WordPressのバックアップと復旧方法を初心者でもできる図解入りで!

こんにちは!Webディレクターの佐藤です。

 

今回は、よくご相談を頂くものからWordPressの復旧とバックアップの取り方について図解入りで解説します。

この記事の事例はケースとして、
インストールしていたWordPressをサーバーから削除してしまった際にデータベースから復旧させる
と言うものです。

この方法で復旧を確認したデータは

  • 投稿した記事・固定ページ
  • カテゴリ・タグ
  • グローバルメニューの構成
  • ユーザー情報

です。

ブログの胆ともいえる全ての投稿と固定ページが復旧できるのは一番うれしいポイントですよね。

ただ、残念ながらカスタムされたテーマなどは戻せませんので諦めて下さい。

 

 また大前提として、データベース(MySQL)だけは残っている事となります。
サーバーパネルからも全部削除してしまった完全な初期化に対しては、レンタルサーバーの会社にお問い合わせいただくか予めとっておいたバックアップから復旧を行ってくださいね。

2016年1月16日追記:画像データについては、この方法では復旧できません。
サーバー上のデータ自体が消えていると先にあげた情報のみの復旧となります。

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①サーバーパネルからデータベース(MySQL)をエクスポートしよう

今回は、僕が使っているサーバー、エックスサーバーでの復旧方法です。
ただ、基本的な操作はどのサーバーも同じなので、ほぼ問題ないと思います。

まずは、サーバーのコントロールパネルにログインします。

backup03

削除してしまったブログのMySQLのバージョンをクリックしてログインします。

backup02

IDとパスワードを忘れた際のphpmyadminへのログイン方法

もし、このデータベースなんだけど、ログインができない・・・
と言う場合は、そのデータべスに新しいユーザーを紐づけてログインしましょう。

【データベース】より、【MySQL設定】をクリックして下図の様に新規でユーザーを追加してください。

backup10

 

同じページの【MySQLの一覧】から削除してしまったブログのデータベースに【アクセス権未所持ユーザ】で先ほど追加したユーザを追加しましょう。

dbbackup01

 

これで、削除してしまったブログのデータベースに新しいユーザを追加できたので、【phpmyadmin】から先ほど追加したユーザIDとパスワードでログインすればデータベースにアクセスが出来ます。

 

ログインした画面より、画面左上のデータベース(MySQL)を選択。

backup06

表示される画面で【エクスポート】のタブをクリックすると、データベース(MySQL)のバックアップを取る画面になります。

表示された画面の構成は以下の様にしてください。

backup07

!マークがついている箇所は、チェック漏れがないように注意してください。

図と同じになったら、【実行する】をクリックして下さい。

これで、あなたのPC上に、旧ドメインで作られたブログの設計図にあたるデータベース(MySQL)のバックアップが取れました。

②削除してしまったドメインにWordPressを再インストールしよう

サーバーのコントロールパネルより、削除してしまったブログと同じドメインに自動インストールを行ってください。

backup04

dbbackup02

この時に自動生成されるデータベースのIDとパスワードは次のステップで使うので、メモを残しておいて下さい。

③自動生成されたデータベース(MySQL)に①をインポート、上書きしよう

次は、①で作成した新データベース(MySQL)に2.でバックアップを取った旧データベース(MySQL)を上書きします。

新データベースには、旧データベースの設計図情報がないのでまるまるコピーするイメージです。

まず、エックスサーバーにログインし、【サーバーパネル】にログインしましょう。

backup03

【サーバーパネル】左下より、新しく取得して4.で設定したドメインに切り替えてください。

今回は、【phpmyadmin(MySQL5.5)】をクリックします。

IDとパスワードを求められるので、②で作成したMySQLユーザ名とパスワードを入力してください。

backup12

ログインした画面から【インポート】を選択すると、下記の画面に切り替わります。

backup13

2.でバックアップを取ったデータベース(MySLQ)を選択して、【実行する】ボタンをクリックすれば自動でインポートしてくれます。

この際に、【ファイルの文字セット】は【utf8】になっているか確認してくださいね。

backup18

 

これで、データ自体は復旧されていますが、削除前に適用していたテーマなどがない状態なのでURLにアクセスしても画面は真っ白です。

「安心してください。データは戻ってますよ。」

では、次から本格的に戻して行きましょう。

④管理画面にアクセスし、テーマを設定しよう

管理画面にアクセスしましょう。

今までと同じで。
ブログドメイン/wp-admin/
で管理画面へのページは表示されます。

plugin02

②でインストールした際のログインIDとパスワードでログイン。

 

いつもの管理画面が開きますので、まず最初にやるのがテーマの設定です。

試しに、一旦既存のテーマで良いので有効化してトップページを開いてみてください。
正常に復旧できていれば下図の様に表示されます。

dbbackup04

画像は、試しにこのブログをデータベースから復旧させてみたときのものです。

記事も、固定ページもある・・・!

これで無事に復旧が出来たことになります!良かったですね!

⑤プラグインインストールや各種設定をやり直して復元しよう

最後は、データベースが持っていなかった情報を復旧しましょう。

テーマやプラグイン、各種設定は残念ながら消えてしまっていますので、ここは地味な作業ですが、初心に帰った気持で設定しなおしてください。

データベースにあったデータ以外は手動なので、以前のブログと差異が出る可能性がありますが、そこはどうしようもないので、割り切ってくださいね!

 

これで完了です!

WordPress豆知識 構成を覚えて適切なバックアップを取ろう

WordPress関連の記事でよく、バックアップを取りましょうって書いてあるんですけど
正直、何をバックアップしたらよいか分からなくないですか?

僕はちんぷんかんぷんだったので、簡単に仕組みを解説しながら
何をバックアップすればよいのか教えますね。

まず、あなたのブログ(Webなども含む)サイトですが以下の3つが紐づいて表示されています。
分かり易く家にたとえてみます。

blog01

ドメイン⇒住所

データベース(MySQL)⇒設計図

データ⇒パーツ・素材

この様になります。

ドメインはバックアップしようがありません。きちんと更新しましょう。

データベースのバックアップ方法

データベースのバックアップのとり方は、2つ

ここで書いてある管理画面からのバックアップ方法。

これで、記事や固定ページといったブログのメイン部分はバックアップが取れるので
最悪これだけあれば、今回の様に復旧は可能です。

最低限、データベースだけはバックアップを取る癖をつけて下さい。

データのバックアップ方法

データは、FTPソフトでサーバーへアクセスし、自分のパソコンへダウンロードする方法で行います。

バックアップを取るフォルダはこの3つ。
【wp-content】フォルダの中にある【theme】【plugin】【uploads】の3つのフォルダ。
その名の通り、テーマ・プラグイン・アップロードしたデータですね。

dbbackup05

あとは、細かい設定はメモパッドなどに残し、まとめたフォルダに入れておきましょう。

 

もし、不安だったり何度やってもできない場合お手軽価格で代行しますので
お気軽にお問い合わせフォームよりご依頼いただければと思います^^

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