
この記事では、ブログの「まとめ」の書き方として4つのコツと2つの注意点について、歴10年のブロガーが徹底的に解説します。
ここで解説をすることを実践したことで、ブログからの集客力が倍以上に向上したクライアントの事例も多数あります。
特に、ブログにアクセスがあるけどリンククリックやメルマガ登録。
お問い合わせが全く来ない方は実践する価値が十分にあります。
ですので、じっくりと読みながら真似てみてください!
目次
ブログのまとめが果たす3つの役割と重要性

ブログ記事は、タイトル、導入部(リード)、本文、そして最後に「まとめ」がつくことが一般的な構成です。
「まとめ」の役割は、記事本文の要点を再度まとめることで読者が頭の中を整理しやすくし、また、本文に書ききれなかった情報や読者の理解を深めるための補足情報を提供すること。
そして、ブログの目的であるメルマガ登録やお問合わせへと繋げる重要な役割を果たします。
これまでの経験上、具体的には、ブログのまとめには以下の3つの役割があるとが確認されています。
- キーワードのSEO効果を高める
- 読者が情報を整理しやすくなり、満足度が上がり信頼度が上がる
- ブログの目的である広告クリックやメルマガ登録、お問合わせへと繋げる
それぞれ詳しく解説します。
キーワードのSEO効果を高める
ブログに検索経由でアクセスを集める上で重要なSEOにはキーワードが重要です。
簡単に言うと「そのキーワードについて、検索ユーザーの意図を汲んだ内容がまとめられているのか、きちんと言及されているのか」ということがSEOで評価されるポイントの一つとされています。
そのため、「まとめ」でもキーワードに関することをきちんと記載することで、その評価を高められることが期待できます。
キーワードを盛り込むことは重要ですが、盛り込むから評価されるわけではありません。
このことは、Googleが22年12月に『ヘルプフルコンテンツアップデート』にて「SEO対策だけを目的としたコンテンツは評価されない。」と発表しています。
読者が情報を整理しやすくなり、満足度が上がり信用・信頼度が上がる
基本的な考え方として、読者は分からなくて困っているから記事で情報を探しています。
そのため、一度記事を読んだだけでは十分に理解・問題解決や目的達成に至らないことが多々あります。
僕自身も記事内で言及してあるのにも関わらず、「ここについて詳しく教えてほしい」といったお問い合わせをこれまでに多数いただいてきました。
そこで、「まとめ」では記事の内容を完結にまとめて「つまりはこういうことです」と要点を端的にまとめることで「なるほど!なら、この部分の情報を今一度読み直してみよう。」と読者が知りたい情報を改めて記事内で振り返ることができるようになります。
そうすることで「このブログはとても役に立つから、信用できそうだ。」ですとか「このブログはとてもわかり易いから、きっと筆者も信頼できるのではないか。」と記事を経て筆者であるあなた自身の信用・信頼度を向上させる効果もあります。
この10年間でたくさんのお問わせやご相談をブログ経由でいただいてきましたが、「この記事を読んでとてもわかり易かったから」といった理由だったことが殆どでした。
ブログの目的である広告クリックやメルマガ登録、お問合わせへと繋げる
以上2つを経て、アクセスしたユーザーが満足をすることで
- もっと他の関連情報も知りたい
- 紹介されている商品の購入をしたい
- 信用できそうだから相談をしてみたい
といった気持ちへと移りやすくなります。
そのタイミングとなるのが、まさにまとめです。
「まとめ」では記事をまとめるだけではなく、「提案」をすることでブログ運営本来の目的達成に大きく貢献します。
以上3つのことから、「以上で終わります」といった終わり方ではなく、本記事で解説することを盛り込み、読者の記事を目的を達成させると同時にあなたの目的にも合致するようにする必要があります。
「まとめ」は読者にとって非常に重要な役割を果たし、読者が記事を読んだ感想を「この記事は面白かった」「役に立った」「読んでよかった」と思ってもらえるように最後に記事の内容を整理することで、読者の満足度が高まり、同時にブログの評価や検索順位のアップにつながる好循環が生まれ、更には集客につながるようになるのです。
ブログのまとめを上手に書く4つのコツとポイント

それでは、具体的にどのようなことを「まとめ」に記載すればよいのか。
以下の4つについて順に解説してゆきます。
- キーワードを必ず入れ、導入文と同じ内容で締める
- 端的にポイントを箇条書きにして述べる
- 共感ポイントとして感情を入れる
- 次のアクションを提案という形で促す
キーワードを必ず入れ、導入文と同じ内容で締める
1つ目は、「まとめ」に必ずキーワードを含めること。
そして、導入文(記事最初の文章)と同じ内容で締めることです。
キーワードを含めることで、記事を上位表示させることができ、ブログの露出を高めることができます。
また、ここまでで述べたように読者は、よく分からなくて困って記事を読んでいます。
そのため、「まとめ」で改めて「この記事はこういった内容でしたよ」と述べましょう。
そうすることで、よくある「記事がまとまらなくなってしまった」となることを防ぐ効果もあります。
要は読者にとっても筆者にとっても整理をする場所になるわけです。
例えば作りすぎたカレーのアレンジレシピのことであれば「以上が作りすぎたカレーのアレンジレシピでした」と述べることで、自然にキーワードが盛り込まれますし、読者もあなたも改めて「この記事はこういった内容だった」と頭を整理することができるようになります。
端的にポイントを箇条書きにして述べる
2つ目は、ポイントを簡潔にまとめるため箇条書きにすることです。
長い文章よりも、箇条書きでまとめられた方が、読者にとってわかりやすく、記憶に残りやすいため、ポイントを箇条書きにして提示することがおすすめです。
例えば、ポイントが6つあった場合
「以上が〇〇に関する6つのポイントでした。まとめると以下になります。」
- ポイント1:〇〇
- ポイント2:〇〇
といったようにします。
共感ポイントとして感情を入れる
3つ目は、まとめにあなたの感情を入れて共感ポイントをつくることです。
読者に寄り添った発言をすることで、親近感を与えることができます。
例えば先のカレーレシピの話の場合は「カレーってつい作りすぎちゃって困ることありますよね。僕もそうでしたが、このレシピを知ってからかむしろカレーを多めに作るようになりました(笑)」などです。
そうするととで「この人もそうだったのかー。ならきっと間違いないだろうな。」「同じように困っている人のために情報まとめてくれてありがたいな。」など、読者の感情を動かすことが期待できます。
心理学で「共通するポイントがあるだけで信頼度が倍に上がる」といったデータもあるようですので、記事で単に情報を提供するだけではなく、「この人いいな」と思ってもらえるポイントを感情で盛り込んでみましょう。
感情はポジティブに働くようにしましょう。
読者の感情がネガティブに働くと信用・信頼度を下げてしまう原因になりかねません。
ですので、もし怒りなどの感情であってもそれが晴れてスッキリ!となることが記事の目的であること。そしてかつては筆者もそうであったけどもう大丈夫だ!という展開にさせましょう。
次のアクションを提案という形で促す
4つ目は、次のアクションを「提案」という形で促すことです。
ブログでは一般的に記事の最後にCTAを設置することが集客効果があるとされています。
しかし、これまでの検証結果で「CTAを設置しただけではほとんど読者は行動してくれない」ことが確認できています。
そこで記事の「まとめ」では、あなたからの次なるアクションを提案しましょう。
例えば
「以上が作りすぎたカレーのアレンジレシピでした。
今回はカレーでしたがこの他に〇〇や〇〇など、よく作りすぎてしまう料理のアレンジレシピもあります。
詳しくは以下の〇〇で料理ごとに掲載してありますのでぜひリンクをクリックしてご活用ください。」
といった提案をします。
こうすることで単に「ここをクリックしてください!」といった押し付けではなく、ごく自然に。
なおかつ相手にとってもメリットのあるアクションだと認識してもらえるので、目的となるアクションを起こしてもらいやすくなります。
また、必ずとってもらいたいアクションとなるリンクを設置することを忘れずに!
リンク設置の際には、「こちら」とするのではなく「ここをクリックすると〇〇へアクセスできます」「〇〇の詳細リンクはこちらのリンクをクリック」という様に「具体的にどこをどうするとどうなるのか」ということを言葉で伝えましょう。
繰り返しになりますが、CTAやバナーがただあるだけでは読者はほぼクリックしてくれません。
ブログのまとめを書く際に注意したい2つのこと

ここまでで、ブログ記事の「まとめ」を上手に書くコツについて解説してきましたが、注意点もあります。
- 文章を長くしすぎない
- 追加情報を入れない
それぞれ詳しく解説します。
文章を長くしすぎない
1つ目は、文章を長くしすぎないことです。
例えで言うなら、締めの言葉の長いスピーチは聞きたくないと思います。
要はそれと同じです。
ここまでで解説したように、簡潔に箇条書きでまとめ、だらだらと書かないようにしましょう。
そして、読者の頭の中が整理しやすくなる助けとなるようにしましょう。
また、感情を盛り込むこともコツとして解説しましたが、ここも同じく過去の経験をだらだらを書くのはNGです。
感情部分を長くしすぎると、読者ではなく筆者に対して同情を求めるような形になってしまう為、印象を悪くしてしまいます。
追加情報を入れない
2つ目は、追加情報を入れないことです。
「まとめ」は、あくまで本文をまとめる役割なので、最後に追加情報を記載すると読者が混乱してしまいます。
もし、「まとめ」を書いている際に「そういえば、こんなこともある」と追記できることがあれば、本文内に入れるようにしましょう。
まとめ
以上が、ブログのまとめ書き方 4つのコツと2つの注意点についてです。
まとめると、「まとめ」はSEOに効果のある場所であり、情報をわかり易く整理できるようにすることで読者の信用・信頼度を高める効果が期待できるため、ブログ本来の目的であるリンククリックや問い合わせなどに繋げる重要な役割を担っている。ということ。
そして、コツとして
- キーワードを必ず入れ、導入文と同じ内容で締める
- 端的にポイントを箇条書きにして述べる
- 共感ポイントとして感情を入れる
- 次のアクションを提案という形で促す
これら4つを抑え、追加情報入れたり文章を長くしすぎないことが注意点となります。
ブログから集客をする、SEO対策をするとなるとタイトルや本文に目が行きがちですが、「まとめ」もかなり重要です。
僕の経験上、「最後に読者に喜んでもらい、そして期待するアクションを取ってもらうためにどうするのが良いか」と考えて書くとまとまりやすくなります。
なれは必要ですが、ここで解説したことだけで集客力が倍以上に伸びたクライアントが過去にいましたのでぜひトライしてみてください!