新学期を迎えるであろう3月31日、UP Guild3月度のアップデートイベントが開催されました。
今回のテーマは、読者ファーストのブログを作っていく中で欠かしていけない「ブログ・HPのWebデザイン」です。
いざブログを始めようとしたら、「まずは記事を書きましょう」という言葉を聞いたことはありませんか?
確かにブログにおいて大事なのは「記事を書くこと」。
先月のイベントでもあったように、事前準備をしっかりして記事を書けば、ブログを見る人は増えていきます。
ただし、それだけでは集客・成果には結びつかないのも事実。
なぜなら、文字だけだと「途中で読むのに飽きてしまう」「シンプルすぎる」「面白みがない」などの感情を引き起こす可能性があるからです。
(もちろん、文才があったりコピーライティングが得意なら話は別です。)
近年、ブログを書く人が増えてきている一方で、ブログを読む人の目も肥えてきています。
そんな時、差別化になるポイントが『デザイン』になるわけです。
そして、ただおしゃれなだけでなく、『購買や申し込みにつながるデザイン』を手がけることで成果を生み出すブログへと進化していきます。
とはいえ、いざブログにてWebデザインを手がけたとしても、読者像とマッチしていなくては意味をなしません。
そこで、今回はプロのデザイナーとして活躍をする奥野ハルヨさんをゲスト講師としてお出迎えし、「集客や成果につながるデザイン」に絞ってお話をしてもらいました。
特別講師 ピンポイントデザイン代表 奥野ハルヨさん
ピンポイントデザイン代表
印刷会社、デザイン事務所、IT企業、大学助教、外部講師を経て独立。
東京工科大学メディア学部で助教、大妻女子大学で外部講師を務め、述べ2,000人以上の学生を指導。
JAXAの協力を得て授業カリキュラムの設計・指導に取り組むなど、活動は多岐にわたる。
日本デザイン学会での研究発表でグッドプレゼンテーション賞受賞。
売り上げ、集客につながるデザインをモットーとし、納品後に集客数48倍にアップなどの実績を持つ。
アップデートイベントの内容
今回のイベントで奥野さんがお話してくださったのは、大きく分けて以下の3つです。
- デザインはなぜ必要なのか?
- サイト改善アドバイス
- すぐに実践できるブログデザイン
奥野さんはこれまでさまざまな企業案件に携わり、『月商1億円超えの売上に貢献』『スポーツコーチの集客数を48倍に』など、華々しい実績を残されています。
さらに、BtoBではなくBtoC向けのデザイン案件がほとんどで、クライアントだけでなくサイトを見る一般ユーザーを第一に考えた提案を普段から心がけているそうです。
実際に講義中は参加者目線でデザインの重要性をお話してくださり、終始「わかりやすい!!!」と頷いていた自分がいました。
ここからは、当日の振り返りをしながら、どんな内容について話されたのかを紹介していきます。
デザインはなぜ必要なのか? 〜考え方編〜
まずは、デザインの必要性についてお話していただきました。
なぜデザインが重要なのか、そもそもデザインを手がける理由とはなんなのか。
奥野さん曰く、「デザインはラブレターである」と教えていただきました。
いざ誰かのためにラブレターを書いたとしても、外見が悪かったら印象が悪くなってしまう。ブログも一緒で、見た目が悪かったらせっかくいい記事を書いていても、誰も読んでくれない。
わかりやすい例えを聞いて納得している自分がいる一方で、「僕のブログデザインはラブレターとして成立していない気がする!」と恥ずかしい気持ちになってしまいました・・・。
ラブレターもブログも、「ちゃんと伝えたい」という気持ちが大事。
見た目をキレイに整えてあげれば、本当の意味で文章を読んでもらえるようになると感じました。
デザインはなぜ必要なのか? 〜テクニック編〜
次に、なぜデザインが必要なのか、実例を交えながらお話してくださいました。
奥野さんは最初、「デザインはコンセプト次第で大きく変わる」と話します。
実際にコンセプトを変えたデザイン例を見せてもらったのですが、一番伝えたいことは何かで内容は大きく変わることが判明しました。
例えば、一番伝えたいことが
- 日時なのか
- 値段なのか
- 場所なのか
- 雰囲気・特徴なのか
- 口コミなのか
コンセプトが違うだけで伝える内容が変わりデザインも変わる、ということを写真を用いてわかりやすく説明してくださり、納得の内容でした。
僕もブログを書くにあたってターゲットを明確にしてはいたものの、ターゲットに合わせたデザインを施してはいなかった部分があります。
なので、さっそくコンセプトに合わせて見た目を整えていこうと講義中に思いました。
サイト改善アドバイス
次に、実際に運営中のサイトをピックアップし、どの部分を修正すべきかアドバイスをいただきました。
(今回はUP Guildのメンバーが作ったブログ3つを見ていただきました。)
人によって、ブログの内容は大きく変わるもの。
それでもブログの文章や内容から筆者の想いを読み取り、1人1人丁寧にアドバイスしてくださいました。
(修正を依頼した人からは、感謝の声をいただいていましたね!)
さらに、今すべき最善の対策法を共有してもらい、すべてのブロガーが役立つであろう『実用性のあるデザイン』をお伺いすることができました。
ジャンルも違えばコンセプトも違う中、「具体的にどこを直せばいいのか」をわかりやすく解説してくださり、「デザインのプロは本当にすごい!!」と尊敬の眼差しを送っていた自分がいました。
すぐに実践できる嬉しいおまけ
最後に嬉しいおまけとして、ボタンの色や書き方、問い合わせフォームや資料請求画面を作る際の注意点についてお話してくださいました。
ブログにおいて成果を出すためには、「申し込みボタン」を押してもらわなくてはいけません。
しかし
・ボタンの場所がわかりづらい
・ボタンだとわからない
・押したらどんないいことがあるかわからない
などの問題が起こると、せっかくの見込み客が逃げてしまう可能性もあります。
さらに問い合わせフォームや資料請求画面でも、入力欄が多すぎると途中で入力を止めてしまう、なんてことも・・・。
そんな事態を避けるべく、奥野さんがすぐに実践できる対策法をお話してくださったので、「さっそく修正しよう!」と奮起する自分がいました。
全体を振り返って
今回は、ブログにおいて切っても切り離せないデザインに特化した内容でしたが、プロならではの目線・アドバイスは大変貴重だと改めて感じました。
「読者ファーストが大事」と言われるブログにおいて、重要なのは文章だけではありません。
見た目にこだわりつつ、コンセプトに合わせたデザインを手がけることが重要、ということを今回のアップデートイベントで学べました。
さらに、1つ1つの言葉に奥野さんの優しさと凄さを感じ、あっという間の2時間だったように思います。
奥野さん、本当にありがとうございました!!
参加者の声
最後に、今回ご参加くださった方から頂いたアンケートの結果です!
まずは、全体の評価です。
お話の構成含め、視覚的にも非常にわかりやすく、満足度の高い内容だったことがうかがえます。
特にデザインの違いなどのお話の時は、画面に参加者の顔がアップになる程、全員終始画面に釘付け状態でした。
次に、頂いたお声の一部をご紹介します。
半分、答え合わせ的に拝聴しようと思って参加させていただきましたが、実際にクライアント相手にたくさんお仕事をされている奥野さんのお話、大変貴重でした。参加できてよかったです。ありがとうございました!
パンのチラシの説明、違いがすごく分かりやすかったです。
普段サイトを作るときに、どの順番でデザインについて進めていくかわからなかったため、それがわかってよかったです。
デザインらしいデザインをしていないブログでしたが、詳しく見て添削いただけて嬉しかったです!反映させてみます。ありがとうございました!
こんな有益なセミナーを受けさせてもらえていいんだろうかというほどに、感動しました!ありがとうございます。
これまで編集業を生業とし、PR・広告制作をデザイナーと組んで仕事をしてきたので、奥野さんがお話しされていた内容はある程度すりこまれていると思うのですが、自身ではあまり言語化する機会がなく、業界以外の方へ説明するなら「こんな風に伝える、説明するとわかりやすいのか」と勉強になりました。ありがとうございました。
「もっと聞きたい!」「また聞きたい!」というお声が多かったので、また開催したいと思います!
たくさんのご参加ありがとうございました!