
Webマーケティングにおいて、オウンドメディアを持たない事は致命的です。
それは、見込み客の集客チャンスを逃し
ファン化、顧客の固定化のチャンスを逃し
販売の販路の確保にコストを無駄にかけてしまうからです。
オウンドメディアとは、企業やブランドがユーザーとの信頼関係を構築・ファン化し
他社と差別化を図る情報発信型自社コンテンツの事を指します。
また、トリプルマーケティングと呼ばれる
- オウンドメディア(Owned Media)
- ペイドメディア(Paid Media)
- アーンドメディア(Earned Media)
この3つのマーケティングチャネルのひとつです。
この図を見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが
- アメブロの様な無料ブログ
- FacebookやTwitterの様なSNS
これらはオウンドメディアではありません。
ここで何を言いたいかと言うと、ソーシャルメディアだけでは不十分であり
オウンドメディアを取り入れる事により、Webマーケティングに強くなるという事なんです。
Webマーケティングに強くなると、見込み客の集客もしやすくなり
ファン化、顧客の固定化はもちろん
販売の販路の確保も低コストで行えるようになります。
将来的に自動化につなげる事も可能となります。
では、オウンドメディアが具体的にどのような観点から必要なのか
そして、そのオウンドメディアとしてワードプレスが今注目されている理由を
お話して行きます。
Webマーケティングにオウンドメディアが必要な5つの理由
オウンドメディアとは、ユーザーとの信頼関係を構築・ファン化し
他社と差別化を図る情報発信型自社コンテンツという解釈を僕はしています。
ここ数年でパソコンのみならず、スマホも爆発的に普及しインターネットに触れることが当たり前と化してきました。
それにより、消費者は購買・来店の前にネットで調べるという行動を起こすようになり
インターネット上に情報表示されない事が、大きなリスクとなっています。
ユーザーの行動の変化は、以下の図で表されている様に、購買(行動)の前に検索(比較される)というアクションが増えました。
出典:AISAS理論とは|IT用語辞典バイナリ
更に細分化されたAISCASモデルが今のインターネット時代のユーザー行動とされていますが、
情報発信されていない事がリスクであるという事はお分かりいただけると思います。
出典:AISCEASの法則とは|アンヴィコミュニケーションズ
そこで今注目されているのが、オウンドメディアです。
先にも述べたようにオウンドメディアとは、ユーザーとの信頼関係を構築・ファン化し
他社と差別化を図る情報発信型自社コンテンツです。
ここでは、具体的な5つの理由から、何故必要なのか
有るとどうなるのかという事をお話します。
広告をいちいち打たなくてもよくなる
ペイドメディアは、費用をかければかける程、露出が増えますので
認知の拡大や自社サイトへの集客が期待できます。
しかし、ユーザーが必ず強い関心を示すとは限らず
近年ですと類似したサービスや商品と比較検討する傾向が強く見られます。
そこで、必要になるのがユーザーと直接コミュニケーションを図り
長期的な信頼関係を築き上げる事です。
ユーザーにとって有益な情報を継続的に発信する事により、
自社の商品やサービスに興味を持ってもらい
ファンになってもらう事がオウンドメディアなら可能となります。
そうなると、毎回莫大な広告費をかける必要がなくなってきます。
ファン化につなげやすい
先に述べたように、広告だけでは比較検討の材料となり終わってしまうケースがあります。
そうならない為に今注目されているのがストーリー戦略です。
ストーリー戦略とは、ユーザーを引き付ける惹きつける長期的な情報の発信を通し
理解・共感・安心・期待といった体験価値をを共有。
信頼関係を深めることでユーザーをファン化させる戦略の事を言います。
代表的な例で言うと、スターバックスもこの戦略で業績をV時回復させてることで有名です。
オウンドメディアは自社メディアなので、柔軟性が必要なストーリー戦略に向いているのです。
潜在的なニーズを引き出し、ウォンツに変えてゆける
マーケティング業界で有名な例え話で「ドリルと穴」と言うお話があります。
ユーザーが求めているのは、穴であってドリルではありません。
調味料が欲しいわけではなく、よりおいしく料理を食べたいのも同じですね。
いくら良い商品でも、ユーザーにとってどう必要なのかが伝わらないと
ウォンツ(欲しい)に繋がりません。
そこで、先のオウンドメディアを活用したストーリー戦略を通し、ユーザーのニーズを引き出し
見込み客⇒顧客へと育ててゆくことがとても有効とされています。
情報が資産化してゆく
ペイドメディアは一時的な集客にはなりますが、あくまでも一過性のもになりがちです。
継続的に広告を打ち、コストがかさむというケースもよくありますが
他の媒体に依存し続ける事は、ユーザーがリピート化しずらいという弱点もあります。
これに対してオウンドメディアは発信した情報が蓄積してゆきますので
アクセスさえ集めればストーリー戦略に乗った情報をユーザーに
いつでも伝えることが可能な資産型のメディアとなります。
ペイドメディア・アーンドメディアとうまく繋げると集客後に、
ファンとして残ってもらう事が可能となります。
*将来的に自動化にも繋がります。
差別化を図れる
情報化社会において、一番の問題とも言えるのが差別化だと思います。
似た商品やサービスが多い場合、どうしても比較対象とされてしまいます。
ユーザー側から見ても、自分のニーズにどれが一番適しているのか
スペックなどの比較だけでは分からず、困ってしまうポイントでもあります。
そこで、必要なのが他社との差別化となるわけです。
オウンドメディアがあれば、ストーリー戦略を通して信頼関係を築きながら
他社との差別化を図ることが可能となります。
差別化が図れれば、無駄な価格競争に巻き込まれる必要もなくなります。
オウンドメディアはWebマーケティングにおいて、
差別化・コストカット・顧客のファン化・自動化の観点からも必要とされていることがお分かりいただけたと思います。
次は、そのオウンドメディアに適している媒体について、お話して行きます。
オウンドメディアにWordPressブログが適している10の理由
ここからは、オウンドメディアに適していると言われているWordPress(ワードプレス)についてお話して行きます。
まず、WordPress(ワードプレス)とは、無料で導入でき高機能、
高性能なブログを作成する事が出来るCMSと呼ばれるツールの名称です。
世界のトップ1000万ウェブサイトのうち、37%がCMSを使っており、
WordPressはその60%のシェア率と圧倒的な人気を博しています。(2014/5/25現在)
ユーザー数は今もなお増え続けていますが、これからお話する10の理由によりまさに適しているという事をお伝えします。
もしまだ持っていらっしゃらないのであれば、この記事を読み終わってからでも構築に取り掛かる事をお勧めします。
Googleが認めている!SEO(検索エンジン)に有利である
いくらオウンドメディアが良いとはいえ、アクセスが集まらないと意味がありません。
その為にはアクセスの流入元として世界一利用者数の多い検索エンジン、
Googleからのアクセスが来るように対策をとる必要がありますが
同社のSEOの専門家であるマット・カッツ氏が講演でこんなことをお話されています。
(SEOというのはSearch Engine Optimizationの略で
サーチエンジンの検索結果のページの表示順の上位に
自らのWebサイトが表示されるように工夫すること。
また、そのための技術やサービスの事をさします。)
“WordPress is a great choice
WordPress automatically solves a ton of SEO issues.
WordPress takes care of 80-90% of
(the mechanics of)
Search Engine Optimization (SEO)“(意訳)
“ワードプレスを選ぶことは、非常に良い選択です。
なぜなら、ワードプレスは、
SEOに関する多くの問題を自動的に解決してくれて
SEO(サーチエンジン最適化)の手法の80%~90%に
対応するように作られているからです。“
つまりは、世界最大手の検索サイトGoogleの検索結果のシステムの
代表者が「ワードプレスは良いよ!Googleも支持するよ!」
といっているって事なんですね。
Googleが推奨しているという事は、しっかりと構築してゆけば
継続的なアクセスが望めますので、ワードプレスを使わない手はないといえます。
アクセスと聞くと、
「利用者数が多いFacebookといったSNSはどうなんだろうか?」
と思われると思いますが、SNSはGoogleのサービスではない為
実は検索結果画面で上位表示されることがないんです。
この事からSNSは、一時的なアクセス集めのツールとして有効ではあるものの
継続的なアクセスを集めるには向いていないという事が言えます。
専用ソフト不要!誰でも今からでも構築が可能
ワードプレスは、インターネットエクスプローラーやGoogle ChromeといったWebブラウザとインターネット環境があれば誰でも構築が可能です。
*構築にはパソコンからの操作が必要です。
つまり、今からでも構築が可能なのでとっつき易く導入しやすい点が魅力の一つです。
また同時に余計なソフトの購入の必要もないので、コスト面でも優れていることがお分かりいただけると思います。
専門的な知識不要!自分で作る事が出来る!
この記事の最後でも構築マニュアルを配布していますが、
構築が従来のHTMLを使ったホームページ程難しくないという点も人気の理由の一つです。
大まかな流れは、
サーバーレンタル
↓
ドメイン取得と設定
↓
サーバーにインストール
↓
プラグインなどの初期設定
↓
テンプレートの当て込み
と、非常にシンプル。
情報発信・運営できる程度であれば、3日程度で構築が可能です。
詳しくはマニュアルやこちらの記事で解説していますので、是非参考にしていただければと思います。
⇒SEO対策もバッチリ!WordPressブログ構築講座 初心者完全マニュアル
*カスタムなどを行ったり、デザインにこだわるのであれば、専門知識が必要になりますので
そういう場合は費用対効果を加味して委託をお勧めします。
大幅なコストカット!小資金で製作できる
ホームページを作りたいと思い、委託した場合・・・企業向けですと数十万~数百万と言うのは当たり前ですが
そこまでの投資を行えないというケースは少なくないと思います。
実はコスト面でワードプレスは一般的なホームページと比べ圧倒的にコストパフォーマンスが高いんです。
自分で構築する場合であれば、サーバーとドメインの初期費用5,000円程度で構築の準備が出来てしまいます。
ビジネス用ですと、有料のテンプレートや画像素材をお勧めしますのがそれを入れても50,000円程度で十分です。
特に小規模ビジネスのオーナーであれば、ここはコストカットしたいところですので
少し時間をとって自分で作ってみるというのも一つ手だと思います。
*パソコンに強くない、インターネットに苦手意識があるという場合は無理して自分ではやらず
委託されることをお勧めいたします。
維持費が圧倒的に安い
よくある悩みの一つにランニングコストが挙げられます。
例えば、とある業界のホームページの場合、維持するだけで30,000円と言うお話を聞き驚いたことがありますが
維持費に無駄なコストをかけ過ぎているというケースが決して少なくありません。
ワードプレスも維持費はかかりますが、一番抑えた場合1月あたりのランニングコストは1,000円程度です。
*導入するシステムにより増額します。
つまりは、大幅なコストカットが構築後にも出来るので費用対効果が圧倒的に良いといえます。
Webショップもできる!どんなホームページにもできる
ワードプレスは非常に柔軟性に富んでいます。
ブログの様に記事を更新して情報発信を行うことは勿論ですが
Webショップの構築も可能です。
また、方法なテンプレートやプラグインといったプログラムが用意されているので
あなたのスタイルに合ったオウンドメディアの構築が可能です。
勿論専用のソフトはいりません。
複雑な操作不要!管理しやすい
一般的なホームページの場合、更新が手間であったり、複雑でよく分からないという事があります。
ワードプレスの場合、万人受けしやすい無料ブログの様にシンプルで分かりやすい管理画面の構成になっています。
更新の際にも専用のソフトもいらず、インターネット環境とWebブラウザさえあれば管理が可能です。
更新が楽!情報発信に強い
ワードプレスはWebブラウザから操作できるので、インターネット環境があれば、いつでもどこでも更新作業ができます。
PCからだけではなく、スマートフォンやタブレットからも更新作業ができるので、時間や場所を問いません。
*スマホ専用アプリも無料で配布されています
ここぞ!と言う時に瞬時に情報発信ができるのは、オウンドメディアの強みですが
ワードプレスはまさにその強みに向いているといえます。
レスポンシブ対応(スマホ表示対応)にできる
レスポンシブとはスマホ対応という事です。
Googleは2015年の4月19日より、スマホ対応されているサイトの重要性を説いています。
インターネットのアクセス元がスマホと言うケースが近年激増しており
サイトによっては70%以上がスマホからのアクセスと言うケースもありますが
スマホ対応されていないサイトは上位表示されなくなってしまいました。
*スマホから検索した場合の影響です。
一般的なホームページの大半が実はまだスマホ対応されていないのが現状ですが
これは逆にあなたの情報ページが上位表示されるチャンスと言えます。
ワードプレスであれば複雑な操作を行わなくても、自動的に閲覧者の環境に合わせた画面表示ができます。
⇒あなた損していませんか!?スマホ対策でアクセスと収益は○○%も変わる。
カスタム・変更がしやすくて柔軟性に富んでいる
ワードプレスは世界中にユーザーがいる為、様々なカスタムノウハウやプラグインと言ったプログラムやテンプレートが存在します。
細かいところまでカスタムしなければ、テンプレートとプラグインで対応が出来る為、専門的な知識がなくても
簡単にオウンドメディアをカスタムすることが可能。
様々なノウハウがインターネット上で公開されている為、手軽にカスタムが可能ができ
ユーザビリティー向上に即座に対応が出来るのです。
いつでも最新版。時代の流れについてゆける
ワードプレスは定期的にアップデートされています。
情報は無料公開されており、管理画面上で簡単に最新版にすることが出来ます。
つまりはいつでも最新版なので、Googleの仕様変更などインターネット上の最新の流れに常に対応することが出来ます。
この様に、Webマーケティングにおいて、オウンドメディアがいかに必要であり
ワードプレスがそのメディアとして適しているかという事がお分かりいただけたと思います。
パソコンの操作が苦ではなく、なるべくコストをかけたくない方は、この記事の最後で配布しているマニュアルを参考に構築を始めてみてください。
どうもパソコンの操作とか苦手で、そこは任せたい・・・と言う場合は、委託されると無駄な時間とお金をかけなくて済みますので、ご検討してみてください。
アーンドメディアであるSNS、Facebookの活用についてこちらで解説していますので、理解を深めるために併せてお読み下さい。
*アーンドメディアについては冒頭で少し触れています。