
この記事では、起業家や個人事業主の方がブログ記事で一体どんな事をネタにするとよいのか。
よく自分の事を書けと言われても書けない、書いても反応がないという時に何をすればよいのか。
これまでの7年間での経験、クライアントの伸びる傾向からご紹介してゆきます。
こんにちは!来客メディアコンサルタントの佐藤旭です。
起業して個人でビジネスを回してゆくうえで欠かすことが出来ないのが「情報発信」。
分かりやすく言うとコンテンツを作り、発信しすることで自身のビジネスを知ってもらう機会を作ることです。
そしてその最終的な目的は仕事の受注です。
理想は紹介で回ることなのですが、多くの場合、コネなし金無し人脈なしでかなり孤立した状態から始まるので、情報化社会の今は「自分を見つけて貰う機会」を増やすことは必要可決だと言えます。
しかし、多くの場合「自動で回す」ことをばかりに目が行ってしまい、仕組みにばかり目が行き、コンテンツ作りが疎かになってしまいます。
では、そうならないために何をしたら良いのか。
おすすめの発信ネタについてお伝えしてゆきますので、読み終わった後「自分なら何がネタになるのか?」とメモに書き出していただければと思います。
目次
コンテンツの定義はあなた視点の情報で良い
まず、そもそも「コンテンツとは一体どんなもののことを指すのか?」と悩まれてしまうことが多いと思います。
コンテンツ=ネタになるのですが、よくあるのが「こうじゃないといけないのではないか」と縛ってしまうことです。
例えば、昨今のSEOマーケティングでいうと絞り込む・特化したものが評価され、好まれる傾向が強くあります。
特にブログの場合はSEOの恩恵を受けやすく、仕組みやしやすいことから、どうしてもこの流れに引っ張られがち。
でも私なりの結論を言うと、ルールは自分で決めて良いので極端な縛りを作らないことが何よりも大事です。
なぜなら、ことSEOにばかり目がゆくと、ノウハウ系ばかりに目が行ってしまうからです。
ノウハウ系は確かに一定のニーズが有ることからアクセスを集めやすいコンテンツの代表格ですが、実は一つ大きな落とし穴があります。
ノウハウ系では実は集客が難しくなっている
上述した理由、そしてコンテンツ化しやすいことから「何かあればノウハウ系」となるブログがほとんどです。
それ故に、同じ情報がWeb上に膨張しまくってしまうので、検索上位を狙うことが難しくなってきています。
そうすると次第に思考は「どうやったら検索1位を取れるのか」となって行きますが・・・。
冒頭でお伝えしたように、ゴールはあくまで仕事の受注なので、よほどの理由がない限りここに時間を割くべきではありません。
過去に私自身も同じことをしていたのですが、とある知事人「やたら親切なWikipedia」と言われ、ハッとしたことがあります。
ビジネスではなく、SEOに引っ張られてしまうと、必然的に求める情報が偏り、いつの間にか「検索上位のとり方を教える人」になってしまう。
もしくはSEOの情報に振り回されてしまう。・・・ということもあります。
これでビジネスが新たに生まれ、回るのなら良いのですが、大抵の場合は「これは目指していたことではない」と気付き、「じゃあ何をしたら良いのだろうか?と迷走してしまうんですね。
こういう方をこの7年間で数え切れないほど見てきました。
では、そうならない為に、何よりも自分のビジネスを回し、発展させてゆく為に、ブログでは一体どんな事をコンテンツとするのが良いのか。
私自身、そしてこれまでのクライアントの伸びる傾向から一つ答えが出ていますので、それをシェアします。
あなたのビジネスに関する経験や考えをまとめ・アウトプットするネタこそが一番ひかる
これはブログをやっている方であれば、一度は聞いたことがある話だと思います。
しかし、これをやっている方は殆どいません。
なぜなら、数値化されにくいからです。
SEOであればそれこそ、
- これで1位を取ればこのくらいのアクセスが見込める。
- アクセスの内訳からCV数が算出できるので概算が出せる。
と言った数値化が出来ます。
「特に日本人は数値化されたものを好む傾向がある」と海外で活躍される方の書籍を読むと度々出てくるのですが、私自身もそう思っています。
目標をとして明確なので数値を入れることはたしかに大切だと思います。
とは言え、数値化出来るものは競合が多く、故に差別化されにくいのも特徴としてあります。
そうなってくると、知名度などで逆立ちをしても勝てない企業に戦いを挑むのも同然。
生き残れなくなります。
個人の場合、「あなただから」と比較されずに指名されるのが理想形だと私は考えています。
これは事業が続いている方ほど、この傾向が強いことから間違いないと確信している要素の一つです。
以上のことから、あなた独自のコンテンツこそがこれからのWeb戦国自体を生き抜く上で大事なブログ戦略だと私は考えています。
しかし、「とは言え何を発信すれば・・・。」と悩んでしまいますよね。
そこで、私からのご提案。こんなことは書けないでしょうか?
- 自身が登壇したセミナーを補足する後日談
- 参加したセミナー・勉強会で得た学びを自分のビジネスに転用するアイディア
- 読んだ書籍や観た映画から着想を得て、自分なら・・・と転用するアイディア
- ノウハウを独自検証した結果とその過程についてのレポート
- 自分のビジネスで力になれそうだと思う方の投稿を元ネタとし、解決策を考えてみる
- 自分が済む地域の活性化を目的とし、自分のビジネスで貢献できるかアイディアを出してみる
- お客様の声やクライアントの成功事例の分析
- 作品のアーカイブ
- 「もし、こんな案件なら」と想定した作例
など・・・無数に出てきます。

特に学びのアウトプットは、知識を定着させる上でも効果があるので、クライアントがいないのであれば、インプットし、アウトプットをブログでする。というルーティンはかなりおすすめします。
ポイントはあなたのビジネスで縛ること
「自分の言葉でコンテンツを」という話をすると「もうやっている」という方は一定数います。
しかし、90%以上の確率で「それはただの日記ですよね」という事をやってしまっています。
この原因は、軸がビジネスにないことです。
繰り返しになりますが、ゴールは仕事の受注です。
ですので、軸がここにないと発信する意味そのものがブレてしまうので、書いても書いても何も起こらないのです。
最終的に「自分のビジネスなら」「自分がクライアントにするのなら」とゴールを必ず定めましょう。
要は一貫性をもたせると言うことです。
プライベートすぎることは、それこそSNSであなたの人柄を知ってもらうために投稿すると良いでしょう。
ただし、ネガティブな事には触れないこと。
ネガティブな話にはネガティブな意見を持つ方しか集まりません。
ビジネスはクライアントにポジティブな未来を提供する。
もしくはそこに到達するためのサポートをすることにあるわけですから、やはりポジティブな印象を残すものが好ましいです。

そうすることで、問題解決に意欲的であることもアピールできるかも知れませんね。
コンテンツはストックさせる事を前提に考える
これはブログ最大の強みであり、活用するべき最大のメリットと言えます。
以外に多いのが、SNSで長文で支持されていることを投稿しているにも関わらず、ブログでは何も触れないことです。
SEOの観点から言うと、確かに爆発的なアクセスが見込める記事では無いでしょう。
また、「記事にするほどのことではない」という方もいますが・・・私はそうは思いません。
「ブログはあなたの代わりの営業マンだ」と私はよくクライアントに伝えていますが、言い換えればデジタル化された分身です。
なので、あまりにも無機質であれば、かえって敷居を上げてしまう可能性があるのです。
ですので、あなたの発信した情報・投稿=コンテンツ捉え、それを補足したり、ブラッシュアップしたものをブログにストックし、SNSで支持してくれた方に対して「より深く知ってもらい関わり合う」事を目的としてしてみましょう。
実は先に何点か提案したネタは、特定の検索ニーズが有り、仕事に繋がることが分かっているものです。
自分にとってはアウトプットだとしても、「これをこう転用することが出来るのであれば・・・。」「この知識を持っている人に相談したかった」「この経験を求めていた」と、依頼先を探している方にとってかなり響くのです。

それを見つける上でもこうした発信とコンテンツのストックは役に立つんですよ!
ノウハウは全体の4割程度で十分
かつてはノウハウ系は全体の7割が理想だと言われていました。
しかし、ここまででお話してきたとおり、ノウハウで集客しにくくなってきたこと。
そして、何よりも「あなただから」と指名されるためには、ノウハウではない、ここまででお伝えしてきたことを全体の6〜7割を目安に書くのが良いと私は考えています。
これまでの7年間で、ノウハウを求める人はノウハウを渡り歩く傾向が非常に強くある事が分かりました。
ですので、ノウハウを満たすためのブログではなく、あなたのビジネスの事を知ってもらうためのブログとしての運用がこれからの時代はおすすめします。
まとめ 出し惜しみをせずに発信してみよう
という事でお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
抽象度が高い部分もありますが、「それを自分だったらどうするのか?」「自分のパターンなら」と転用することが何よりも大事です。
ノウハウが増えれば増えるだけ、パターン化して行きます。
SNSをみていても、「ああ、これコメント欄でメルマガフォームを掲載するパターンだな」と分かりますよね。
要は、型にはまりすぎると差別化ができなくなるのです。
ノウハウもたしかに大事ですが、最終的には「あなただから」とお仕事の受注につながること。
そして「あなたでよかった」とクライアントが喜んであなたに報酬を支払うことではないでしょうか。
Web戦国時代だからこそ、あなただから出来ることがなにか今一度考えてみてはいかがでしょうか!