
この記事では、ブログを使ったSEOで仕事の受注や集客をしたい個人事業主や小規模ビジネスオーナーがこれから一体どんな情報を発信するべきなのか。
昨今のアルゴリズムやAIの進化をみながら考えてみました。その答えはカスタマージャーニーです!
こんにちは!来客メディアコンサルタントの佐藤旭です。
ビジネスをする上で案件の受注や集客は切り離すことが出来ません。
最終的にリピートや提携などでビジネスが回せるようになるのが理想的ですが、最初からそうは行きません。
そんな理想とする流れを作る上でもブログはかなりオススメ。
なぜなら、あなたのビジネスの情報をストックし、SEOを活用することで広く知ってもらえるきっかけ作りが出来るからです。
とは言え、昨今のSEOはアルゴリズムや仕様の劇的な変化により一筋縄では行かなくなりました。
では一体これからどんな事を発信するべきなのか。ここ近年の変化をおさらいしながら一緒に探ってゆきましょう!
目次
アルゴリズムの変化によって起こっていること
これは繰り返しになりますが、これまでは「ネット上に情報があれば」検索結果に掲載され、一定の集客・受注が出来ました。
ザックリと理由を挙げると、
- 情報が枯渇していた
- 情報発信するビジネスオーナーが少なかった(ライバル不在もしくは弱小)
- 規約などがゆるく、割と何でもありだった(ブラックハットSEOなど抜け道があった)
などがあります。
筆者である私がWeb業界に参入したのは2013年。
その頃はまだまだブログを使ったWeb集客への認知度は低く、私自身も「これは1位を獲れる」と確信し、そして1位にしてきた記事が無数にありました。
以下のデータは2013年12月から2021年7月までの日本国内における検索エンジンの利用率です。
→出典:Search Engine Market Share Japan Nov 2013 - July 2021
2011年からYahoo!がGoogleの検索技術を採用していますが、見ていただいての通り、Googleが一気に伸びていることが分かります。
これはそれだけGoogleを使ったSEO対策が活性化された裏付けとも言えるわけですね。
今や日本の検索エンジンはYahoo!を併せると、PCでは約97%が。スマホでは約99%がGoogleを使っています。
しかし、2016年頃のブロガーブームを皮切りに情報が爆発的に増え、そして「SEO対策にはコンテンツの質が大事だ」とされた時代でもあったので、今では当時とは比べ物にならないほどのクオリティーの記事が検索上位を占めるようになって行きました。
先のグラフでも、2016年から一気に伸びていることが分かりますね。
そんな中でキュレーションメディアのWELQ問題など、信憑性にかける・エビデンス(根拠)の無いコンテンツでもドメインパワーを活用して検索上位に掲載させる。
といった力技・人のコンテンツを勝手に自社コンテンツにするなど、倫理的に問題があっても勝ったもの勝ちみたいな流れも一時期はありました。
こうした問題は形を変え、今も複数あります。
とは言え、問題があるとそこにメスが入るのがGoogleで言うコアアップデート。
それにより、今では攻めたところで勝てる見込みがないキーワードが多数出てきてしまいました。
つまり、SEOの難易度が以前に比べ圧倒的に高くなってしまった訳です。
Googleは独自のAIを採用したアルゴリズムで回っていますが、「将来AIに仕事を奪われる」など暗い話もあります。
これはGoogleのSEOでも「このキーワードは攻略ができない」と言われることに近いのではないかと私は考えています。
しかし、こうした問題部分にばかり囚われてしまうと「自分のブログ本来の目的」を見失ってしまいます。
問題が起こると「やばい」と思考がネガティブになりがちですが、それでは活路を開く事ができません。
これまでのアルゴリズムや検索ニーズ変化を見てみて私は一つの結論を出してみました。
お互いに補い合うのが目指すべき姿ではないのか。
結局人は情報がないと生きて行けないので発信は絶対に廃れない
今やSNSも多様化し、「YouTubeがアツい」「Instagramがアツい」「twitterがアツい」「いや、Tik Tokだ」など様々な意見があります。
正直どれも正解ですが、一つ共通している事があります。
それは、いずれのユーザーも情報・コンテンツを探しているという事です。
つまり、何をするかよりも誰のどんなニーズに対する情報を発信するのか。
という事を忘れてしまうと何をやってもビジネスには繋がらない訳なんですね。
ここで話をSEOに戻しましょう。
SEOは確かに難易度が上がりました。
しかし、よくリサーチをしていると「難易度が高くなったキーワードは、お金に直結しやすいものに寄っている」事が分かりました。
実際、Googleはアップデートをする度にその内容を公式ブログで公表していますが、ここ数年で特に力が入っているのがまさにこれ。
ビジネスをしてゆくうえでお金に繋げることは死活問題です。
しかし、カスタマージャーニーという言葉があるように、人は購買行動に繋がるまでの行動・思考の流れがあります。
つまり、このカスタマージャーニーを自分のビジネスに置き換え、その流れで必要な情報を発信してゆくことが今後特に大切な事だと私は考えています。
AIはディープラーニングを繰り返し、どんどん賢くなってゆきます。
昨今のSEO対策は、いわばこのAIの動向を把握した上で好まれるコンテンツを作成・発信する事と言い換えることが出来ますが、お金に直結する情報は膨大な数のコンテンツとデータが既にあることから、狙ってゆきたくはありますが、今後ますます難しくなるはずです。
そこでキーワードになるのが、先に上げた「補い合うコンテンツの発信」になってきます。
「こんにちは。お店やってる!?」と、あなたのもとに来る方が、いきなり軒先にワープしてくるわけではありません。
人にしか作れないコンテンツこそSEO攻略の鍵になるのではないか
SF映画にあるように、もしかしたら近い将来、AIは人の感情も理解できるようになるかも知れません。
とは言え、それはあくまで収集したデータ上での話。
私は人はそんなに単純なものではないと思います。
結論がたとえ同じだとしても、底に至る経緯は千差万別。
時代が変われば、これまで気にしていなかったことが気になるようになったり、パターン化出来たとしても、細かくは違うのです。
だからこそ、「人にしか書けないこと。作れないもの」こそ今後のコンテンツで重宝されるものではないかと私は考えるようになりました。
つまり、
- 誰が
- 誰に対して
作ったものなのか。
これを具体化し、あくまで定めたユーザーに対してのみ発信するコンテンツが望ましい訳です。
事実、GoogleのAIは「新たな情報」を常に探し求めています。
逆を言うと、すでにある情報に対して評価をしてくれにくくなってしまっているんです。
だからこそ、あなたが誰に対してどんな経験・体験・検証結果やお客様の声・考えなどを伝えるコンテンツを作るのか。
これを実現することは、廃れることのない情報を求める人のニーズに対して応えられる理にかなった事になるわけですね!
とは言え、これだけではまだ不十分。
なぜなら、主語(コンテンツの主人公)が相手ではなく、自分になりがちだからです。
カスターマージャーニーを逆算してコンテンツを作ろう
まずはここまでの話で、SEO対策がうまく行かない方は、今すぐお金になるキーワードばかり攻めていないか。
今一度確認をしてみてください。
そして、あなたに仕事を受注してくれる、必要としてくれる検索ユーザーが底に至る流れをゴールから逆算してみてください。
可能であれば、既存顧客にここに至る経緯をヒアリングすると良いでしょう。
複数のヒアリングデータを集め、そこから「あなただけのカスタマージャーニーマップ」を作ってみましょう。
そしてその流れに沿ったコンテンツが足りているのか。
足りていないのであれば、それを補うことから始めてみましょう。
SEOでも特化したサイトは評価される傾向が強くあります。
あなたのビジネスのために、あなたのクライアントとなる方に目を向けたコンテンツを作ってみてください。
まとめ SEOを活用した集客・受注を目指すならカスタマージャーニーを知ろう!
以上が今回の話です。
まとめると、
- SEO攻略の難易度が上がっているが実はお金に直結するキーワードに寄っている傾向が強くある
- SEO攻略の鍵は「まだないコンテンツの発信」である
- そのコンテンツは、あなたのカスタマージャーニーに隠されている
というお話になります。
SEO対策はインデックスされてからが本番となります。
その為にも、まずはあなたのクライアントに向けたコンテンツ作りをしてみましょう!