで変数の設定は完了です。
続いてトリガーの設定を行いましょう。
トリガーの設定

つまり、「この条件を満たすキッカケが発生したらカウントします。」とここでは設定します。
トリガーの設定は、左側のメニューにある『トリガー』をクリックすると下図のような画面が表示されます。
『新規』ボタンをクリックしてください。
トリガーの設定画面では、下図の様に設定を行ってください。
赤枠の個所が設定をする場所になります。
尚、電話番号はハイフンなしで入力して問題ありません。
ここまでの入力・設定が完了したら下図の様に画面右上にある青い『保存』ボタンをクリックしてください。
そうすると、『トリガー名の変更』と記載された画面がポップアップします。
トリガー名は、あなたが管理する際に分かりやすい名前で大丈夫です。
今回は分かりやすく「電話発信測定」としています。
トリガー名の入力ができたら、『保存』ボタンをクリックましょう。
これでトリガーの作成は完了です。
次に、ステップ3となるタグの設定をしましょう。
タグの設定

もう少しで終わりますよ!
タグの設定は、左側メニューにある『タグ』をクリックすれは下図のような画面が表示されます。
『新規』をクリックしましょう。
すると、タグの設定画面が表示されます。下図の様に設定を行ってください。
赤枠の個所が設定をする場所になります。
もし、忘れてしまった場合は、Googleアナリティクスを開き、『管理』⇒画面中央にあるプロパティ列『トラッキング情報』内の『トラッキングコード』をクリックすれば、確認ができます。
タグの設定が終わったら、最後にトリガーを指定しましょう。
同じ画面下の『トリガー』の『配信トリガー』をクリックし、この1つ前のステップで作成をしたトリガーを指定してください。
これであなたが指定したGoogleアナリティクスのアカウント管理画面にてこのトリガーが発生したときにカウントされるようになります。
最後に画面右上にある青い『保存』ボタンをクリックしましょう。
下図の様に『タグ名の変更』画面がポップアップします。
タグ名はあなたが管理する際に分かりやすい名前で大丈夫です。
今回は「ブログ内電話番号クリック」にしてみました。
タグ名の入力ができたら、『保存』ボタンをクリックましょう。
これでタグの作成は完了です。
タグが保存されると下図のような画面に切り替わります。
画面右上にある青い『公開』ボタンをクリックしましょう。
そうすると、下図のような画面が表示されます。
『バージョン名』は今回の設定が何だったのかが分かるような名前にすればOKです。
最後に画面右上にある青い『公開』ボタンをクリックすれば、一連の設定作業は完了となります・・・!!
お疲れさまでした!
Googleアナリティクスでテストして確認する方法
最後に、設定が問題ないかテストをしましょう。
テストをする為にはまず、Googleアナリティクスの『リアルタイム』⇒『イベント』の順でイベント画面を開いて下さい。
下図のような画面が表示されますので、スマホであなたが電話コンバージョン測定をするタグを設置したページを開き、電話発信ボタンをクリックして下さい。
電話には出なくて大丈夫です。
電話発信がされたら下図の赤枠で囲った所の様に、イベント発生として電話の発信がされたことが通知されます。
・Googleアナリティクスの登録が間違っていないか?
⇒アクセス数が測定できていればOK。
・Googleタグマネージャーの登録が間違っていないか?
⇒GoogleChromeとその拡張機能『Tag Assistant (by Google)』を使いチェックする。
ここまでが大丈夫であれば、『Googleタグマネージャーで電話コンバージョン測定の設定をする手順』以下の設定が間違っていますので、順にチェックをしてください。
また、注意点で述べたように、測定可能なページ内でクリックして電話発信されたとき限定の機能なので、番号を直接入力して発信したり、タグマネージャーの設定をしていないページからのリンククリック発信ではないかをチェックしてください。
電話発信があったページの確認方法
設定が無事に終われば、後は測定結果データを見るだけです。
Googleアナリティクスの『行動』⇒『イベント』内からチェックすることができます。

集客をしたいなら、どこがキッカケになっているか必ず把握しましょう
という訳で『Googleタグマネージャーで電話コンバージョンを測定する方法』を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
実際に測定ができるようになると、「何で今までやっていなかったのだろう…」と思われると思います。
と言うのも、それだけデータとして可視化するとブログでの集客戦略が圧倒的に立てやすくなるからなんです。
少し複雑に感じる箇所があったかもしれませんが、こういった設定は基本的に1度してしまえば、後はほったらかしでOKなので、後から楽できるんです。
ですので、あなたが本気で集客をされたいのであれば、こういった集客の導線を可視化させるデータの測定は必ず行うようにしてくださいね。
それでは、あなたのブログに沢山のお客様が来ますように!
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