【脅威の満足度5!】11月度の薬機法・景表法アップデートイベントを終えての振り返り

UP Guild11月度のアップデートイベントが終わりましたので、振り返りも兼ねてどのような内容だったのかをアプトプットも兼ねてギルドマスター(以降ギルマス)の佐藤がまとめてみました!
※ギルドでは、オンラインセミナーや勉強会のことをアップデートを目的としたイベント…アップデートイベントと呼んでいます。

今回は、前身となるスクールから5年の歴史で初の外部講師をお呼びしてのイベントとなりました。
テーマは薬機法と景表法です。

情報を見込み客に向けて発信をすることで、あなたのビジネスの存在を知ってもらい、そして「お願いするならここだ!」とお問合せやご予約、商品購入につなげることを目的・ゴールとして日々数えきれないほどの記事やSNS投稿がされています。

特にコロナ禍以降、おうち時間が増えたこともあり、理美容や健康に関心を持つ消費者が増えていることから個人規模から大手企業までこぞってネットで発信をしているのですが、それに併せて多発しているのが法律違反による摘発事例です。

「知らなかった」「みんなやっているから」「このくらいなら」と、後を絶たない現状ではありますが、大抵の場合は悪意があるのではなく、純粋に集客につなげるために目立たせたかったり引きつけたかったりするだけではないでしょうか。

とはいえ法律である以上、きちんと守ることが結果としてお客様や関係者との良好な関係を築け、そしてあなたのビジネスの発展へとつながるはず。

しかし、肝心の「何をどうすれば」と言う情報がきちんとまとめられておらず「分からない!」と言う状態の方がたくさいらっしゃいます。

そこで、この2つの法律に詳しく、ホームページや広告の監修をされている株式会社ホスマーケティー代表の馬場ふゆかさんに特別講師としてお話をしていただきました。

講師 馬場ふゆかさん

株式会社ホスマーケティ代表 馬場ふゆか

現役の薬剤師として医療現場に携わる顔を持つ一方、薬機法とWEBを活用した集客や販促の専門家として個人・法人のサポートに従事。

薬機法コピーコンサルティング指導をはじめ、健康食品事業、エステ経営事業、卸売事業を中心とする企業の参謀も務める。

サロンオーナーや企業向けにHPやWeb広告の薬機法のチェックから商品設計の提案なども行なっている。

また、起業志望者へのマーケティング指導、webコンテンツ制作、商品やサービスのプロモーションも得意とする。

馬場ふゆかさんのFacebookアカウント

公式サイト

アップデートイベントの内容

出だしから「そうだったんだ!」というお話を分かりやすくお話くださいました。

今回のイベントでお話ししてくださったのは大きく分けて以下の8つについてです。

  1. エステやサロン広告で気をつけないといけない法律は?
  2. 薬機法課徴金制度と措置命令について
  3. サロン広告の実態と薬機法・景表法の違反事例
  4. サロンで気をつけるべきルールとは
  5. 違反しないように気をつけるべきポイント
  6. HPやブログでよくある違反表現
  7. 物販をやる場合はここに注意
  8. あまり知られていない、ここにも注意を!

主催者としてある程度事前に情報収集を…と、やっていたのですが、「言いたいことはわかるけど、どう改善すれば?」と言う状態になっていました。

しかし、そんなモヤモヤした疑問がスキッと晴れるほど、とても分かりやすくお話ししてくださりました。

ここからは、ギルドアシスタントの堺彬さんと共に振り返ってゆきます!

エステやサロン広告で気をつけないといけない法律は?

まずは、本アップデートイベントの主旨となる『法律』についてお話をしていただきました。

ネット集客の手段としてSNSやブログ、広告を使うことが今や当たり前となっていますが、発信される情報が増えてゆく中で気をつけなければならないのが法律ですよね。

とはいえ、業界や何を使って集客しようとしているのかで関わってくる法律が異なるのが厄介なところ。
では一体何に気をつけるべきなのか?ということについて絞って解説してくださいました。

ギルマス 佐藤
こんなに法律が色々あるのか!と正直驚いてしまいました。

そして、改めて思ったのが「ちゃんと把握して対処できるところってどれだけなのだろう」ということでした。

アシスタント 堺
薬機法や医師法などさまざまな法律がある中でも、特に「景表法での摘発件数が2021年に入って異常に増えている」というコメントが一番驚きました。

法改定が近年行われたばかりなので、エステやサロンを経営している人は見て見ぬふりをしてはいけませんね。。。

薬機法課徴金制度と措置命令について

次に、本題となる『薬機法』にフォーカスした罰則についてお話ししていただきました。

罰金そのものも支払うとなれば大変ですが、予告の時にもお伝えしていたように措置命令が思いのほか重大だなということ。

なぜなら、悪意がなかったにせよ、関係者やお客様全員に「私はこういうことで措置命令を受けてしまいました。このように改善してゆきます。」と伝えなくてはならないのは、かなりネガティブに働くことが容易に想像できたからです。

守ることは大前提ではありますが、摘発された時に負うリスクをちゃんと発信者は把握できているのだろうか・・・。と思ってしまいました。

ギルマス 佐藤
当たり前ではありますが、摘発されたことをSNSで発信する方は普通いないので、なかなか見えないところではありますが、実は注意を受けるといったことは割と多いとのことでした。

サロンやせ術で忙しいからこそ、一度しっかりと見直す必要があるなと思いました。

アシスタント 堺
薬機法に違反をすると、罰金の可能性が出てくる。景表法に違反すると、行政処分を受けたことを取引先に周知しなくちゃいけない。

どちらにしても、『違反をすると企業としての信頼をなくす』ということがわかりましたね。

サロン広告の実態と薬機法・景表法の違反事例

ここからは、参加者が皆ふゆかさんの作られたスライド画面に前のめりで釘付けになってゆきます。
まずは実店舗向けの事例のお話です。

「うーん、確かにアウトかも・・・。」

というものばかりかと思いきや、

「これって、どこでも見かけるような・・・。」

とか

「これNGだったらどうすれば・・・。」

と思う事例が多数。
しかも、つい先日摘発されたばかりの大手さんの事例を含め、今もなお国は目を光らせている。というお話に参加者全員、顔が引きつってしまいました・・・。

また、逮捕されたのが広告主だけではなく担当していた企業にまで及んでいたことに驚きを隠せませんでした。

ギルマス 佐藤
法律の概要だけでなく、実際の事例について詳しく解説をしてくださったので、イメージしやすく、そして身近に感じられた分、「これは他人事ではないな・・・。」と改めて思いました。
アシスタント 堺
違反事例の中に、某有名企業の名前が出てきたのは驚きましたね。さらに逮捕となった場合、逮捕の対象となるのは広告主だけじゃなかったという。。。
広告主に依頼されてサロン広告を作る人たちは、本当に気をつけたほうがいいですね。

サロンで気をつけるべきルールとは

次に、ルールの違いについてお話しいただきました。

ざっくりと「これを守っておけば良い」と思いきや、実は同じものでも提供のしかたでルールが異なるとのこと。
確かに、店舗さんがECに進出して注意を受けるお話は聞いた事があったので、「この事か」と。

「えっ、こっちではOKなのに、こっちだとNGなの!?」

と、参加者の皆さんは驚いている様子でした。
というより、驚きました・・・。

ギルマス 佐藤
ここまでちゃんと分かってできている方はほぼいないだろうな。

とよくない事ですが確信してしまいました・・・。

なぜなら、どこでもここでの話をやっているからです。

ほんと、ちゃんと専門家に入ってもらった方が良いですね。

アシスタント 堺
エステの施術をするのか、物販で化粧品やサプリメントなどを売るのか。どちらを選ぶかで法律のルールが変わり、宣伝する際の表現方法が異なる、とのこと。
商品・サービスをより良く見せようと思って、なんでもかんでも書くのはいけませんね。

違反しないように気をつけるべきポイント

怖い実例の後には「ではどうすれば?」の部分についてお話しいただきました。

分かりやすかった点として、

  • なぜ摘発されたのか
  • どこが問題だったのか
  • どうすればよかったのか

といった話をされた上で、「じゃあ私たしは」と転換してゆく流れがあります。

知るだけではなく、どうするべきなのか。までお話しいただけたのは、イベント後に何をするべきなのか。まで考えられるので、かなりありがたかったです。

アシスタント 堺
普段やりがちな表現方法や商品をより良く見せるための誇大表現は、ほとんどが違反していることが判明しました!さらに、エステなのか医療なのかで違反になるポイントが違う、とのこと。薬機法や景表法は、本当に奥が深いですね。。。
ギルマス 佐藤
全くですね。

ここで印象的だ一言が「そういう表現をしないと本当に売れないのでしょうか?」というものでした。

これには「確かに・・・。」と発信する側としても伝え方について考えてしまったところです。

HPやブログでよくある違反表現

ここからは、今や誰もが持っているHPやブログでの注意点についてお話しいただきました。

HPやブログでよくあるのが、「バナーやヘッダー画像のコピーが違反表現である」という事で、そうなると結果作り直しのコストがかかってしまうこと。

また、HPやブログ、SNSも広告と同じ扱いで見られているということは驚きでした。

アシスタント 堺
普段、僕も使っている言葉のほとんどが違反表現でした。。。
どうやったら違反のない言葉を作れるのか。

ヒントは「見せ方を変える」。このヒントのおかげで、僕は今後も活動が続けられそうです。

ギルマス 佐藤
そうですね。

これは、ブロガーさんやアフィリエイターさんにもまんま当てはまるお話でした。

ほんと理美容・健康に関する発信をされている方は全員一度教わるとか、監修を入れないとまずそうですね。

物販をやる場合はここに注意

今回の参加者の中にはいらっしゃらなかったですが、「今後物販を視野に入れている方に向けて」ということで、物販(EC)についても注意点をお話しいただきました。

ギルマス 佐藤
サラッとお話いただいただけでも「こんなに注意しなくてはならないのか・・・。」となってしまいました。

僕は自分でゼロから勉強するよりも、監修してくださる方をつけた方が良いな。と心底思ってしまいました・・・。

アシスタント 堺
物販をやる際には、ジャンルごとに表現方法を変えなきゃいけないとのこと。ブロガーさんの中には、化粧品や健康食品の紹介をしている人も多いので要注意ですね。

あまり知られていない、ここにも注意を!

最後に、注意点をいくつかピックアップしていただきました。

途中で「どこが違反しているか?」といったクイズ形式でのやりとりや、違反表記の一例など、僕も含め全員で画面を凝視するシーンがしばしば(笑)

本編自体は2時間弱だったのですが、その後の質疑応答の時間では「こんな場合はどうか?」といったご質問が多く飛び交い、やりとりを聞いているだけでも学びになる内容満載でした!

参加者アンケートは5段階評価で満場一致の5でした

ここからは、イベント最後に取らせていただいたアンケート結果についてです。

ご覧いただいての通り、分かりやすさと満足度は満場一致の5(最高評価)でした!

次に、「全体の中で特によかったパートはどこですか?」という問いに対しては、75%が『HPやブログでよくある違反事例』でした。

参加者全員、ブログで発信をしている。
もしくはクライアントでブログをやられている方だったのもあり、人気が集まったところでした。

いただいたお声をご紹介

最後に、いただいたご感想一部をご紹介します。

自分で違反かどうかを判断するのは無理だという結論になりました。

ダイエットとか美容系とかリスクのある案件は受けないか、専門家のチェックを依頼するかが必要だと思いました。

広告を扱っているのに知らないことが多くて、自分がどれだけリスクのあることをしているのかがよくわかりました。

すごいびっくりしました!医療・エステ・サロン系でなくても、文言チェックは大切だなと感じました!ありがとうございました。

ライターとして過去に自分が景表法に違反した書き方をしていたのではないかと、聞いててドキドキしました(汗)
ただ、自分が今後気をつけるべきポイントや仕事を請け負うべき範囲が明確になったので、とても充実した時間を過ごさせていただきました。

ありがとうございました!!

どこまで気をつけるといいのかわからないまま震えて製作してましたが、教えていただいたことに気をつけて安心してもらえるサイト作成をがんばります。

ありがとうございました!

全体を振り返ってみて

というわけで、UP Guild初の外部講師をお呼びしてのアップデートイベントでしたが、ギルマスもギルドメインバーも外部からの参加者の皆さんも大満足の内容となりました!

ギルドメンバーの方から「当日どうしてもお店の閉め作業で参加できないですが、アーカイブ早めにみたいです!」といったお声もいただいていましたが、これは喜んでいただけるなと思いました。

一見するとマニアックに感じるかもしれない法律の世界ですが、ビジネスをする上で絶対に無視することはできません。

しかし、分かりにくく、学べる機会が多くないのも事実なので、またこうした専門的なお話が聞ける機会は作ってゆきたいな!と思った次第です。

改めまして、株式会社ホスマーケティー代表の馬場ふゆかさんありがとうございました!

そして10月からPVと作曲を担当してくださっている川名葉月(@Gelee103_hazki)さん、ありがとうございました!

参加してくださったギルドメンバー、そして外部から参加してくださった方、ありがとうございました!

これからもギルドは共にアップデートできる内容をお届けして行きます!

※アーカイブはイベントにお申し込みくださった方のみに配布。
後はギルドメンバー専用サイトでの視聴となります。

12月のお知らせ

12月のアップデートイベントは12月17日(金)、ギルドマスターの佐藤が「仕組み化に欠かすことのできない解析とPDCAワーク」についてお話をします。

集客のために情報発信をする人は数えきれませんが、発信後の振り返りをできている方はほんの一握りです。

なので、折角反応が得られても継続しませんし、逆に上手く行かなかった原因が特定できずに同じことを繰り返してしまいます。

ちょうど年末ということもあり、日ごろ発信しているブログをちゃんと見直しましょう!そして、来年から何をするのかを決めてしまいましょう!ということで、解析とPDCAワークです。

また、翌日18日は予告していた提携コミュニティーでの登壇となりますが、ギルドメンバーを初招待する予定です!

来年からギルドメンバーと共に売り上げの上がり続ける超実践的なイベントなどを企画中ですので、ご期待ください!