この記事では、ブログを書くときに1記事何文字が目安なのか、決め方や考え方に困っている方向けに歴10年の僕なりの経験と検証結果をまとめました。
まず記事を書くための文字数は、書きたい内容によって異なります。
ただ、最初に結論を述べるとブログの文字数は1記事どのくらいだ。という目安は存在しません。
しかし、「結果としてこうなる傾向がある。」ということがあります。
そこについても併せて解説をしますので、どのように決め、どのように考えればいいのかを解説します。
なお、ブログで集客をしたい方に向けて以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご活用ください!
→ブログの集客方法を歴10年のプロが徹底解説!成功へのステップとコツはこれだ!
Unlimited Potential代表 佐藤旭
ブログ・Webメディア集客の専門家 / 書籍「UP-BLOG」著者(厚有出版)
広告収益のみを狙う「ブロガー型メディア」ではなく、同一ブログ上にて物販・コンテンツ販売・自社オンラインサロン販売・自社コンサルティングサービス販売を多面展開する「集客用資産メディア」の構築を個人・法人クライアントに指導するこの道10年の専門家。
この記事の目次
ブログに適切な文字数が存在しない3つの理由
冒頭でも述べたように、ブログ1記事の文字数は絶対に何文字だ!という定義はありません。
理由はこの後に解説をするように、検索をするユーザーにとって必要な情報が十分に提供されているかどうかで判断されるからです。
それよりも大事なことは以下の3つです。
検索するユーザーの意図や目的に適した内容なのか
まずは、極端ですが以下の例を見てください。
- 東京駅でベビーチェア付きのトイレを探している人向けの記事
- 東京駅の歴史について知りたい人向けの記事
もし仮に文字数が決まっていたとしたら、1の場合トイレの情報意外にそもそも書くことがありません。
なぜなら、読者は端的に今すぐ結論だけを知りたいからです。
対して2の場合は、じっくりと時間をかけて歴史を知りたい方です。
そうすると、文字数が仮に1000文字が適切とされていたら、足りなくなります。
このように、記事で取り扱うこととユーザーの意図や目的により文字数が必然的に変わるため、絶対に何文字じゃなくてはいけない。なんてことはないのです。
SEOは文字数で評価していないので、2,000文字目安は嘘
次に、ブログをやる上で大事なSEOとの関係についてです。
ここも直接的に文字数で評価基準が変わるということはありません。
たまに「誰々に2,000文字を目安に記事をかけて教わった」という声を聞くことがありますが、その情報ははっきりいってかなり古いです。
というのも、GoogleがSEOの評価をする上で滞在時間を大きな指標にしていた時期がありました。
なぜなら、滞在時間が長い=じっくり読まれているのでユーザーの役に立っている。
という考えがあったからです。
そして、評価される滞在時間が5分以上というデータが有ったため、記事読了するまでの時間を5分以上にするために大体2,000文字が必要だ。ということが話として出回ったのが由来です。
しかし、先に述べたようにユーザーの検索意図によりわずか数秒で目的が達成できることがあります。
そうすると、文字数と滞在時間は一概に評価基準とは言えなくなった。
という歴史があります。
ですので、2,000文字は過去の目安であり今は文字数は関係がないと言えます。
しかし、SEOで評価をされる記事の文字数の傾向はあります。
次はそこについてお話をします。
なぜ文字数が多いとSEO似効果があると言われているのか
ここまでで述べたように、文字数で評価が変わることはありません。
しかし、検索エンジンのアップデートに伴い検索結果画面上で知りたかった情報が出てくるようになりました。
例えば、為替・天気・簡単なプロフィールなどです。
そのため、傾向としてSEO対策=ある程度時間を割いて目的達成や問題解決をしたいユーザーに向けたもの。となりつつあります。
結果として、検索上位に掲載されている記事は文字数が多い傾向にあります。
その理由は以下のとおりです。
検索ユーザーが必要な情報をもれなく掲載しているから
検索をするユーザーは特定の目的が必ずあります。
例えばこの記事のように、「ブログの文字数の目安はどのくらいなのだろう?」とその答えを知りたい。ですとか、料理のレシピを知りたいなど様々です。
そして評価される記事最大の特徴は、その目的である検索意図を組み、それが達成されるために必要な情報が十分に掲載されているのかどうか。というところです。
そのけっか、情報を必要なだけ網羅する必要があるため、結果として文字数が多くなる傾向があります。
注意点
不安な場合は、検索をして実際そのキーワードで評価されている上位記事と比べて情報が足りていないのかを確認しましょう。
ユーザーの次の潜在ニーズに応えられるようになっているから
次に、これも結果論ではありますがユーザーの他に関連して知りたい情報を掲載している事が挙げられます。
例えば、料理のレシピであれば
- 材料を購入できる場所を知りたい
- 調理器具で何を使っているのかを知りたい
- 参考になる書籍があれば知りたいし購入したい
等が挙げられます。
本記事では深く触れませんが、サジェストキーワードと言って”そのキーワードで検索をするユーザーはこんなことも検索している”というキーワードがあります。
つまり、その記事を軸として次に関連して知りたいことを記事の中に盛り込んでおくことで”それに関連することが一挙に解決できる”というわけです。
例えば・・・。
料理を作りたい→レシピを知りたい→調理器具は何を使っているか知りたい
という具合です。
実際に僕も料理研究家の方の動画や記事がキッカケで関連したことを知りたくなり、更に調べたことがありますが、きっとあなたにもそんな経験があると思います。
そうすると結果として文字数が例でいうとレシピだけではなくなるため、文字数が増えます。
注意点
ただし、あくまで本来のユーザーの意図に応える上で関連するもにとどめます。
例えばレシピの場合、同じ食材でレシピであれば別記事にし、内部リンクで紹介するというのが理想です。
関連キーワードが複数記載されてアクセス数が増えるから
上記に関連して、ユーザーが併せて知りたいことを盛り込むことで関連するキーワードが記事内に入ります。
そうすると、別のキーワードからも検索流入される機会が増えます。
こうすることで結果として検索ユーザーの意図にきちんと応えようとすると必然的に文字数が多くなる傾向がある。
ということです。
文字数をかさ増しするのだけは絶対にNG!
とはいえ、「明らかに文字数が少ないのではないか・・・」と不安になることがあるかもしれません。
そんな時に絶対にやってはいけないのが、文字数をかさ増しすることです。
例えば、
- 言い回しをくどくしてなかなか結論にたどり着けない。
- 関係のない話題(例えば私生活の話)を突然入れる。
等が挙げられます。
ここまでで述べたように、文字数での評価はされません。
それよりも、必要な情報がきちんとあり、検索をするユーザーの検索意図に応えられているのか。
この記事を読み、参考にすることでこの記事だけでそれが達成できるのか。
ということを考えて読み返してください。
そして、「これ以上は浮かばないけど、不安だ・・・」という場合は実際に検索をしてみましょう。
そうすると、そのキーワードで検索で評価されている記事が上位表示されています。
それらと比べてみて情報が足りているのか。
潜在ニーズにも応えられているのか。
ということをチェックしてください。
ブログ1記事にかける時間はどのくらいがよいの?
文字数に併せて気になるのは、やはり「時間がどのくらいかかるのか」ではないかと思います。
結論を言うと、ブログを書く時間にも長いとか短いはありません。
これはキーワードの攻略難易度によって変わりますし、ブログを書き慣れているかどうかも関係してきます。
例えばですが、強豪が強くて検索意図に応えるための情報が多い場合、ものによりますが数日かけるものもあります。
逆に、書くべき内容が決まっており、自分の中でまとまっている場合は早いと1〜2時間程度で終わる。なんてこともあります。
ちなみに、参考までにこの記事は書き始めるまでの時間を含めると大体2時間位です。
ただし、ダラダラと書くと文章がまとまらなくなったり、時間がもったいなくなるので、「今回は2時間で書く」など時間を意識してやるのはおすすめです。
ただ、本格的にブログを検索上位に掲載させてゆくためには
- キーワードリサーチ
- 強豪調査
- 記事の下書きとチェック
- 画像などの素材用意
などで実際に書き始めるまでの時間が長くなってゆきます。
ですので、必ず1時間で書かなくてはならない。とかではなく、いつまでに完成させるかを決めてそれに沿って時間配分をすると良いと思います。
また、ブログは慣れてくると執筆時間がだんだんと短くなる傾向があります。
純粋に文章を打ち込むのが早くなったり、考えてまとめるのが上手になったりと理由は様々です。
ですので、焦らずにまずはここまでで述べた”検索ユーザーの意図と潜在ニーズに応えること”に徹してください。
まとめ
以上が、ブログを書くときに1記事何文字が目安なのか、決め方や考え方となります。
まとめると・・・
- 文字数は関係ない
- 検索ユーザーの意図を汲み応えること
- 潜在ニーズにも応えること
- そうすると結果として文字数が多くなる傾向がある
ということです。
ただし、1〜3が満たされているのであれば、文字数が少なくても全く問題ありません。
とても大事なことなので、文字数に振り回されることなく、あなたの素敵な記事を書いてくださいね!