
この記事はブログコミュニティー『UP Guild』の出張版として、毎週木曜日にTwitterのスペースで開催しているライブ番組のアーカイブ内容をお届けします。
今回は、ブログやホームページのシステムとして世界シェアNo.1のWordPressで使うプラグインについてです。
WordPress最大の特徴とも言えるのが、その拡張性。
プラグインと言われる小さなプログラムを組み込むことで、さらに使いやすくすることができます。
しかしその反面、プラグインの数が膨大で「一体どれが良いのだろう…?」なんて迷うことも。
そこで、今回ブログ歴9年の僕、佐藤とブログ大好きギルドアシスタントの堺さんのおすすめプラグインをご紹介します!
プラグインは入れれば良いわけではない!知っておきたい3つの事
WordPressはプラグインでどんどん拡張・カスタムができますが、闇雲に入れれば良いわけではありません。
なぜなら、以下3つの理由があるからです。
サイトの表示速度が落ちてしまうから
まず、プラグインはインストールして有効化することで機能を発揮するのですが、WordPressのサイト表示をする際に読み込む必要があります。
そのため、プラグインの数が増えると読み込む速度が落ちてしまいます。
そして、表示速度が落ちるとアクセスしたユーザーがストレスを覚えて離脱してしまうんです。
具体的には、
- 1~3秒の場合は32%
- 1~5秒の場合は90%
- 1~6秒の場合は106%
- 1~10秒の場合は123%
と、表示速度に時間がかかればかかるほどユーザーの離脱率が劇的に落ちてしまうという調査データがあります。
また、こうしたことからSEOの要と言えるGoogle側も表示速度を重要視しています。
ユーザーが記事を読まずに離脱してしまい、しかも検索上位に上がらなくなると…最悪ですよね。
以上のことから、プラグインを入れすぎることで速度が落ちることは避けるべきなんですね。
使うテーマや他のプラグインと競合してしまうから
次に、機能の競合です。
プラグインには相性が存在します。
プラグイン同士の場合もありますし、テーマとの場合もあります。
いずれの場合も、競合してしまうと思わぬエラー(例えば、きちんと機能しない)の原因になってしまいます。
テーマによっては、マニュアルなどで推奨するプラグインとそうでないものを明記しているものがあります。ですので、必ず確認をしておくと良いです。
以上のことから、思わぬエラー発生の原因になるため、プラグインの入れすぎは良くないと言えます。

僕がブログを始めた9年前は、WordPress本体とテーマの機能が乏しく、プラグインで補うしかないことが多々ありましたが、今はそんなことはほとんどありません。
そのため、もうある機能をもう1つ追加するだけなので、全く意味がなくなってしまうのです。
管理が大変になり、セキュリティーホールになる危険があるから
最後に、管理とセキュリティー面についてです。
WordPressはプラグインを含め、運営者が自己管理することが前提のシステムです。
そのため、きちんとアップデートをするなどしてメンテナンスを行う必要があります。
先述したように、プラグインには相性があるため、「このバージョンだと大丈夫だったけど、新しいバージョンになったら相性が悪くなった」なんてこともあります。
そのため、バージョンアップ時には原則として一括ではなく、1つずつが一番おすすめです。
ただ、そうすると、プラグインの数が多いと管理が大変になってしまいます。
また、プラグインによっては更新がストップしてしまうものもあります。
そうすると、そのプラグインはずっと古いまま…。
そうすると、セキュリティーホールを突かれてマルウェア感染する可能性が劇的に上がってしまいます。
僕の経験上、「ある日突然WordPressが壊れた」という方のほとんどはアップデートなどのメンテナンスをしていなかったサイトです。
以上のことから、いつでも安心・安全に使える様にするためにもプラグインの入れすぎは良くない。ということが言えます。
以上3つの理由から、プラグインの入れ過ぎには注意したほうが良いです!

数あるプラグインの中から一押しをピックアップ!
WordPress内の共通パーツを一括編集できる『Shortcoder』

どんなプラグインなんですか?

ブログでは、定型文やアフィリエイトなどでのランキングなど、多用するパーツが出てきますよね。
これらは、後述する『AddQuicktag(アド クイックタグ)』を使えばボタンに登録できるのですが、後から編集をする場合は個々で行うしかありません。
これに対し、『Shortcoder』はそのパーツを管理でき、大元を編集するとそのショートコードが使われている全ページに反映されるんです!
ですので、特にブログアフィリエイトをしている方や掲載情報が定期的に変わるブログでなおかつそのパーツを多用する方におすすめです!

こんなに便利なプラグインがあったとは!

バックアップの問題を一括で解決!『All-in-One WP Migration』



ミグレーションは、移行という意味で、余談だけどImmigrationは移民です。
プラグインの注意点でも述べた通り、WordPressは自己管理するシステムです。
無料のサービスよりも格段に拡張性がある反面、システムのことを多少は理解が必要なのがハードルになることも決して少なくありません。
その管理の中で大事なのがバックアップです。
僕も過去に何度もやっていますが、初めの頃は特に「よくわからないけど壊れた(涙)」なんてことが多々あります。
また、アップデートや何かしらの変更を加えたことでエラーが発生したけど原因がよくわらない…。なんてこともあります。
システムに詳しければ、サーバーにFTPでアクセスし…なんてこともできますが、大抵の場合はそうはゆきません。
そこで超絶役に立つのがこのプラグイン『All-in-One WP Migration』です。
ワンクリックで簡単にWordPressのその時点でのデータをまるっとバックアップしてくれます。
万が一壊れてしまった場合、このデータをアップロードして読み込むだけ!
めちゃくちゃ簡単で、確実にバックアップが取れるので一押しです!
※なお、無料版はインポートできるデータ容量に制限があります。
その場合は『All-in-One WP Migration Unlimited Extension』という優良の拡張版があります。
買い切りで2,000円もしないので、買っておくのも手です。


まよったらこれを入れればまずOK!厳選プラグイン

AddQuicktag…よく使うタグや文章などをワンクリックで挿入可能に!
このプラグインを使うことで、あらかじめ登録をしておくと記事やページの編集画面のエディタ上から簡単に挿入ができるようになります。
例えば、
- 冒頭の定型文
- メルマガなど特定のページへの誘導文とリンク
- アフィリエイトリンクや広告
- 吹き出し
などを登録して使います。
使う頻度の高いものをあらかじめ登録しておく事で、同じことを何度もする手間が省けてとっても便利です!
Google XML Sitemaps…SEO対策するのなら必須!
このプラグインを使うことで、Googleサーチコンソールなど、SEOのインデックス状況などを確認するツール専用のサイトマップ生成できます。
サイトマップはあなたのサイトの構造図です。
これを正確に伝えることで、インデックス状況をより細かく把握できる様になります。
ですので、原則としてアクセスを集めたいサイトを運営しているのであれば、必ずこのプラグインは導入し、Googleサーチコンソールなどにサイトマップ送信をしましょう!
Public Post Preview…ログインせずに公開前記事のプレビューが閲覧可能に!
このプラグインを使うことで、本来だとログインをしないと見ることのできない公開前の記事やページのプレビューを閲覧できる様になります。
ブログは読みやすさや見やすさが大事なので、見直し必須。
でも、公開しないと作業をしているデバイス以外での確認が手間ですよね。
そんな時にこのプラグインを入れることで、閲覧専用のURLが時間限定で生成することができるようになります。
そのURLさえ共有すれば、自分の別のデバイスで閲覧できますし、公開前にチェックしてもらう。なんて使い方もできます。
僕の場合は、記事ができたらすぐに公開せず、翌日にスマホで確認をしてなるべく客観的に見て確認できる様にしています。
別のデバイスだからこそ気づけることもあるので、個人的には超おすすめです!
Shortcodes Ultimate…テーマに備わっていない機能を簡単に追加!
このプラグインを使うことで、テーマに元々備わっていない機能を簡単に使うことができます。
例えば、
アコーディオンメニュー(クリックするとその箇所が開いたり閉じたりする)
- 四角い枠
- ボタン
- カラム分け
など…。
使いたい記事やページだけに使うことができるので、とっても便利です!
Table of Contents Plus…ページ内の見出しを自動で目次化!
このプラグインを使うことで、記事やページ内のH2やH3見出しを自動で目次として生成し、記事の指定した場所に表示してくれる様になります。
ページにアクセスしたユーザーがまず最初に知りたいことはたった1つ!
自分の探していた情報がここにあるのだろうか?
です。
これをわかりやすく伝えるのがリード文と目次です。
よく「読者は記事を読まない」と言われますが、ユーザーは目次で概要を把握し、どこに自分の求めていた情報が記載されているのかを探します。
そして、その上で精読するかを判断するのです。
その「手っ取り場早く概要を知りたい」というニーズ答えられるのが目次。
なので、これを入れるのは必須です!
Advanced Editor Tools…エディタの拡張できて超便利!
このプラグインを入れることで、記事やページのエディターに編集メニューを増やすことができます。
文章が中心になるブログでは、どこが重要なポイントなのかということがわかる様に太字で強調して抑揚をつけたりする必要があります。
例えば、太字、文字色、打ち消し線、下線、文字背景など。
しかし、インストール初期状態のワードプレスでは編集できることに限りがあり少し不便。
そんな時に役に立つのがこのプラグインです。
導入することで、必要な文字装飾や編集ができるようになります。
また、並び順を好きに変更することもできるため、よく使うのだけ表示させる使い方もできます!
WordPressを長く使っている方なら…Classic EditorとClassic Widgets
WordPressは、定期的にバージョンアップされ、その度に機能が強化されています。
その反面、使い方が変わり、「使いにくくなった…。」なんてこともあります。
個人的には、ページと記事、そしてウィジェットがブロックエディターになったことで不便さを感じたことがありました。
特にウィジェットは、Ver.5.8以降はブロックエディターに変わり、それ以前のバージョンのWordPressで作られたウィジェットの編集ができなくなりました。(正確には、できなくないものもありますが、ほとんどの場合は編集ができない。もしくは編集すると壊れます。)
「以前と同じ様に編集をしたい…。」
そんな方におすすめなのが、
ブログ記事やページ編集なら『Classic Editor』
ウィジェット編集なら『Classic Widgets』
です。
必須ではないですが、古いバージョンから使っている方であれば、入れておくことで過去に作成した箇所を編集できるのでとてもおすすめです!
以上がおすすめのプラグインです。


大事なのは、”本当に必要なプラグインなのか”そして、”既に似た機能が備わっていないのか”この2つを確認して、定期的にアップデートされて開発中止になっていなければ検討。といったところです!
まとめ
以上が、迷うならまずこれを入れておけば間違いない!というWordPressのプラグインでした。
便利で面白いプラグインが沢山ありますが、冒頭で述べた通り注意点もあります。
迷ったら「本当にそのプラグインを入れないとダメなのか?」「このプラグインを入れないと売り上げや集客力(サイト運営の目的)は上げられないのか?」考えてみると良いですよ!
今なら音声アーカイブも聴けます!
期間限定でライブ配信をしたアーカイブ(録音)をTwitterで公開しています。
ぜひ併せてお聴きください!
本日も視聴参加ありがとうございました!
アーカイブはこちらです!
— 佐藤旭 UP Blog | 来客メディアコンサルタント (@upblog_akira) June 16, 2022
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