
この記事では、集客を目的としたブログ運営をする為、押さえておくべき5大要素について解説します。
ブログ集客をしたい!という方は、漏れが無いかチェックしてくださいね!
こんにちは!来客メディアコンサルタントの佐藤旭です。
ブログを使い、集客の販路を広げたい・確保したいという方は沢山いらっしゃいますよね。
きっとあなたもその一人だと思います。
しかし、いざブログを始めてみたものの…まったく集客が出来ない。というご相談をよく受けます。
そこで、詳細を確認させていただくのですが、殆どのケースにおいて集客型のブログに必要な要素が不足しています。
書籍『UP-BLOG』では、これを『ブログ集客5つの鉄則』としてお話しているのですが、この5つが揃った上でブログ運営ができれば、大抵の場合集客が出来るようになります。
では、その5つの要素が何なのか。この記事ではそれぞれ解説をしてゆきたいと思います。
あなたのブログに足りていないかどうか、今すぐチェックしてみましょう!

更に学を深める為にも併せて活用してくださいね!
- ブログで集客できるようになりたい。
- 今運営しているブログで足りない要素が何で、何をすればいいのかを知りたい。
- 「あなたがいい」と差別化されたブログ運営が出来るようになりたい。
目次
ブログ集客に必要な5大要素とは
「ブログで集客をする為には記事を書くことが大事だ!」というお話は、よく見聞きすると思います。
私自身も記事は集客の入口になるので、とても大事だと思います。
しかし、ブログだから記事をただ書けばいいという訳ではありません。
なぜなら、ブログの記事を読み、そこからあなたが読者の問題解決ができる最適な人物、もしくは商品を提供している事を認知・理解してもらう事。
そして、そこからお申し込みや商品購入という具体的なアクションに繋げてもらう必要があるので、記事を書くこと自体は手段の一つでしかない。
という事が言えるからです。
事実、これまで毎日のように記事を書き、延べ数百記事もブログにあるのにも関わらす、一切成果が出ない方を沢山見てきました。
その原因は至極シンプルで、「記事を書く為にブログをやっているから」でした。
記事を書くことは楽しくなりますし、思わぬところからお仕事に繋がるケースもあります。
しかし、100記事以上書いているにもかかわらず、一切成果が出ていないのであれば、直ちに記事を書くことやめ、これからお話する5大要素に漏れがないかどうかをチェックしていただきたいのです。
では、その5大要素は一体何なのか。
その正体は以下の5つです。
それぞれ詳しく解説してゆきますね。
1)見込み客の悩みに答えるお役立ち記事
まずは、なんと言っても見込み客との接点を設ける為の記事です。
その接点を設ける上で有効なのが、俗に言う「ノウハウ記事」です。
商品やサービスは、特定の人物の悩みを解決し、より豊かな人生を送ってもらう事をコンセプトに開発されています。
ですので、その商品やサービスが役に立つ悩みを抱えたユーザーにリーチさせる必要があるからです。
そこで活躍するのが、見込み客の悩みに答えるノウハウ記事です。
とはいっても、単に答えを示すだけの記事ではありません。
よくやってしまうのが、「記事で完結してそこで終わってしまう」という事です。
この主な原因は、Googleの提唱するSEOガイドラインにもあるように「検索ユーザーが求めている情報を提供する事」にあると私は考えています。
なぜなら、例えば「○○のやり方」というキーワードで検索をするユーザーを見込み客と想定していても、記事内でその問題が解決してしまえば、「優良記事だった。ありがとう。」と、離脱されて終わり。という事がよくあるからです。
確かに、検索ユーザーの問い(悩みの解決方法を知りたい!)に対して、適切にこたえられれば、検索上位の獲得はできます。
しかし、折角1位を獲ってもアクセスはあれど、集客につながらない。という事態に陥ってしまう訳ですね。
そこで一つ、「ノウハウ記事はフロント商品だ」という考え方を持つことをお勧めします。
要は、この記事を入口にして、そこから
- 信用
- 信頼
- 提案
に繋げる為に活用をする。
その為に記事を書いている。という考え方ができれば、「じゃあ、これらを満たす為には他に何を書こう。」ですとか「どんな提案をしてゆこうか。」「関連記事への誘導をしよう」という考えが出来るようになってゆきます。

ここから具体的な商品やサービスへの提案へ繋げる為のものだ。
という考え方ができれば、記事で取り扱うべき事が明確になりやすくなります。
また、テクニカルですが、見込み客が望む理想的な未来を見せるところから、その為の道順を示すパターンもありますね!
2)あなたのビジネスと専門性が見える記事
次に、あなたの自身のビジネスと専門性が見える記事です。
「これからは個人の時代だ。」と長い事言われてはいますが、実は「自分が何者なのか」という事を明らかにしていないケースが散見されます。
大企業や名の知れたブランドであれば、「ここなら安心だ」とこれまでに蓄積した情報から無意識で判断してもらいやすいですよね。
しかし、個人となるとそうは行きません。
ブログを運営しているあなたであれば、よくご存じだと思いますが、今や似た情報が溢れています。
つまり、記事があるだけでは差別化はできません。
ユーザーは我々が思っている以上に個性を認識してくれないんです。
そんな状況ですから、「私はあなたの悩みを解決し、望む未来へと導ける専門家なんです。」という事を明確に伝える必要がある訳です。
例えば、
- あなたが登壇・主催したセミナーや講演・ワークショップのレポート
- 検証結果や学びのアウトプット
- プロフィール上での略歴・資格・実績などの記載
等が挙げられます。
また、記事からアクセスされるケースが殆どですから、
- 記事内でもプロフィールの掲載
- 冒頭で何者がこの記事を書いているのかを明確にする
等も併せて行うといいですね。

3)あなたの人物像と魅力が分かる記事
次に、「あなただから」と思っていただく為、あなたの自分像が分かる記事です。
2でもお伝えしたように、差別化をしてゆく上で重要になるのは「あなたであること」です。
似たブランドが沢山ありますが、「このブランドが好きだ」という理由があなたにもあると思います。
個人を指名してもらう為には、「○○の事ならこの人だ!」と見込み客の脳内にあるそのジャンルのシェアを獲得する事が大事なんです。
そこで役立つのがこのタイプの記事です。
あまりにも日記過ぎるものは避けた方がいいですが、例えば
- クライアントとの出来事
- あなたのビジネスに関係する考えや取り組みについて
- 休日の過ごし方
等が挙げられます。
ここで重要なのが、「誰かがやっているから」ではなく、「見込み客に共感してもらう為」そして「接点を設ける為」にこれらの記事を書くことを忘れない事です。
よくやってしまうのが、ブロガーが自由な日常を演出した投稿をしているのに感化され、それを真似てしまう事。
後は、感情に任せたストレス発散といわんばかりのグチ記事などです。
極端な例ですが、顧客層が「自由なノマド生活」を望んでいる方ではない限り、好印象を与えることは難しくなってしまいます。
むしろ、「遊んでばっかでチャラそう…。だまして金儲けしてるのかな。」なんて思われかねませんね。
心理学で、人は1つでも接点があると共感の上がり方は2倍違うというデータがあるそうです。
例えば、出身地が同じですとか、同じ趣味を持っている、家族思いである。などです。
あなたが「こんな方に来ていただきたい」「こういう方なら、全力でサポートしたい」「これに共感してくださる方に来ていただきたい」という理想的な顧客像をイメージし、その方に向けて書く。
というのがコツです。
また、例えば何かに憤りを感じたのであれば、ただ発散させるのではなく、「自分のビジネス理念に反している同業者に怒りを覚え、自分はこんな事はしないと改めて心に誓った。」
と言う風に、見込み客に理想的な未来を提供する為に奮闘しているさまや、お約束としてオチを作ると、「この人にめちゃ共感!」という方が現れるようになります。

4)お客様の声や実績が読める記事・ページ
次に、「では実際にあなたにお願いをしたら、商品を購入したらどうなるのか。」という事が分かる記事やページです。
これは大手企業でも同じことしていますね。
「これはめちゃくちゃいい!」と確信が持てる商品やサービスでも、未体験の方は「自分には合うのだろうか」「似たものとどう違うのだろうか」等、疑問や不安が浮かび、消費行動へと繋がりません。
そこで、「あなたに似た方が、実際に私のサービスを通して同じ問題を解決し、こんな素晴らしい未来を手にしました。」という事を疑似的にお客様の声を通して体験・イメージしてもらうのです。
ここで何よりも大事なことは、見込み客が「これは自分だ」といかにイメージしてもらえる様にまとめるか。です。
というのも、例えば30代のOLさんを対象としているのに、シルバー世代の女性だったり、男性だったりすると、実態とズレてしまいます。
もちろん、想定外の方からお申し込みいただき、お喜び頂くケースもありますが、それはレアケース。
「こんな方に来ていただきたい。」「似た方なら特に問題解決に役立てる。」という方の声を中心に掲載しましょう。
ただし、1ページに一覧表示させるだけだと、情報が蓄積してゆくと読者も大変になります。
お勧めは、事例ごとに記事に書き起こし、特に見てもらいたいケースを中心に1ページに抜粋しまとめて掲載。
そこから個々の声のページへの誘導。そこからメインサービスへと誘導。という流れです。
こちらからの一方的な声掲載よりも、インタビュー形式で、読者が自分と置き換えて読めるようにすると、尚良いです。
その際には
- 理想とする未来と、それに対しどんな悩みや不安があったのか
- 商品を手にした事で、何がどう変わったのか
- なぜあなたにしたのか(代わりに読者の背中を押してもらう)
この3つは最低限入れることをお勧めします。
また、TVショッピングを空き時間で見ることをお勧めします。
短時間で視聴者を電話注文という具体的な行動を起こさせるわけですから、物凄く構成が練り込まれています。
「なるほど、こう訴求しているのか!」と新たな発見があるはずです。

その場合は、ニーズがある方に寄せてしまうか、発信内容やLP等の見直しを行う必要があります。
5)あなたの提供サービスが分かるページ
最後に、あなたの販売したい商品やサービスが分かるページ。そしてお申し込みページです。
「あって当たり前」と思われるかもしれませんが、冒頭でお伝えしたように「ブログ」として運用されている場合、この最も重要なセールスのページがないケースが本当に多いんです。
なぜないのかと理由を伺うと「アクセスが集まるようになってからやろうと思っていました。」と大抵の場合答えられます。
いや、違うんです。
販売する商品のないお店があると想像してみてください。
誰が一体何の為にわざわざ足を運ぶでしょうか。
そして、経営者はどこで売り上げを得ているのでしょうか…。
あっという間に閉店する事になりますよね。
これと同じことをされているケースが本当に多いんです。
ブログの目的が、あなたの商品やサービスを手に取ってもらう事であれば、最初に必ずこのページを作り、設置をしてください。
また同時に、
- 具体的にどのようにしてサービスが受けられるのか
- 期間などはあるのか
- 手にする・受けるまでの流れはどうなっているのか
これらも掲載するようにしましょう。
商品の特徴や対象者を明確にする事はもちろん大事なのですが、これだけでは「申し込んでみようかな」と思った時に、「でもどうすれば?」ですとか、「申し込み方法が間違っていたらどうしよう。」という不安や疑問が残り、行動を起こしにくくしてしまいます。
あまり良い表現ではないかもしれませんが、私は「バカ丁寧」を意識してください。
とクライアントには常に伝えています。
「我々が思っている程、相手はネットやブログのことをよく分かっていないのだ」という事が念頭にないと、「後は調べてね」となる為、結果よく分からなくなった読者は離脱してしまう訳です。
ですので、行動を喚起する際も、具体的にどうしてほしいのかという事を明記しましょう。

自信をもって最初から見れるようにしましょう。
ブログは後からいくらでも改善することができるので、都度改良すれば問題ありませんよ。
以上5つがブログ集客をするのであれば、絶対に外す事のできない5大要素です。
漏れはなかったでしょうか。
もし足りない要素があれば、今から加えれば全然大丈夫ですので、やってしまいましょう!
「なんかうまいかないんだけど…。」となり、これらの要素が揃えられない場合は、コンセプトとターゲットが曖昧なケースが殆どです。
5大要素が揃ったらやるべき事
ここまででお伝えした5大要素が揃ったのなら、次にやる事は導線を作り、解析できるようにすることです。
ここまででお伝えしてきたように、本当に我々が思っている程、読者はブログの構成が分かりません。
ですので、しっかりと導線を作り、スムーズにあなたの商品やサービスが提案できる流れを作りましょう。
導線の作り方は『CTAの活用で登録率が2.5倍に!ブログからメルマガ読者を増やす方法と考え方』で詳しく解説していますので、これらを実施してるかどうかをチェックしましょう!
また、導線を作っても、機能していなくては意味がありません。
それを確認するために解析ツールを導入し、
- 機能しているのか
- どこが導線になているのか
これらが把握できるようにしましょう!
この導線は、コンバージョンと言って「ブログの目標がどれだけ達成できているのか」というデータを解析し、さらに改良する際に役立ちます。
詳しくは『ブログ集客のコツ・キモとなるGoogleアナリティクスのコンバージョン設定方法まとめ』で解説しています。
漏れていないかどうか、必ずチェックしましょう!

まとめ ブログ集客をする為には5大要素を必ず揃えよう
以上が、集客を目的としたブログ運営をする為、押さえておくべき5大要素。
そして、集客に繋げる為に何をするのか。というお話でした。
いかがでしたでしょうか。
何となくは分かっていても、いざ照らし合わせてみると、無かったり不十分な個所があったのではないでしょうか。
作り手側は、自分のサービスなので情報が欠けていても勝手に脳内で補足されてしまい、気付けない事が多いんです。
ですので、大事なのは「あなたが来てほしいと思っている方から見てどうか?」という客観視できる視点です。
あなたを必要とされている方に、届く様、改めて見直しをしてみてくださいね。
あわせて読むと更に理解が深まります
これまでの5年間で、検証し、ブログから成果が出た事だけを体系立てた書籍を執筆させていただきました。
集客に困らない、来客型のブログを作りたい方は、ぜひ併せてお読みください。