この記事では、アメブロはオワコンなのかを公式データで確認したうえで、続ける・やめる・併用するのどれが自分に当てはまるのかを見極める方法をお伝えします。
筆者自身、UP Blogを立ち上げた当初はアメブロを並行して運用していました。ただ、半年足らずで手を引いています。規約が変わって当時扱っていたジャンルが続けにくくなったこと、そして検索経由のアクセスを集めるならWordPressのほうが有利だと分かったことが理由です。Webマーケ歴10年のなかでも、この判断はもっと早くてもよかったと感じています。
そこで、アメブロがオワコンと言われる理由と、実際に公開されている数字、そして続けるかどうかを見極める手順をまとめてみました。同じようにアメブロを続けるか迷っているというかたと一緒に整理していければと思います。
アメブロがオワコンと言われる5つの理由
アメブロがオワコンと言われる理由は、検索流入の弱さ・規約変更のリスク・読者層の変化・発信者の移動・アクセス減の実感という5つに整理できます。どれも事実に基づいた指摘ですが、5つすべてが自分に当てはまるとは限りません。まずは何が問題とされているのかを分解します。
検索からの流入が伸びにくいSEO面の弱さ
アメブロが集客に弱いと言われる最大の理由は、検索エンジンからの流入を設計しにくい構造にある点です。独自ドメインではないため、記事を書き続けてもドメインの評価は自分の資産として蓄積されません。内部リンクやタイトルの設計も、テーマやサービス側の仕様に左右されます。
筆者がWordPressへ切り替えた理由もここにありました。検索経由で自分の商品に関心のある層を集めたい場合、SEOで動かせる範囲が広いほうが有利になります。
商用利用の制限と規約変更のリスク
アメブロは商用利用が可能ですが、どこまで許容されるかの線引きはサービス側が決めます。規約は改定されますし、改定によって扱えるジャンルや表現が変わることもあります。
筆者がアメブロから離れた直接のきっかけは、この規約変更でした。当時扱っていたジャンルが続けにくくなり、蓄積した記事の使い道がなくなっています。自分の裁量が及ばない場所に事業の入口を置くと、こうした変化を受け止めるしかありません。
読者コミュニティの変化とアメブロ離れ
アメブロ離れという言葉が出てくる背景には、読者コミュニティの性質の変化があります。読者登録やいいねによる相互交流はアメブロの強みですが、その交流圏の中だけで完結しやすい構造でもあります。
交流している相手が同じく発信者側であるケースも多く、見込み客が集まっているのか、発信者同士で回し合っているのかが分かりにくくなります。アクセスはあるのに問い合わせが来ないという状況は、ここから生まれやすくなります。
発信者のnoteやSNSへの移動
発信の場としてnoteやInstagramを選ぶ人が増えたことも、アメブロが衰退したという印象を強めています。実際に検索データを見ると、アメブロからnoteへ移った経緯を語る記事が上位に並びます。
ただ、これは移動先の使い勝手が語られているだけで、アメブロの数字が落ちた証拠ではありません。印象と実態は分けて見る必要があります。
アクセス数が減ったという実感の広がり
アメブロは時代遅れという検索が増えている背景には、運用者自身のアクセス減という実感があります。アメブロのアクセスが減ったという再検索も一定数あり、体感として落ちている人がいるのは確かです。
ただし、サービス全体が縮小したのか、自分のブログだけが落ちたのかは別の話になります。この切り分けは記事の後半で扱います。
オワコン説の中身
- 検索流入と規約は、自分の裁量が及ばない領域である
- 読者層と発信者の移動は、印象が先行しやすい
- アクセス減は、サービス全体か自分だけかで意味が変わる
数字で見るアメブロの現状
公開されている数字を見る限り、アメブロというサービス自体は縮小していません。オワコンという評価と実績が食い違っている点が、この話を分かりにくくしています。
会員数と累計投稿数の実績
運営元の発表によると、Amebaの会員数は9,200万人を突破し、Amebaブログの累計記事投稿数は28億件を超えています。加えて、月間PVの6割以上を占めているのは芸能人ブログではなく一般ブログだと明記されています。(出典:株式会社サイバーエージェント)
アフィリエイト機能を通じて収益を得た一般ブロガーは年間4.5万人にのぼり、Ameba内の累計流通額は1,200億円を超えたとされています。プラットフォームとしての人の流れは、いまも残っています。
メディアの取材記事でも月50億PV規模として紹介されています。(出典:東洋経済オンライン)
サービス終了の可能性
現時点で、アメブロのサービス終了は告知されていません。アメブロ終了やサービス終了という検索が出るのは、他社のブログサービスが終了した事例が記憶に残っているためだと考えられます。
とはいえ、終了の告知がないことと、事業の入口を預けても安全であることは別です。規約変更のように、終了に至らない範囲の変化でも運用は十分に揺れます。
アメブロ離れが起きている層と起きていない層
アメブロ離れは、サービス全体ではなく特定の層で起きています。離れているのは検索流入を主軸にしたい発信者で、残っているのは日常の記録や共感を軸にした発信者です。
公式の発表でも、一般ブログのなかで読まれているのは妊娠や子育ての記録、夫婦やパートナーとの日常、闘病記録、家計の節約術や整理整頓といったジャンルだとされています。この需要の中心がどこにあるかは、あとで自分の商材と重ねて確認します。
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アメブロを続ける・やめるの見極め方
続けるかやめるかは、アメブロの良し悪しではなく、手元に残る受け皿が何本あるかで決まります。ここが定まっていれば、アメブロは有効な入口として使えますし、定まっていないなら媒体を変えても同じことが起きます。
手元に残る受け皿という考え方
受け皿とは、プラットフォームが変わっても自分の手元に残る、見込み客との連絡手段を指します。メールマガジンや公式LINEの登録者リストがこれにあたります。
実際に使っている感想として、アクセス数はトレンドや検索順位の入れ替わりで大きく上下します。ただ、メルマガの登録者がいれば、いつでも案内を届けられる見込み客のリストがある状態になります。この状態になると売上が安定しますし、媒体を追加したときも見るべき数字が登録数だけに絞られるため、成果が可視化しやすくなります。筆者が現在noteを併用できているのも、この受け皿があるためです。
アメブロの構造的な弱点は古さではなく、記事も読者とのつながりも他社のサービス上にしか存在しない状態です。受け皿が1本あれば、この弱点はかなりの部分が埋まります。
アメブロを続けたほうがよいケース
すでにアメブロで読者との関係ができていて、受け皿への導線を作れる状態なら、続けたほうが早いです。読者登録やコメントによる交流はアメブロの強みですから、そこを捨てて更地から始める理由はありません。
目安になるのは、記事から問い合わせや申し込みが実際に発生しているかどうかです。発生しているなら、まずメルマガや公式LINEへの導線を記事に追加するところから進めると整理しやすいです。
アメブロから移したほうがよいケース
検索経由での集客を主軸にしたい場合と、扱うジャンルが規約の影響を受けやすい場合は、移したほうが結果的に手戻りが少なくなります。筆者が半年で切り替えたのもこの2点が理由でした。
コンサルティングをしてきたかたの多くも元アメブロユーザーで、WordPressへ変更を希望した主な理由は、カスタマイズの自由度、検索経由のアクセスの集めやすさ、そして独自ドメインが資産として残ることの3つでした。
併用が向いているケース
地域や人柄で選ばれる商売は、併用が向いています。理美容系のサロンオーナーのように、いまもアメブロとWordPressを並行して使っているかたもいます。
この場合、アメブロは人柄と日常を伝えて関係を作る場所、WordPressは検索から新規の見込み客を集める場所という役割分担になります。どちらか一方を選ぶ必要はありません。
アメブロが集客に向くジャンル・向かないジャンル
アメブロが集客に向くかどうかは、運営元が公開している人気ジャンルと自分の商材が重なるかどうかでおおよそ判別できます。ここを外したまま運用を続けると、アメブロが古いのではなく、需要のない場所で発信していることになります。
一般ブログで読まれているジャンルの傾向
運営元の発表では、一般ブログのなかで人気が高いのは、妊娠や子育ての記録、夫婦やパートナーとの日常、闘病記録、そして家計の節約術や整理整頓といったライフスタイル系のノウハウだとされています。(出典:株式会社サイバーエージェント)
共通しているのは、書き手の体験そのものが読む理由になっているという点です。専門知識よりも、同じ状況にいる人の実感が求められています。
専門サービスやBtoBが伸びにくい理由
士業やコンサルティングのような専門サービスがアメブロで伸びにくいのは、読者が探しているものと提供しているものがずれるためです。ライフスタイル系の記録を読みに来た読者に、業務改善の提案は届きにくくなります。
ただし、サロンや教室のように、生活圏と人柄で選ばれる商売は例外です。読者の関心とサービスの距離が近いため、日常の発信がそのまま来店の理由になります。
【AI活用】商材と読者層の重なりを調べる方法
自分の商材がアメブロの需要と重なるかどうかは、生成AIに読者像を書き出させて突き合わせると短時間で整理できます。アメブロで実際に読まれているジャンルを条件として渡し、自分の商材の見込み客像と比較させます。
【Aアメブロの一般ブログで人気が高いジャンル】
妊娠・子育ての記録/夫婦・パートナーとの日常/闘病記録/家計の節約術/整理整頓
【B自社の商材】
(ここに商材と、想定している見込み客の状況・悩みを3行程度で書く)
出力してほしいこと
1. AとBが重なる読者の状況を3つ
2. 重ならない理由を2つ
3. 重なる部分だけを入口にする場合、アメブロで書くべき記事テーマを5つ
実際に使っている感想として、重ならないという結果が出た場合でも、重なる入口が1つ2つは見つかることが多いです。全面的に向かないのか、入口を絞れば使えるのかが分かるだけでも、続けるかどうかの整理は進みます。
アメブロとWordPressの違いと使い分け
アメブロとWordPressは競合ではなく、担当する役割が違います。アメブロは関係づくり、WordPressは検索からの新規獲得と資産の蓄積に向いています。
2つの違いの比較
集客の観点で比べると、差が出るのは次の項目です。
| 項目 | アメブロ | WordPress |
|---|---|---|
| 始めやすさ | 無料ですぐ始められる 初期費用と設定の手間がほとんどかからない |
サーバーとドメインの契約が必要 初期設定に時間がかかる |
| 初期のアクセス | 読者登録やランキングから流入がある 公開直後でも読まれる |
検索に評価されるまで時間がかかる 数か月は反応が出にくい |
| 検索からの集客 | 設計できる範囲が限られる ドメインの評価は自分に蓄積されない |
独自ドメインが資産として残る 内部リンクや構造を自分で設計できる |
| 規約の影響 | 改定の影響を直接受ける 扱えるジャンルが変わることがある |
自分の裁量で運用できる |
| カスタマイズ | サービスの仕様の範囲内 | デザインも機能も変更できる |
| 読者との関係 | 交流機能で関係を作りやすい | 関係づくりの機能は別途用意する |
※↔スワイプして表を見る
併用するときの役割分担
併用する場合は、同じ記事を両方に置くのではなく、入口と受け皿で役割を分けます。アメブロには日常や人柄が伝わる記事を置き、WordPressには検索で探される課題解決の記事を置きます。
そのうえで、両方からメルマガや公式LINEへ導線をつなぎます。この形にしておくと、どちらかの反応が落ちてももう一方が残りますし、成果は登録数という1つの数字で追えます。
アメブロのアクセスが減ったときの立て直しの手順
アクセスが減ったときは、原因を切り分けてから手を打つと遠回りになりません。サービス全体の問題と自分のブログの問題を混ぜると、必要のない移行に時間を使うことになります。
減った原因の切り分け
まず確認するのは、減っているのがアメブロ内からの流入か、検索からの流入かです。アメブロ内からの流入が減っているなら、更新頻度や交流の量が影響しています。検索からの流入が減っているなら、記事の内容と検索需要のずれを疑います。
更新頻度そのものについては、多ければよいというものではありません。
更新頻度をどこまで上げるべきかは、SEOの観点でも答えが出ています。回数を増やす前に確認しておくと、労力の配分を間違えずに済みます。
読者を手元に移す手順
アクセスの回復より先に着手したいのは、いま読んでくれている読者を手元の受け皿へ移すことです。アクセスが落ちている状態でも、読者が残っているうちなら移せます。
進め方はシンプルで、登録の見返りになる資料を1つ用意し、反応の多い記事の末尾に案内を置きます。全記事に置く必要はなく、読まれている数本から始めると負担がかかりません。
受け皿としてのメルマガをどう組み立てるかは、別記事で手順をまとめています。ブログとメルマガをつなぐ形が分かると、媒体を増やしても管理が崩れなくなります。
▶︎ 関連記事:ブログとメルマガで集客力をUPさせる効果的な戦略とコツまとめ
【AI活用】既存記事を再編集する方法
アメブロに蓄積した記事は、生成AIに再編集させると別の媒体で使い直せます。日記形式の記事から、読者の課題に答える形へ組み替える作業をAIに任せます。
【元の記事】
(ここに既存記事の本文を貼る)
条件
1. 冒頭で結論を先に書く
2. 日記的な経過報告は、読者の課題に答える形へ書き換える
3. 見出しを3〜5個つけ、それぞれ何が分かるかを明示する
4. 元の記事にある具体的な体験と数字は削らずに残す
実際に使っている感想として、AIに任せられるのは構成の組み替えまでです。体験の部分は書き手にしか書けないため、そこは残したまま器だけを作り替えると質を落とさずに済みます。
よくある質問
アメブロのオワコン説に関して、検索で多く見られる疑問をまとめました。
現時点で終了の告知はありません。運営元の発表では会員数9,200万人、累計記事投稿数28億件超と規模が示されており、縮小の傾向は読み取れません。ただし、規約の改定は継続して行われるため、事業の入口を1つの媒体だけに置く運用は避けたほうが安全です。
検索からの集客を主軸にするならWordPress、既存の読者との関係づくりを重視するならアメブロが向いています。地域や人柄で選ばれる商売の場合は、併用して役割を分ける形が実践的です。
ジャンル次第です。妊娠や子育ての記録、闘病記録、家計の節約術といったライフスタイル系は現在も読まれています。専門サービスやBtoBの集客を目的にする場合は、検索を設計できる媒体のほうが向いています。
サービス全体の縮小が原因とは限りません。アメブロ内からの流入が減ったのか、検索からの流入が減ったのかで原因が変わります。先に切り分けてから対策を決めると、必要のない媒体変更を避けられます。
記事数が理由とは限りません。読者が探しているものと提供しているサービスがずれている場合、記事を増やしても反応は変わりにくくなります。
記事を増やしても集客につながらない状態には、量産とは別の原因があります。ブログ全体の設計を見直すときに読むと、優先順位を整理しやすくなります。
まとめ
続けるか移すかを決めるときの要点
- アメブロは会員9,200万人・累計28億記事の規模で、サービスとしては縮小していない
- オワコンと言われる中身は、検索流入の弱さと規約変更のリスクという2点に集約される
- 続けるか移すかは、手元に残る受け皿が何本あるかで決まる
- 向き不向きはジャンルで決まる。ライフスタイル系は現在も読まれ、専門サービスは検索を設計できる媒体が向く
- 地域や人柄で選ばれる商売は、入口と受け皿で役割を分けた併用が実践的である
アメブロが古いかどうかを外から判定しても、自分の運用は変わりません。変わるのは、記事と読者とのつながりが自分の手元に残っているかどうかを確認したときです。受け皿が1本あれば、アメブロは入口として使い続けられますし、別の媒体を足すときの判断も軽くなります。
まずは反応の出ている記事を数本選び、そこに受け皿への案内を1つ置くところから進めると整理しやすいです。媒体を変えるかどうかは、そのあとで考えても遅くありません。
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