この記事では、運営者情報に書くべき必須項目とコピペで使えるテンプレート、そしてプロフィールとの使い分けまでをまとめてお伝えします。
運営者情報は、一度作れば長く効き続けるページです。それにもかかわらず、何を書けばいいか分からないという理由で後回しにされがちです。実際に使っている感想として、筆者がUP Blogを3年以上検証しながら運営してきたなかで、問い合わせをくださるかたの多くが連絡の前に運営者情報のページを開いていることに気づきました。運営者情報は体裁を整えるための飾りではなく、読者が最後の判断材料として開くページです。
そこで、必須項目からテンプレート、WordPressでの設置手順、アドセンス審査で見られる点までを一本にまとめてみました。同じように、作らなければと思いつつ手が止まっているというかたと一緒に整理していければと思います。
運営者情報とは。プロフィールとの違い
運営者情報とは、そのサイトを誰が、どういう体制で運営しているかを示す公式情報のページです。読者が、このサイトの情報を信じてよいかを判断するときの手がかりになります。
名前が並んで扱われることの多いプロフィールとは、担っている役割が違います。プロフィールは、その人がどんな人物かを伝えて読者との距離を縮めるためのページです。ここを分けて考えると、どちらに何を書くかが一気に決まります。
役割・掲載内容・設置場所の違い
両者の違いを整理すると次のようになります。
| 比較項目 | プロフィール | 運営者情報 |
|---|---|---|
| 主な目的 |
読者との親近感の形成 この人はどんな人物かを伝える |
信頼性・透明性の担保 誰が運営しているかを明示する |
| 掲載内容 | 経歴、人柄、始めた動機、発信テーマ | 運営者名、連絡先、免責事項、広告表記、著作権 |
| 法的・審査的な要件 | 任意のページ |
必要 アドセンス審査・法令対応に関わる |
| 文体 | 一人称で語りかける | 事実を淡々と記載する |
| 設置場所 | 固定ページ、サイドバー、記事下 | 固定ページとフッターメニュー |
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掲載する情報の一部は重なりますが、読者がそのページを開く動機が違います。プロフィールはこの人の話を聞く価値があるかを確かめるために開かれ、運営者情報はこの情報を信じてよいか、連絡が取れるかを確かめるために開かれます。
1ページにまとめるか、分けて作るかの判断
結論としては、分けて作ると運用しやすいです。理由は3つあります。
まず、更新の頻度が違います。プロフィールは実績が増えるたびに書き換わりますが、運営者情報は連絡先や免責事項が中心なのでほとんど変わりません。同じページに置くと、更新のたびに法的な記載まで触ることになります。
次に、アドセンス審査の観点です。運営者情報とプライバシーポリシーを1ページに詰め込むと、審査で必要な情報が埋もれてしまう場合があります。
そして、読者の導線です。フッターに運営者情報があり、記事下に著者としてプロフィールがある構成にすると、どちらも探されたタイミングで見つかります。
ただ、サイトを立ち上げたばかりの段階では、運営者情報のなかにプロフィール的な自己紹介を数行入れておき、後から独立させる進め方でも問題なく機能します。
運営者情報が事実を示すページであるのに対し、プロフィールは読者との共感を生むためのページです。実績がない段階でも読者に選ばれるプロフィールの書き方と、そのまま使えるテンプレートは以下の記事にまとめています。
運営者情報が必要な3つの理由
運営者情報を用意する理由は、読者の信頼、検索エンジンの評価、法令や審査の要件の3つに分けられます。順番に見ていきます。
読者が最後の判断材料として開くページだから
読者が記事の内容に納得したあと、行動に移す直前に確認するのが運営者情報です。商品を買う、問い合わせをする、メルマガに登録するといった判断の手前で、この人は誰なのかを確かめにきます。
実際に使っている感想として、UP Blogへお問い合わせをいただくかたの多くが、連絡の前に運営者情報のページを開いています。経歴や実績が書かれていることが、この人に相談してみようという後押しになっているという実感があります。
逆に言えば、運営者情報が空白のまま記事だけが増えている状態は非常にもったいないです。読み手が最後の一歩を踏み出すための材料が、そこだけ抜け落ちていることになります。
E-E-A-Tの信頼性を直接補強する要素だから
Googleはコンテンツの品質を判断する際、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)という観点を重視しています。運営者情報は、このうち信頼性(Trust)を直接支える要素です。
Googleが公開している「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」のなかでも、コンテンツの信頼性を評価するうえで誰が作成したかが明確であることの重要性が示されています。(出典:Google検索セントラル)
そこで効いてくるのが、AIが書いた文章と人が経験から書いた文章の見分けがつきにくくなっている状況です。誰でも整った記事を出力できる環境では、どこの誰が、どんな経験に基づいて語っているのかという一次情報そのものが差別化の材料になります。
匿名の記事が増えていくなかで、運営者を開示し、自分の失敗や検証の過程を語れること自体が、模倣されにくい資産になります。健康、お金、法律といったYMYLに近いテーマを扱う場合は、この整備がそのまま評価に響きます。
アドセンス審査と法令対応の前提になるから
Googleアドセンスの審査では、サイトの透明性が確認されます。運営者情報とプライバシーポリシー、そして機能する問い合わせ手段の3点が揃っているかが、実質的な確認事項になります。
また、広告収益を得ている場合は景品表示法の観点から広告表記が求められ、有料の商品やサービスを販売している場合は特定商取引法に基づく表記が必要になります。詳しくは後半で整理します。
運営者情報を用意する意味
- 読者が行動に移す直前に開く、最後の判断材料になる
- E-E-A-Tの信頼性を支え、AIには置き換えられない一次情報になる
- アドセンス審査と法令対応の前提として必要になる
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運営者情報に書く必須5項目と追加項目
書く内容は多ければよいわけではありません。読者が知りたいことを過不足なく載せることが基準になります。まず最低限を押さえ、そのうえで運営形態に応じて足していく流れが実践的です。
最低限必要な5つの項目
ジャンルや規模を問わず共通して必要になるのは、次の5つです。
運営者情報の必須5項目
- サイト名・ブログ名:運営しているサイトの名称
- 運営者名:ハンドルネームまたは本名(どちらでも可)
- サイトのテーマ・目的:誰に向けて、何を発信しているか
- 連絡先:問い合わせフォームへのリンク、またはメールアドレス
- 免責事項:情報の正確性と損害責任についての記載
この5つが揃っていれば、運営者情報として機能します。アドセンス審査の観点でも、ここが起点になります。
運営形態に応じて追加する情報
必須ではないものの、状況によって足しておくと信頼性が上がる項目です。
広告掲載については、アドセンスやアフィリエイト広告を掲載している場合に記載します。広告収益を得ているサイトには明示が求められます。
経歴・実績・資格は、医療、法律、金融、美容など専門性が問われるジャンルで根拠として機能します。10年間◯◯の仕事をしてきたのように、期間と具体的な業務が分かる書き方にすると伝わりやすいです。
著作権に関する記載は、無断転載への抑止として置いておくと安心です。
運営開始日・最終更新日は、運営歴を示す情報になります。更新が止まっていない証拠にもなるため、年月まで入れておくと読者の安心につながります。
本名・住所の公開範囲の決め方
本名を載せないといけないのか、住所は必要かという疑問は多く寄せられます。個人が情報発信のためにサイトを運営している場合、本名や自宅住所の記載は必須ではありません。ハンドルネームや屋号での記載で問題なく機能します。
判断の目安を整理すると次のようになります。
| 項目 | 情報発信のみのサイト | 商品・サービスを販売するサイト |
|---|---|---|
| 氏名 | ハンドルネーム・屋号で可 | 氏名または法人名の記載が必要 |
| 住所 | 市区町村レベル、または省略可 | 正確な所在地の開示が必要 |
| 電話番号 | 不要。フォームで代替できる | 請求があった場合は遅滞なく開示する |
| 連絡先 | 問い合わせフォームで十分 | フォームに加えメールアドレスも記載する |
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コンテンツ販売やコンサルティングなど、サイトを通じて商取引を行う場合は、特定商取引法に基づく表記として正確な所在地の開示が求められます。(出典:消費者庁 特定商取引法ガイド)
プライバシーを守りながら信頼性を確保する落としどころとして、所在地は東京都◯◯区のように市区町村まで記載しておくと、実態のある運営だと伝わります。
実績がない段階での運営者情報の書き方
運営者情報でいちばん手が止まるのは、書ける実績がまだないという場面です。ここで無理に経歴を盛ると、読者にも検索エンジンにも逆効果になります。実績の代わりに書けるものがあります。
始めたきっかけと、ここまでの経緯
筆者が実績のない段階で書いていたのは、そのサイトやビジネスを始めたきっかけと経緯でした。なぜこのテーマを選んだのか、どういう課題に直面してここにたどり着いたのかを書くと、読者は情報の出どころを理解できます。
数字の実績がなくても、経緯には嘘のつきようがありません。読み手が知りたいのは、この人はなぜこれを語っているのかという一点です。そこが説明できていれば、実績の有無は決定的な問題になりません。
いま挑戦していることの明示
次に書くのは、現在進行形で取り組んでいることです。何を検証していて、どこまで進んでいるのかを具体的に書きます。
実績は過去の話ですが、挑戦は現在の話です。読者にとっては、完成された経歴より「いま同じ課題に向き合って手を動かしている人」のほうが参考になる場面も多くあります。ここを書いておくと、更新のたびに実績へ変わっていきます。
理念とビジョンの明文化
そのうえで置くのが、自分の理念と、目指している先です。誰のどんな状態を良くしたいのか、そのために何をしないと決めているのかを言葉にします。
実績のない段階で信頼を支えるのは、根拠のある活動をしていることと、目指す先がどこなのかが明文化されていることの2点です。この2つが書かれていれば、経歴欄が短くても運営者情報として成立します。
匿名で運営する場合の信頼の担保
副業として運営していて本名を出せない、勤務先に知られたくないという事情もあります。匿名のままでも、次の3つを押さえると透明性は確保できます。
1つ目は、屋号やハンドルネームを一貫して使うことです。SNSやサイト内で表記が揺れていると、実体が見えにくくなります。
2つ目は、連絡が取れる手段を用意することです。氏名を出さない分、問い合わせフォームが機能しているかどうかが信頼の代わりになります。
3つ目は、発信テーマとの関係を書くことです。本名は出さなくても、どういう立場からこのテーマを扱っているのかは書けます。ここが空欄だと、匿名であること自体が不信につながります。
実績がない段階で書く4つの要素
- そのサイトやビジネスを始めたきっかけと、ここまでの経緯
- いま挑戦していること。検証中のテーマと進捗
- 自分の理念と、目指している先
- 匿名で運営する場合は、屋号の一貫性・連絡手段・発信テーマとの関係
コピペで使える運営者情報のテンプレート
ここからは、実際に貼り付けて使えるテンプレートを紹介します。固定ページ用の詳細版、サイドバー用の短縮版、実績がない段階の書き方サンプル、法人サイト向けの追加項目の4種類です。角括弧の部分を自分の情報に置き換えるだけで完成します。
固定ページ用テンプレート(ベーシック版)
固定ページに掲載する標準的な形です。まずはこの形から始めると迷いません。
■ サイト名 [あなたのサイト名] ■ 運営者名 [ハンドルネームまたは本名] ■ サイトのテーマ・目的 このサイトは、[ターゲット読者(例:副業を始めたい会社員)]に向けて、[テーマ(例:ブログ運営・Webマーケティング)]に関する情報を発信しています。 [始めた理由や、読者に伝えたいことを1〜2文で記載] ■ 運営者プロフィール [現在の活動・職業・経歴・始めたきっかけなどを2〜4文で記載] ■ 経歴・実績(任意) ・[実績や経験(例:◯◯業界に10年従事)] ・[実績や経験] ・[実績や経験] ■ 連絡先 お問い合わせは下記よりお願いします。 ▶ [お問い合わせフォームへのリンク] ■ 免責事項 当サイトの情報は正確性を期すよう努めていますが、内容の完全性・正確性・有用性を保証するものではありません。当サイトの情報を利用した結果として生じたいかなる損害についても、運営者は責任を負いかねます。 ■ 著作権について 当サイトに掲載されているコンテンツ(文章・画像等)の著作権は運営者に帰属します。無断転載・複製はご遠慮ください。 ■ 広告掲載について 当サイトはGoogle AdSense、[利用しているASP名(例:A8.net、もしもアフィリエイト)]等の広告プログラムに参加しており、広告収益によって運営しています。広告リンクを経由した購入・申し込みに対し、運営者に報酬が発生する場合があります。 ■ 所在地 [都道府県・市区町村](個人情報保護のため詳細住所の記載は省略) ■ 運営開始 [年月(例:2022年4月)] 最終更新:[年月日]
サイドバー・記事下用の短縮版テンプレート
サイドバーや記事下の著者欄に置く簡潔な形です。固定ページへの誘導リンクをセットにしておくと、詳細を知りたい読者がそのまま進めます。
【運営者情報】 サイト名:[サイト名] 運営者:[名前] [テーマを一言で]に関する情報を発信しています。 [経歴・実績を1〜2文で簡潔に記載] ▶ 運営者情報の詳細はこちら [固定ページへのリンク]
実績がない段階のテンプレート
経歴欄に書けるものがまだない場合は、経緯と理念で組み立てます。前のセクションで挙げた4つの要素をそのまま形にしたものです。
■ サイト名 [あなたのサイト名] ■ 運営者名 [ハンドルネームまたは屋号] ■ このサイトを始めたきっかけ [例:会社員として◯◯の業務に携わるなかで、△△という課題に何度もぶつかりました。同じ状況で悩んでいる人に向けて、自分が試したことを記録として残すためにこのサイトを始めました。] ■ いま取り組んでいること [例:現在は◯◯を実際に運用しながら、△△の効果を検証しています。うまくいかなかった過程も含めて記事にしています。] ■ このサイトで大切にしていること [例:再現できない成功談は書きません。自分で試して確認できたことだけを、条件とあわせて書きます。] ■ 目指していること [例:◯◯に取り組む人が、判断に迷う時間を減らせる状態をつくることを目標にしています。] ■ 連絡先 お問い合わせは下記よりお願いします。 ▶ [お問い合わせフォームへのリンク] ■ 免責事項 [ベーシック版と同じ文面] ■ 運営開始 [年月]
法人・ホームページの場合に追加する項目
個人サイトと違い、法人サイトや商取引を行う事業サイトでは開示する情報の粒度が上がります。ベーシック版に次の項目を足す形になります。
■ 運営会社 [法人名] ■ 代表者名 [代表者の氏名] ■ 所在地 [郵便番号・都道府県市区町村・番地・建物名] ■ 設立 [年月] ■ 事業内容 ・[事業内容] ・[事業内容] ■ 適格請求書発行事業者登録番号(該当する場合) [Tから始まる13桁] ■ 特定商取引法に基づく表記 ▶ [特商法ページへのリンク]
法人サイトでは、所在地と代表者名を省略すると取引先からの信頼を得にくくなります。個人サイトで守る方向に振るのとは逆に、開示する方向で組み立てると機能します。
英語表記にする場合の名称
多言語対応のサイトや、英語圏の読者を想定している場合の表記です。運営者情報に完全に一致する英語はないため、サイトの性格に合わせて選びます。
| 英語表記 | ニュアンス | 向いているサイト |
|---|---|---|
| About | もっとも一般的。人物・サイトの紹介 | 個人ブログ、ポートフォリオ |
| About Us | 組織としての紹介 | チーム運営のメディア |
| Site Information | サイトの基本情報という事務的な表現 | 情報サイト、データベース系 |
| Company Information | 会社概要に相当 | 法人サイト |
| Publisher Information | 発行者情報。広告や著作権の文脈で使う | 広告を掲載するメディア |
※↔スワイプして表を見る
読者が日本語圏中心であれば、無理に英語表記にせず運営者情報と日本語で置いたほうが伝わります。メニュー名だけ英語にして中身が日本語という構成は、探している読者を迷わせます。
AIを使って自己紹介文の質を上げる手順
テンプレートの角括弧を埋めるとき、最後まで残るのが自己紹介文です。ここで手が止まるかたは多いのですが、AIを使うと短時間で形になります。
手順はシンプルです。自分の経歴、始めた理由、読者に伝えたいことを箇条書きでメモし、それをそのままAIに渡して文章化を依頼するだけです。
以下の情報をもとに、運営者情報ページに掲載する自己紹介文を書いてください。
・名前(ハンドルネームでOK):[◯◯]・職業・経歴:[例:元営業職、現在フリーランス]・サイトのテーマ:[例:副業・ブログ運営]・始めた理由:[例:会社員時代に副業で月10万円を稼いだ経験を共有したかった]・読者に伝えたいこと:[例:難しいことを分かりやすく、実体験ベースで伝えること]
条件:
・ですます調で書く
・150〜200文字程度
・読者が親しみやすいトーンにする
・実績や経験を自然に盛り込む
ただ、AIが出力した文章をそのまま貼るのは避けたほうが安全です。運営者情報は誰が書いたかを示すページなので、生成された一般的な文章では役割を果たしません。実際の体験や具体的な数字を足して、自分の言葉に寄せる一手間が要ります。
そこでより精度が上がるのが、既存の文章を出発点にAIと壁打ちする方法です。現在の自己紹介文と、変えたい方向性、想定読者をAIに伝えたうえで、この内容で不足していると思う点を指摘してくださいと依頼します。
以下のプロフィール文を改善してください。
【現在のプロフィール文】
[既存の自己紹介文をここに貼り付ける]
【変えたい方向性】
[例:もっとフォーマルに/より親しみやすく/専門性を前面に出したい]
【ターゲット読者】
[例:副業を始めたい30〜40代の会社員]
上記を踏まえて、現在の文章で不足していると思う点を3つ指摘してください。
その後、改善案を書いてください。
指摘を受けてから直すという順番にすると、自分では気づかなかった伝わっていない部分が見えてきます。筆者の場合も、半日かけて書き直していた紹介文が、この進め方だと30分ほどで形になるようになりました。
AIで自己紹介文を仕上げるときの押さえどころ
- ゼロから書かせるより、既存文の改善を依頼するほうが精度が上がる
- 誰に向けてか、どう変えたいかを先に渡してからAIに依頼する
- 不足点を指摘してという一手間で、自分では見えない改善点が出てくる
- 出力をそのまま使わず、実体験と具体的な数字を自分で足す
WordPressでの運営者情報の作り方
運営者情報は、WordPressの固定ページとして作成し、フッターメニューにリンクを置くのが標準的な形です。記事(投稿)ではなく固定ページにすることで、時系列に流されず、いつでも参照できる状態になります。
固定ページで新規作成する手順
- 固定ページから新規追加を開く
左メニューの固定ページから新規追加を選びます。 - タイトルに運営者情報と入力する
検索エンジンにも読者にも伝わるよう、シンプルな名称にします。 - 本文にテンプレートを貼り付けて編集する
上記のテンプレートをコピーし、角括弧を自分の情報に置き換えます。ブロックエディタでは段落ブロックのまま入力できます。 - 公開をクリックする
内容を確認してから公開します。 - 公開後のURLを控えておく
次のメニュー設置で使います。
フッターメニューへの設置手順
固定ページを作っただけでは読者が見つけられません。フッターメニューにリンクを追加すると、どのページからでもたどり着けるようになります。
- 外観からメニューを開く(テーマによってはカスタマイザーから設定します)
- フッター用メニューを選択、または新規作成する
- 固定ページの一覧から運営者情報を選び、メニューに追加をクリック
- メニューを保存をクリックする
保存後にサイトのフッターを開き、運営者情報のリンクが表示されていれば完了です。
テーマごとの設置場所の違い
WordPressテーマによって、メニューの設定場所と呼び名が変わります。SWELLやJIN、SANGOなどの国産テーマでは、外観のメニューではなくカスタマイザー側にまとまっている場合があります。
SWELLを使っている場合は、外観からメニューを開き、メニュー設定のメニューの位置でフッター用の枠にチェックを入れます。プロフィール画像や著者情報のウィジェットは、外観のウィジェットから設定する形になります。
設定画面の場所が分からないときは、テーマ名とフッターメニューで検索すると公式マニュアルが見つかります。どのテーマでも、固定ページを作ってからメニューに割り当てるという順番は変わりません。
設置場所の選び方
- フッターメニュー:全ページから常にたどり着ける最優先の設置場所
- サイドバー:短縮版のウィジェットを置くと、読んでいる途中でも目に入る
- 記事下:記事を読み終えた直後に著者を確認できる。著者プロフィール欄として使う
3か所すべてに置く必要はありません。フッターを必須として、あとはテーマのレイアウトに合わせて足していく形で十分に機能します。
アドセンス審査と法的要件を満たす書き方
広告を掲載するうえで、運営者情報の整備は審査の前提条件になります。法令の観点でも必要な記載があるため、どこまで書けば足りるのかを整理しておきます。
アドセンス審査で確認される3つのポイント
審査では、運営者情報そのものというより、サイト全体の透明性が見られます。具体的には次の3点です。
1つ目は、運営者が分かる情報があるかどうかです。名前、サイトの目的、連絡手段が掲載されているかを見られます。詳細な住所や本名は必須ではありませんが、連絡先(問い合わせフォームでも可)は必要になります。
2つ目は、プライバシーポリシーが別ページで存在するかどうかです。運営者情報と同じページにまとめると、必要な記載が埋もれて不利になる場合があります。それぞれ独立した固定ページとして用意すると確実です。
3つ目は、問い合わせ手段が機能しているかどうかです。フォームへのリンクが正常に動くかも確認されます。Contact Form 7などのプラグインで設置したら、公開前に自分でテスト送信しておくと安心です。
法的に押さえておく記載事項
日本でサイトを運営する際、関係してくるのは主に次の3点です。
特定商取引法に基づく表記は、有料のサービス、商品、コンサルティングなどを販売している場合に必要になります。無料の情報発信のみのサイトでは必須ではありませんが、アフィリエイト報酬を得ている場合は広告表記としての記載が求められます。
個人情報の取り扱いについては、問い合わせフォームや会員登録でメールアドレス等を収集する場合、利用目的、管理方法、第三者提供の有無を明示する必要があります。これはプライバシーポリシーに記載するのが一般的です。
Cookieの利用は、Googleアナリティクスやアドセンスを使っている場合に該当します。Cookieを利用している旨をプライバシーポリシーに明記します。
プライバシーポリシーとの役割分担
運営者情報は誰が運営しているかを示すページ、プライバシーポリシーは個人情報とCookieをどう扱うかを示すページです。それぞれ独立した固定ページとして作成し、フッターメニューから両方にリンクを設置します。
フッターに運営者情報、プライバシーポリシー、お問い合わせと並べておくと、読者にとっても審査の観点でも分かりやすい構成になります。
信頼を損なうNGな書き方
整えたつもりが逆効果になる書き方もあります。次の4つは避けたほうが安全です。
実績を盛るのは最も避けたい書き方です。検証すれば分かる内容を誇張すると、見つかった時点で記事全体の信頼が失われます。実績がないなら、前のセクションで挙げた経緯と理念で組み立てるほうが機能します。
自分語りが長すぎるのも読者を離脱させます。運営者情報は事実を確認するページなので、生い立ちから語り始めると目的の情報にたどり着けません。感情的なエピソードはプロフィール側に置きます。
連絡先を置かないのは、アドセンス審査でも読者の判断でも減点になります。メールアドレスを直接書きたくない場合は、問い合わせフォームで代替できます。
免責事項をコピーしたまま放置するのも注意が必要です。他サイトの文面をそのまま貼ると、自分のサイトの実態と合わない記述が残ります。当サイトという主語と、扱っているテーマが一致しているかを確認します。
公開前の確認リスト
- 運営者名・連絡先・サイトの目的が掲載されているか
- プライバシーポリシーが別ページで用意されているか
- 問い合わせフォームが正常に動作するか
- 広告・アフィリエイトを利用している場合、その旨の記載があるか
- フッターメニューから運営者情報へのリンクが設置されているか
運営者情報とあわせて必要になるのが、特定商取引法に基づく表記とプライバシーポリシーのページです。これらの法的要件を満たすページの作り方と、コピペで使えるテンプレートは以下の記事にまとめています。
▶︎ 関連記事:コピペで使える特商法・プライバシーポリシーのテンプレート
他サイトの運営者情報を調べる方法
自分のサイトに設置する側だけでなく、あるサイトの運営者に連絡を取りたいのに運営者情報が見つからないという場面もあります。取材依頼、掲載内容の確認、記事の転載相談などが典型です。次の順番で試すと早く見つかります。
フッター・サイドバー・グローバルメニューの確認
まず基本として、フッターを一番下までスクロールします。多くのサイトが運営者情報、運営者について、About、会社概要といった名称でここにリンクを置いています。
見つからない場合は、サイドバー、グローバルメニュー、記事下の著者欄を順に確認します。サイト内検索がある場合は、運営者やお問い合わせで検索すると早いです。
特定商取引法に基づく表記の確認
商品やサービスを販売しているサイトであれば、特定商取引法に基づく表記の掲載義務があります。ここには事業者名、所在地、連絡先が記載されているため、運営者情報のページがなくても連絡先にたどり着けます。
サイト内に見当たらない場合は、検索エンジンで site:サイトのドメイン 特定商取引法 のように絞り込むと拾えます。
Whoisによるドメイン登録情報の確認
サイト上に情報がない場合、ドメインの登録情報を確認する方法があります。Whoisは、ドメイン名の登録者、登録日、管理事業者などの情報を公開している仕組みです。Whois 検索で提供サービスを開き、対象のドメイン名を入力すると結果が表示されます。
ただし、個人が取得したドメインの多くはレジストラの代理公開が設定されているため、登録者情報がドメイン事業者の名義になっています。この場合、個人名や住所までは分かりません。法人が自社名義で登録しているケースでは、会社名と所在地が確認できることがあります。
それでも連絡先が見つからない場合の手段
上記で見つからないときは、そのサイトが公開しているSNSアカウントのダイレクトメッセージ、または記事内で紹介されているサービスの問い合わせ窓口を経由するのが現実的です。
なお、Whoisで得られる情報は、迷惑メールの送信や不当な連絡に使うことが禁じられています。用途は正当な連絡や確認の範囲にとどめる必要があります。
運営元を調べる手順
- フッター、サイドバー、グローバルメニュー、記事下の著者欄の順に確認する
- 販売を行っているサイトなら特定商取引法に基づく表記を探す
- site:ドメイン 運営者 で検索して絞り込む
- Whoisでドメイン登録情報を確認する(代理公開されている場合は不明)
- 見つからなければSNSアカウント経由で連絡する
運営者情報を整えてサイトの信頼性の土台ができたら、次はアクセスを集めて事業の成果につなげる段階です。ブログ集客の手順と考え方は、こちらの記事に網羅的にまとめています。
よくある質問
運営者情報の作成でよく寄せられる質問をまとめました。設置前の確認にご活用ください。
個人が情報発信のために運営しているサイトでは必須ではありません。ハンドルネームや屋号での記載で機能します。ただし、有料の商品やサービスを販売している場合は、特定商取引法に基づく表記として氏名(または法人名)と正確な所在地の開示が求められます。
分けて作るほうが運用しやすいです。目的が異なるうえ、1ページにまとめると必要な記載が埋もれ、アドセンス審査で不利に働く場合があります。それぞれ独立した固定ページとして用意し、フッターから両方へリンクする形が確実です。
順位を直接動かす要素として公表されているわけではありません。ただしE-E-A-Tの信頼性を支える要素であり、特に健康、お金、法律といった領域では運営者が明示されているかどうかが評価の前提になります。間接的な影響は無視できません。
役割が違うため、プロフィールだけでは代替できません。プロフィールは人柄を伝えるページ、運営者情報は連絡先、免責事項、広告表記といった公式情報を示すページです。アドセンス審査や法令対応の観点でも、後者が必要になります。
執筆者情報は記事単位で誰が書いたかを示すもので、記事下の著者欄がこれにあたります。運営者情報はサイト単位で誰が運営しているかを示すものです。複数の書き手がいるサイトでは両方を用意すると、記事ごとの責任の所在が明確になります。
個人サイトなら About、法人サイトなら Company Information が近い意味になります。組織としての紹介なら About Us、事務的な表現にしたい場合は Site Information も使われます。日本語圏の読者が中心であれば、運営者情報と日本語で置いたほうが伝わります。
連絡先や運営形態が変わったタイミングで更新すれば十分です。加えて、経歴や実績が増えたときに追記していくと信頼性が積み上がっていきます。ページ末尾に最終更新日を入れておくと、情報が生きていることが読者に伝わります。
まとめ
運営者情報づくりの要点
- 運営者情報は透明性と法的要件のためのページ、プロフィールは読者との距離を縮めるためのページ。分けて作ると運用しやすい
- 必須はサイト名・運営者名・テーマ・連絡先・免責事項の5項目。広告表記や経歴は運営形態に応じて足す
- 本名と住所は情報発信のみのサイトでは必須ではない。商取引を行う場合は正確な開示が必要
- 実績がない段階は、始めたきっかけと経緯・いま挑戦していること・理念とビジョンの3点で組み立てる
- WordPressでは固定ページを作り、フッターメニューに割り当てるのが標準。アドセンス審査では運営者情報・プライバシーポリシー・機能する問い合わせ先の3点が見られる
運営者情報は、一度作れば長く効き続けるページです。情報の充実度はあとから何度でも更新できるので、完璧に仕上げてから公開しようとするより、必須の5項目を揃えた状態でまず公開し、運営を続けながら経歴と実績を足していく進め方が現実的です。
サイトの信頼は、記事の内容だけで積み上がるものではありません。どこの誰が、どういう理由でこれを書いているのかを開示している事実そのものが、読者が最後の一歩を踏み出すときの材料になります。今日のうちにテンプレートを埋めて、安心して読んでもらえる状態を整えていきましょう。
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