2021年からSEOに影響するコアウェブバイタルを超わかりやすく解説!

この記事では、Googleが今後SEOに影響するようになると発表している『コアウェブバイタル(Core Web Vitals)』とは一体何なのか。
初心者の方でも理解できるよう、超わかりやすく解説します!

ブログやホームページの運営をする際に参考にしていただければと思います!

こんにちは!来客メディアコンサルタントの佐藤旭です。

Webマーケティングを活用し、オンラインからの集客をしてゆく上でSEO対策は有効ですし、対策しない手は無いといえます。
なぜなら、SEO対策ができると、あなたの見込み客がGoogleなど検索エンジンを経由して毎日サイトにアクセスしてくれるようになるからです。

このブログ自体も運営をスタートしてから丸7年経ちますが、さまざまなお仕事のご依頼・お申し込みの殆どは検索経由。
SEO対策は一朝一夕でできるものでは無いものの、対策ができると集客力が安定しますし、結果売り上げの底上げも可能となります。

そのSEO対策、Googleのコアアップデートを経て年々変化して行っていますが、一貫しているのが「ユーザーにとって最適で快適であること」。
今回解説するコアウェブバイタルもまさにこれに根付いたものとなりますので、一体どういうものなのか。
そして、どう取り組んでゆけば良いのか。ということを順にお話しして行きますので、あなたのサイト運営の参考にしていただければと思います!

運営者 佐藤
難しく解説してあるところが多いですが、シンプルに行きますね!

コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とはユーザーにとっての快適さを数値化したものである

まず、そもそもこの『コアウェブバイタル(Core Web Vitals)』とは一体何を指すのか。というお話です。
詳しくは後述して行きますが、一言で言うと「ユーザーにとっての快適さ」を数値化したものです。

今までは「コンテンツの質」の定義として、「ユーザーの検索意図・目的を汲んでそれに適切にわかりやすく答える」事が主な評価対象でした。

ただ、今やYouTube解いた動画や写真などの画像も高画質で「視覚的に情報量の多いリッチなコンテンツ」が増えた反面、「読み込み速度が遅い(重い)」「クリックやタップといった操作がしにくい」「反応が遅い」と言った新たな問題が出てきました。

これらにメスを入れたのがまさに『ウェブコアバイタル』。
上述した3つの問題を解決させる事、それにより

「ユーザーがストレスを感じる事なく快適に使える環境を提供するWebサイトを評価基準に組み込みますよ。」
「快適さを数値化してわかりやすくしますので、それを基準にサイト運営者は取り組んでくださいね。」

と言う事をGoogleが発表し、2021年中に正式に採用するとされています。

 

きっとあなたも

「せっかくアクセスしたのに、全然読み込まない(イライラ)…。閉じて他のところを探そう」

「読み込み終わったと思ったら、後から画像が出てきてタップした場所がずれて、意図しないページが開いた(イライラ)」

「注文・問い合わせをしようとしたのに、反応が遅い…。(イライラ)」

と言ったご経験がいずれかはあるはず。
要はこうした事をなくしましょうね。と言うのがコアウェブバイタルなんだ。と言う理解をまずすればOKです!

コアウェブバイタル(Core Web Vitals)の3つの指標「LCP」「FID」「CLS」

では、上述した問題を解決し、ユーザーがより快適にサイトを利用(これをユーザーエクスペリエンスと言います!)できるようにどう判断すれば良いのか。と言う事を数値化したものが「LCP」「FID」「CLS」の3つです。

それぞれこの後に詳しく解説しますが、分かりやすく言ってしまうと「要はサクサク読み込んで、ストレスなくサイト上での操作ができる」と言う状態を目指すためのものです!

とはいえ、アクセスする端末・人ごとに異なる体感・通信環境などによりこの快適さが曖昧になる事から、Google独自の測定と基準をもうけ、その基準をクリアしているかどうか。をそれぞれ大きく分けて3段階で評価・確認できるようになっています。

運営者 佐藤
また、読んでいただくとお分かりになると思いますが、それぞれ関係性を持っているので、どれかだけ改善と言うよりも、それぞれ満遍なく改善させてゆくことが大切だ。と言うのが私の解釈です。

 

では、それぞれの指標が何なのか。ガンダムの名台詞をオマージュしながら解説してゆきます。

元ネタが分からない方は…ゴメンなさい。

LCP(Largest Contentful Paint )は読み込み時間

LCP(Largest Contentful Paint )は読み込み時間

分かりやすく言ってしまうと、「いかにサクサク読み込むのか」を数値化したものです。
直訳すると、「最大コンテンツ描画」。

アクセスしているブラウザ(Google ChromeやSafariなど)の表示範囲内で、画像や動画の初期表示・テキストなどそのページのメインコンテンツ(例えば記事の場合、その記事全体を指します。)が表示され終わるまでの時間を数値化したものです。

Googleのデータによると、

  • ページ読み込み速度が1秒から5秒に増えると、直帰率が90%増える。
  • ページ読み込み速度が3秒を超えると、直帰率が53%増える。

とされています。
いずれもスマホ(モバイル)でのデータになりますが、「わざわざPCを開かずにスマホでちょっと調べてみる。」と言う行為が当たり前ですから、いかに読み込み速度が大事なのか。と言う事がわかりますね!

運営者 佐藤
ちなみに、直帰率とはそのページで離脱してしまう事で、「3秒を超えると53%の人がそのまま閉じちゃうよ。他に行っちゃうよ。」と言う事です!

評価は3段階で…

  • 2.5秒以内:良好
  • 2.5秒〜4秒以内:要改善
  • 4秒以上:不良

としています。

先にあげた3秒を超えると直帰率が53%も増えてしまうと言うデータからすると、3秒以内にページが読み込み終わる。
と言う事を基準にする必要がある。と言う事が言えます!

FID(First Input Delay )は操作反応

FID(First Input Delay )は操作反応

わかりやすく言うと「サイト上で入力などの操作を行なった時の反応速度」を数値化したものです。
直訳すると「初回入力遅延」。

あなたのサイト上にある

  • お問い合わせフォームに入力しようとした時の反応速度
  • 設置されているボタンや画像をタップ・クリックした際の反応速度(別ウィンドウで表示されるなど)

と言った、サイト訪問ユーザーがタップや文字入力をしようとした時に、いかにスムーズにその行動が反映されるのか。
と言う事を測定して数値化しています。

評価は3段階で…

  • 100ミリ秒以内:良好
  • 100ミリ秒〜300ミリ秒以内:要改善
  • 300ミリ秒以内:不良

としています。

公式サイトを見てみると

Good fid values are 2.5 seconds, poor values are greater than 4.0
seconds and anything in between needs improvement

和訳:良いFID値は2.5秒、悪い値は4.0より大きい秒でこの数値の間の場合は改善する必要があります。

とあるので、2.5秒以内にタップやクリックによる反応がされる状態にする。と言う事を目指しましょう!と言う事ですね。
この秒数も体感だと曖昧なので、それを数値化してくれている。と言うことになります。

CLS(Cumulative Layout Shift )は表示のずれ

CLS(Cumulative Layout Shift )は表示のずれ

わかりやすく言うと「読み込み遅延による表示がどこまでずれるのか」と言う事を数値化したものです。
直訳すると「累計レイアウト変更」。

どこかページを開き、

  • 「ここをタップしよう」と思った直後、画像が読み込まれてその位置がずれ、意図しない場所をタップしてしまった。
  • 読み始めたら次々にデータが読み込まれ、どんどんページが長くなって行ってしまった。

と言うようなご経験はないでしょうか?
これを改善させるための基準値がこれなんですね!

要は「ユーザーが操作していないのにページが読み込まれる過程でレイアウトがどこまで変更されるかどうか」。
この表示のずれの範囲を数値化しています。

評価は3段階…

  • 0.1以内:良好
  • 0.1〜0.25以内:要改善
  • 0.25以上:不良

としています。

ですので、読み込んだページのレイアウトのままユーザーは読み進めたり操作ができる状態を目指しましょうね!という事です。

読み込ませるのもを無駄に多くしない。あらかじめどこにどれだけのサイズのものが読み込まれるのかという事を指定しておくこと。
こうした事が大事になってきます!

改善が必要な場合、どこから確認ができるのか

以上が、Googleが「2021年からSEOで影響してくるよ」と発表しているコアウェブバイタルの正体と、3つの指標の解説でした!

今回は「どういうものなのか」までの記事なので、対策については今後別途記事で実践しながらご紹介してゆきます。

もしかしたら「なんだよその細かい数値は…。」と思われたかもしれません。私はそう思いました(笑)
とはいえ、数値化の記事順や計算式まで覚える必要はありません。
と言うのもGoogleの方で改善点がどこなのかを教えてくれますので、それを参考に修正・改善してゆけば良いだけです!

実際の例として、Googleサーチコンソールを使った確認方法だけ際にご紹介しますね!

Googleサーチコンソールでコアウェブバイタルにの状態を確認する方法

Googleサーチコンソールでコアウェブバイタルについて確認

Googleサーチコンソールにログインし、左側メニューにある『拡張』にある『ウェブに関する主な指標』をクリックすると、このような画面になります。
この場合…不良なページがかなりある事がわかります…。
いや、良好がそもそもないです!

詳細を確認するときは画面ように『レポートを開く』をクリックしましょう。

Googleサーチコンソールでコアウェブバイタルについて確認

そうすると、このような画面になります。

むむっ!CLSが全くダメなようです…!
改善させてゆきますっ!!!!!

 

と、このような流れであなたのサイトのコアウェブバイタルが一体どういう状況なのか。
まずは確認してみるところから始めてみましょう!

まとめ 難しく考えるな!快適を意識しろ!

と言う事で、筆者の私自身もかなり曖昧だったため、勉強も兼ねて英文サイトを和訳したりしながらまとめてみましたが…いかがでしたでしょうか?

SEOの事、サイトの事となるとどうしても小難しくなりがちですし、実際小難しいどころではなく、奥が深くて難しいです。

とは言え、「それをちゃんと理解してわかりやすく説明できるか」となると全く別問題。
もし、自分ではお手上げだ!と言う事で誰かにお願いするとしても、こうした知識があった方が話はしやすくなりますし、「何をするべきか」と言う優先順位を決める上でも助けになります!

今後、テコ入れしてゆきますので、それに伴い「何をどうしたのか」と言う事を記事にしてゆきますので、参考にしていただければな!と思います!

    
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