
この記事では、原因が分からないけど、設定したログインIDとパスワードでWordPressの管理画面にログインができない。
もしくは忘れてしまったという時に、サーバー内のデータベース情報からパスワードの再設定(リセット)をする方法について解説します。
こんにちは!来客メディアコンサルタントの佐藤旭です。
先日、以前WordPressでホームページ作成をしたお店から「よく分からないけど、突然WordPressにログインが出来なくなってしまった。」と言うご連絡をいただきました。
大体こう言った時は、直前に何かしら操作をしていて、それが原因なのですが「しばらくいじっていなかった」と言う事で、要は身に覚えがないけどログインが出来なくなってしまった。と言う事だったんですね。
そこで、ログイン画面から再設定を試みるも肝心のメールが届かない…。
と言う事で、サーバーにあるデータベースから情報を確認・修正しパスワードの再設定が出来るようにしましたので、忘備録も兼ねてその流れについて解説します。
尚、使っているサーバーがXserverと言う前提条件ですが、データベースログイン後の流れは同じです。
目次
ログインできるようになるまでの流れ
まずはWordPressの管理画面にログインできるようになるまでの流れです。
①パスワードの再発行をする
fa-caret-down
②メールが届かない場合はデータベースから管理者情報の確認と修正
fa-caret-down
③再度パスワードの再設定(リセット)をする
以上のステップです。
端的に言うと、現在利用中のメールアドレスが管理者アカウントに設定されていればパスワードの再設定が出来ます。
①で終わってしまえば簡単なのですが、終わらない場合はかなり焦ると思います。
しかし、ご安心下さい!あなたがサーバーの管理者ならパスワードの再設定は出来るようになります!

まずは登録メールアドレスでパスワードの再設定(リセット)をしてみましょう
まず、パスワードの再設定が出来るかどうかのチェックをしてみて下さい。
この設定で基本的には解決ができます。
図のように、WordPressのログイン画面に『パスワードをお忘れですか?』と言うリンクがありますので、そこをクリックします。
そうすると、パスワード再設定用のメールアドレスの入力画面が表示されます。
ここでは、あなたがWordPressのインストール時に指定をしたメールアドレスを入力してください。
もし、途中でメールアドレスを変更した場合は、最新のものを入力してくださいね。

ですので、適当に任意のメールアドレスを入力してもダメですよ。
また、『ユーザー名』の入力はお勧めしません。
なぜなら、メールアドレスが違っているとそもそも届かないからです。
通常は、この後にWordPressの方から以下の様なパスワードの再設定用のメールが届きます。
そのメール内に記載されているURLをクリックし、再設定をすれば完了です!
しかし、ハッキングなどの被害にあっている場合、勝手にメールアドレス等登録内容が書き換えられてしまっている場合があります。
同時に、登録メールアドレスが間違っている場合も再設定のメールが届きません。
ですので、もしここまでの流れで、パスワードの再設定が出来ない場合は、サーバー内のデータベースから情報を確認、メールアドレスの修正を実施してパスワードの再設定を行える様にして行きます。
メールが届かない場合はサーバー内のデータベースからログイン情報をチェックしましょう
もし、上記の手順でパスワードの再設定メールが届かない場合は、メールアドレスの情報が誤っている。
もしくは書き換えられてしまっている事が考えられます。
そんな時は、サーバー内のデータベースから管理者情報の確認と修正ができます。
以下のステップでできますのでやってみて下さい。
尚、Xserverでの設定方法となります。
WordPressをインストールしているサーバーにログインをしましょう
まずは、WordPressをインストールしているご契約中の『サーバーパネル』にログインをして下さい。
MySQL(データベース)にログインしましょう
次に、『サーバーパネル』内にある『データベース』メニュー内から『phpmyadmin(MySQL5.7)』をクリックしてデータベースにログインをして下さい。
尚、ここでの情報はWordPressのインストールした際に表示される情報なので、インストール時にメモなど残してある場合は、それを参照してください。
MySQLのログイン情報が分からない場合の調べ方
もし、インストール時にメモ等を残していない。
もしくは失くしてしまった。という場合は、同じくサーバー内で調べる事が出来ます。
1)Xserverの場合、アカウント画面内に『ファイル管理』ボタンがありますので、それをクリックします。
そうすると『WebFTP』画面にが開きます。
2)次に、ログインができなくなってしまったブログ等のサイトのドメインをクリックします。
3)次に『public_html』をクリックします。
4)表示されるファイル一覧の中にある『wp-config.php』の左にあるチェックボックスをクリックし、チェックマークを表示させましょう。
そのまま、画面右上にある『編集』ボタンをクリックします。
5)表示される変種画面内に『MySQL データベースのユーザー名』『MySQL データベースのパスワード』がありますので、この2つをメモ帳などにコピー&ペーストしてください。
これがMySQLにログインする際に必要な情報です。
6)メモ帳などにコピー&ペーストできたら、保存せずに編集画面を閉じて下さい。
*絶対に情報を上書きさせないでください!
あくまでログインに必要な情報を確認するための作業なので、くれぐれもご注意下さい。
wp_usersから管理者情報を確認しましょう
『phpmyadmin(MySQL5.7)』にログインをすると、以下の様な画面が表示されます。
ログイン時に利用した『MySQL データベースのユーザー名』と同じ名前のメニューをクリックし、その中にある『wp_users』をクリックしましょう。
そうすると図のように管理者情報が確認できます。
ここで、記載されているメールアドレスが忘れていたけど、あなたが今も使っているものである場合は、そのメールアドレスを使い、パスワードの再発行を実施していただければOKです。
登録メールアドレスを変更する方法
もし、身に覚えがなかったり、既に使われていないメールアドレスだった場合は、『編集』リンクをクリックし、『user_email』のメールアドレスを変更して『実行』をクリックし、管理者情報を更新しましょう。
更新が終わったら、そのメールアドレスを使い、パスワードの再設定を行いましょう!
もうすぐです!
メールアドレスの確認もしくは再設定後、パスワードの再設定をしましょう
これで、パスワードの再設定をした際、そのメールアドレス宛に無事案内メールが届くはずです!
ログインが出来ないとかなり焦ってしまうと思いますが、以上の手順で解決できます。
焦らずに確認してみて下さいね!
もし、「データベースの操作が怖い…。」ですとか、「よく分からないからやって欲しい…。」という場合は、以下のご相談フォームからご依頼ください。